仕事領域と人

: 学生の頃、デンソーテンの3WEEKSインターンシップに参加しました。そのとき職場で指導をしてくださった先輩社員に仕事について伺ったのですが、目を輝かせながら仕事に対する想いや面白さ・やりがいを語ってくださいました。それがとても印象的で、こんなふうに私も誇りとやりがいを感じて仕事ができれば最高だと思い、入社を決めました。会社に音楽スタジオがあったり、毎月ライブがあったりとプライベートも充実できそうだったことも大きな決め手になりました。

: EMC評価（製品が妨害電磁波を出さないか、また妨害電磁波を受けても誤動作しないか）を行う部署で仕事をしています。その中で私は、設計部門に依頼された製品評価に関して、試験計画の妥当性をチェックする業務を担当しています。当社の製品は車載用製品であり、不具合があれば人の命に関わることもあるため、非常に高い品質が求められます。製品開発時には、予め製品ごとに評価方法・評価項目を試験計画書にまとめ、問題がないか顧客と確認・合意をとり、品質を担保しています。私は、その試験計画書が正しい内容か、実際に評価可能な内容かをチェックしています。また、新規製品の評価を行う際や、顧客から要望された際には、これまでにない新しい評価方法が必要になることがあります。そういった場合には、どのような評価方法が適切かという検証なども行っています。

: AE・VICT・CI・SSといった各事業部の設計部門と幅広く関わりを持って仕事ができ、人脈を増やすことができるところです。多いときには月に10件ほど評価依頼があり、さまざまな人と仕事をする機会があります。幅広い製品知識が必要となり苦労することもありますが、一つ一つ責任感を持って誠実に対応することでお互いの信頼関係を築くことができ、徐々に直接私に相談してもらえる機会が増えていくところにやりがいを感じます。また、検証実験も学ぶことが多く、おもしろさを感じます。「こんな結果になるのではないか」と仮説を立てても、実際は思っていた結果にならなかったり、予想していないところで問題が発生したりします。思うようにいかず大変な面もありますが、それぞれの事象を分析・考察することで、新たな知見を得られるところがこの仕事の面白味です。

: 若い意見をきちんと取り入れてくれるところです。今年、「製品単体だけでなく、実車に搭載した状態でも評価検証できる環境を構築すべき」と上司に提案した際、「やる気があるならやってみなさい」と言ってもらえました。今は、その提案がチーム全体の大きなミッションになりつつあり、評価を行うための実車の改造が進んでいます。さまざまな人がそれぞれの意見を言えることは、多くのアイデアを生み出せる大きな魅力だと思います。

: 私が所属する部署は、管理職が30代と若く、明るく活気のある職場です。上司は周りの状況をとてもよく気にかけてくださり、相談のしやすい空気をつくってくださいます。しっかり意見交換をしながら仕事ができるので、とても仕事がしやすいです。

: ただ単にお客様から言われた評価をやるのではなく、お客様に「こんな評価の方がいいのでは」と提案できる人になりたいです。そのために、EMCの知識をもっと深めていきたいと思います。EMCに関する資格の勉強をしているので、それを取得することが今の目標です。

: 私は情報系出身で現在の業務は完全に専門外でしたが、学生時代から評価実験関連の仕事がしたいと思っており、それを面接でしっかりアピールした結果、希望通りの仕事に就くことができました。情報系＝ソフト分野と決めつけられてしまう企業が多い中、私のやる気をくんで、希望通りの仕事をさせてもらえているので、デンソーテンを選んで本当によかったと思っています。「これがやりたい！」という強い想いがあれば、納得のいく就職活動ができると思います。大変だとは思いますが、頑張って下さい。

原田未貴（はらだみき）

原田未貴（はらだみき）: 2010年入社
情報理工学部知能情報学科卒

学生時代はスピーカー製作を行うサークルに所属。「やると決めたことは全力で楽しんでやる」というモットーで、プライベートではバンド活動、海外旅行に精を出している。

2010年4月: 入社。EMC 評価コンサルティングを担当

今年の7月に三宮でライブをしました。同期とバンドを組んでおり、定期的に音楽活動を行っています。バンド合宿を行ったり、おそろいのＴシャツを作ったりと、プライベートではまだまだ青春を楽しんでいます