製造業で約15年間、生産管理や現場作業に従事。その経験を活かしつつ、より高いレベルの仕事にチャレンジできる環境を求めて転職活動を始める。かねてより興味のあった生産管理方式を実践しており、待遇や福利厚生にも魅力を感じたことから、2021年にデンソーテンへ。
CAREER SO FAR
現在の仕事内容を教えてください
部品管理を行う部署に所属し、現場班長として組立部品の入庫から検収、在庫管理、供給までを担当しています。私たちの職場ミッションは、「正しいものを」「正しい時間に」「正しい数量で」供給すること。部品の種類も数も膨大ですが、遅れや間違いがあってはなりません。次工程(お客様)にご迷惑をおかけしたり、誤組付などのミスが自動車を運転する際の事故やリコールにつながる可能性もあるからです。目視による作業は一切行いません。部品はすべてバーコードで管理・照合。万が一違うものを読み込んだ場合は即座にエラーが表示され、そのエラーは監督者にしか解除できない仕組みとなっています。
現場で作業するメンバーに対しては、正しい作業ができているかどうかの確認を「標準作業チェック」という形で毎日実施。また、一人ひとりに1日1回は必ず声をかけるなど、風通しの良い職場づくりにも尽力しています。

デンソーテンを選んだ理由を
教えてください
家電や自動車のプレス部品を製造する会社で約15年間、主に生産管理の仕事に従事していました。もともと好奇心旺盛な性格で、いつか新たな環境で自分を試してみたい、という想いを抱いていました。製造業で培った経験を活かしつつ、10年先、20年先の成長ビジョンを描くことができる、そんな会社を探していた時に縁あって当社と出会い、転職しました。
決め手となったのは、「カンバン方式」を実践している点です。国内外の製造業で広く採用されていますが、私自身は体験したことがありませんでした。「必要なものを必要な時に必要な分だけ生産する(ジャストインタイム)」というもので、ムダの削減や情報の共有などのメリットがあります。部品に関する様々な情報が記載されたカンバン(ラベル)に基づいて現場作業を行うのですが、私もすべてを理解できているわけではなく、まだまだ勉強中です。

転職して変わったことはありますか?
職場には責任感の強い人が多く、スキルやモチベーションも高いと感じます。私が到底思い付かないような改善を実現するなど、同じ部署の仲間には見習うべき点がたくさんあり、以前にも増して前向きな気持ちで仕事に取り組むようになりました。
交替勤務ははじめての経験で当初は不安もありましたが、すぐに慣れましたね。遅番の時は銀行や病院に行ったり、早番の時は保育園に子どもを迎えに行ったりと、かなり有効にプライベートの時間を使うことができます。また、買い物や旅行など自由に使える福利厚生ポイントが毎年付与されるなど、福利厚生の手厚さには驚きました。交替勤務手当や1分単位でカウントされる時間外勤務手当など、待遇面でも満足しています。

今後どんなことに
挑戦していきたいですか?
班長として目指しているのは、ともに高い目標に向かって突き進むことのできるチームづくりです。そのためには、まず私が一人ひとりのメンバーを理解すること、メンバーが作業について理解しやすいよう「伝える力」を身につけることが必要です。また、誰もが安心・安全に働ける環境づくり、誰もが話しやすい雰囲気づくりにも積極的に取り組んでいきたいと考えています。
所属部署の業務は生産体制の前工程と呼ばれる部分にあたるのですが、今後は後工程にもチャレンジし、全体像を把握できるようになりたいですね。より高度な知識やスキルを習得しなければなりませんが、当社は成長をバックアップする教育システムが充実している上、経験年数などに関係なく本人の熱意次第でどんどんキャリアアップを図ることができます。この恵まれた環境を活かして、貪欲にさらなる高みを目指していきたいと思います。

求職者へメッセージ
転職先の企業規模が大きいと人間関係をうまく築けるかどうかが不安になる、
という方もおられると思います。
じつは私もそう感じていた一人ですが、当社には面倒見の良い人が多く杞憂でした。
中津川は空気が本当においしく、いまだに夜には星空の美しさに感動します。
渋滞もないので車でのお出かけも快適ですよ。