仕事領域と人

: デンソーテンを知ったきっかけは、生まれて初めて観戦に行ったカーレースでした。そのレースで優勝したチームのスポンサーがデンソーテンだったので、とても強く印象に残りました。興味がわき、どのような会社なのかを調べたところ、ECLIPSEブランドで全国展開しているカーナビゲーションや自動車のエンジン制御を担う電子機器、クルマの安全性を向上させるためのミリ波レーダーなど、クルマに関するさまざまな分野の製品を手掛けていることを知りました。「この会社で働いてみたい！」と強く思ったことを今でも覚えています。

: 現在、ミリ波レーダーの先行開発から量産試作までの設計開発を行う部署に所属しています。その中で、私は新規開発したミリ波レーダーの電源回路および試作レーダーの評価を担当しています。設計書から評価項目を抽出し、お客さまの要求を満たし市場に出てからも信頼性を確保することができるかを評価することが主な仕事です。評価の内容は幅広く、専用の設備を用いてレーダーに大電圧を印加する耐性評価や、試作レーダーをテストコースへ持っていき、何メートルまでターゲットを検知するか確認する評価など、既存の評価だけでなく、必要に応じて新たな評価を追加し、柔軟に対応しています。

: やりがいは、現在自動車業界で注目されている「危険を検知して事故を未然に防ぐシステム」に関する仕事をしていることです。ミリ波レーダーは世界でも数社しか量産していないため、その開発に携われることは非常に貴重であり、また誇りも感じます。そして、世界を相手に仕事をしていると思うと、とてもモチベーションが上がります。また、実際に自分の携わった製品が取り付けられた車に乗ることは、なかなかできない体験なので、車が好きな人は本当にやりがいがあると思います。

: 明るく親切な社員が多く、働きやすいというのがデンソーテンの魅力だと思います。自部署、他部署を問わずどんなに忙しくても話を聞いてくれますし、上司ともコミュニケーションがとりやすいので、業務を円滑に進めることができます。また、社会貢献に関しても積極的で、社員全員で盛り上げていこうとする雰囲気があります。

: 若手が多く、明るく活発な職場だと感じています。一人ひとりが責任感を持って業務に取り組んでいます。また、面倒見が良い人が多く、業務で困っていることを相談すると、解決策を結論が出るまで一緒になって考えてくれます。

: 今は評価を中心に業務を行っていますが、今後は仕様決めや回路設計のウェイトを増やし、安心・安全なクルマ社会の基礎をつくっていきたいです。ミリ波レーダーは、高周波回路やアンテナ、認識処理などさまざまな要素が組み合わさって構成される製品。それらの知識を深めて、最終的には「レーダー開発のプロ」になりたいです。

: 好きなことや興味のあることに関連する職に就くというのが大事だと思います。好きなことや興味のあることならば、頭に入ってくるのも早いし、何よりも仕事をしていて楽しいです。厳しい就職状況のなか難しいことだとは思いますが、一度自分は何に興味があり、どんなことをしたいのか考えてみてください。「車が好き」という方や「世の中の役に立つものづくりがしたい」といった方がいれば、デンソーテンに入社することをお勧めします。一緒に働ける日を心待ちにしています。

森崇彰（もりたかあき）

森崇彰（もりたかあき）: 2011年入社
工学部情報工学科卒

学生時代はテニスと軽音楽の部活に熱中していた。現在はスノーボードを趣味とし、休日を利用して滑りを楽しんでいる。

2011年4月: 入社。ミリ波レーダーの量産開発（回路設計）を担当
2012年5月: 中津川へ転勤。ミリ波レーダーの先行開発（回路設計・評価）を担当

同期とスノボー旅行に行きました。あまりにも楽しくて、朝から夕方まで滑りっぱなしでした。おかげで次の日に酷い筋肉痛に襲われたのを今でも覚えています。