仕事領域と人

: 学生の頃から自動車関係の仕事に就きたいと考えていました。また、音楽も好きだったので、車載部品を手掛けており、かつカーオーディオやホームオーディオなどの音響分野の製品づくりにも力を入れているデンソーテンを選びました。

: 主に自動車のエンジンの電子制御機器（EFI-ECU）の構造設計を担当しています。3D-CAD（CATIA）を用いたモデル及び図面の作成や、CAEによる強度解析などを行いながら、より安価な製品を目標に、関連部門と協力しつつ開発を進めています。また、他社に勝てる製品の開発に向けて、機構部品の海外生産によるコストダウンを検討したり、防水・放熱といった要素技術について他社製品のベンチマークを行うことによりさらなる品質向上を図ったり、幅広い視点で技術開発に取り組んでいます。

: 私は、主に燃料の燃焼効率を上げるために機能する、EFIなどの自動車用ECUの筐体部分を設計しているのですが、ECUは快適な走行をサポートするだけでなく、乗車する人たちの安全を守るという使命を持っています。万が一不具合を起こすようなことがあれば、エンジンがストップし事故につながる恐れもあるため、まさに安全に直結する部分です。それだけに、責任感とやりがいを感じています。

: 製品開発を行う上では、モノづくりをする前に設計上の課題をつぶしこむことと、また実際にモノを作って得られる結果が想定通りになっているか、予測していない問題が起こっていないか等を確認することが重要だと実感しています。デンソーテンの魅力は、設計段階で若手・ベテランが自由に意見を述べ、またできたモノを評価した結果、問題がないことをみんなで確認するなど、プロジェクトメンバー全員が参加ししっかりとしたプロセスで製品開発を進めていける職場環境にあると思います。

: 製品開発の段階で、将来にわたってより良い製品、より安価な製品をどのように作っていくかをみんなで考えています。その際、若手・ベテラン関係なく自由にアイデアを出しあって議論できる職場です。また業務以外でも、親睦会などが頻繁にあり、休日にゴルフや駅伝大会などに職場で参加するような親しみやすい職場です。

: 設計に携わる立場なので、新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。ベンチマークなどで自社にない技術や知識を吸収し、デンソーテンの得意な技術と組み合わせることによって、他社に勝てるような技術を開発していきたいです。他社にできることはデンソーテンにもできる、私たちはさらにその上を行く･･･、それくらいの気持ちで臨みたいと考えています。

: 実際の仕事では、決められた期間内に成果を挙げる能力が特に必要になってきます。今大学で携わっている研究テーマなどで、具体的な目標に対してスケジュール通り進めていくことを習慣にすれば、社会人になってからの考え方・動き方に対応しやすいと思います。

樫谷知憲（かしたにとものり）

樫谷知憲（かしたにとものり）: 2009年入社
工学研究科機械知能工学専攻

ゴルフ、スキューバダイビング、ドライブといったアクティブな趣味を持つ一方、モットーはなんと「質素倹約」。

2009年4月: 入社。パワートレイン系製品構造設計担当

職場の同僚と駅伝大会に参加しました。ゴール前のラストスパート時の写真です。