当日の様子を紹介!
- 主催
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株式会社デンソーテン
- 参加団体
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神戸市小学生バレーボール連盟登録選手 40名
- 講師
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ひょうごシッティングバレーボール連盟
- 後援
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神戸市小学生バレーボール連盟
- 練習メニュー
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開会式・シッティングバレーボール体験(ウォーミングアップ・移動・円陣パス・スパイク・サーブ・ゲーム形式)・バレーボール教室(ウォーミングアップ・パス・強打レシーブ・3人レシーブ・スパイク・サーブ・ゲーム形式)・閉会式
今回のバレーボール教室は初参加の人も多く、集まったばかりの朝はみんな緊張気味。参加者の中にはなんと藤本監督のお子さんも。開会式では佐々木選手(イチ)と別宗選手(ジェイ)が一発芸を披露したり、障害者スポーツ交流館からのゲスト・パラスポキングの登場で緊張をほぐしてくれました。
午前中はひょうごシッティングバレーボール連盟の清水さんが司会、他の方々が講師役となってシッティングバレーボール体験を行いました。
まずは柔軟体操から。シッティングバレーボールは移動も座ったまま行うため、普段あまり意識していない股関節や手首に負担がかかります。
リレー形式でコートのエンドラインから床にお尻を着けて移動しながらネットにタッチして、そのままバック。遊び感覚でシッティングバレーの動きを体で覚えていきます。
移動を学んだ後は、チームで円になって座ったままのパス練習。自分も相手も座ったままボールをつなごうとすると、いつものバレーよりも繊細なボールタッチが要求されることに気づいたはず。パス練習もつないだ回数を数えることで、みんなのやる気を刺激します。多いチームはなんと165回もパスをつなぐことができました。


その後はスパイク練習とサーブ練習。なかなか練習中は上手くいかなかった人たちも、実践形式で試合を始めるとどんどん動きが良くなっていき、観覧していた保護者の皆さんも驚くほど。「初めてとは思えないくらい、みんな上手にプレーしてて良かったです」とお話いただきました。
シッティングバレー最後はひょうごシッティングバレー連盟の皆さんと保護者の方々による混合チームの対戦。「ママ、がんばって!」と応援が飛び交うなか、保護者の方々にもシッティングバレーを体験していただき、1セットながら盛り上がったゲームとなりました。
「障がいを持ちながらもバレーに打ち込み、楽しんでいる人がいます。でも、やっぱり健常者でも苦手なプレーがあるように、障がいの部位によってできないプレーや苦手なことがある。そういう苦手をコミュニケーションで他のメンバーにカバーしてもらって競技をするのがシッティングバレーです。今日体験したことを活かして、たくさんコミュニケーションを取って、いつものバレーボールも頑張ってほしいと思います」とひょうごシッティングバレー連盟の清水さんからの応援の言葉をいただいて午前の部を終えました。


小学生と選手みんなで一緒にお昼ごはんを食べ、午後からは立位でのバレーボール教室がスタート。シッティングバレー体験やお昼を経て、チームにも選手にもすっかり打ち解けた様子で練習が始まりました。
基礎となるオーバー、アンダーパスを練習した後は、強打レシーブ。今回のバレー教室は選手が一人ひとりに目が届く人数で開催したため、細かいポイントまでしっかり伝えることができました。
強打レシーブの後は3人レシーブ、スパイク、サーブ練習と続き、レッドフェニックスの選手たちが見本のプレーをするたびに真剣な眼差しで見つめる子どもたち。なかでも合間に行っていた、竹口GMと中谷選手(ゴウ)、別宗選手(ジェイ)、シッティングバレーボールの清水さんによる本気の3人レシーブを見ていた子どもたちは「強すぎる…」「レベルが違う」「カッコいい…」と圧倒されていたのが印象的でした。


練習の仕上げとして、実践形式での2セットマッチを行いました。レッドフェニックスの選手の先導もあって、1点を決めるたびに大きな声で喜ぶ子どもたち。ハイタッチをしたり、声を掛け合ったりと、最初は知っている友達同士だけで話していた人も最後はチーム一丸となって喜び合う姿に、子どもたちの成長の早さや順応性の高さを感じました。
閉会式では株式会社デンソーテン総務部黒田部長からの総評もあり、キャプテンの佐々木選手が「楽しかった人~?」と聞くと全員勢いよく手を挙げてくれました。
午前はシッティングバレー、午後からはいつもの立位のバレーボールと盛りだくさんな内容でしたが、みんながまた参加したいと言ってくれたのが嬉しかったです。大会優勝が大きな目的ですが、バレーボール教室を通じてバレーの楽しさを感じてもらうのもレッドフェニックスの大きな使命です。今後もレッドフェニックス主催のバレー教室を続けていく予定ですので、ご期待ください!

