当日の様子を紹介!
- 参加チーム
- 神戸市立太山寺中学校、神戸市立塩屋中学校、神戸市立垂水東中学校、神戸市立夢野中学校
- 講師
- ひょうごシッティングバレーボール連盟の皆さん 全74名
1日目はシッティングバレーの日。開会式を終えた後は、ひょうごシッティングバレーボール連盟の清水さんが司会となって、連盟の皆さんに実践してもらいながらシッティングバレー体験教室を行いました。シッティングバレーは座って競技するという以外は、立って行う6人制や9人制とプレー自体はそう変わりはないので、立位のバレーボール経験者なら比較的戸惑いなく始めることができます。しかし、実際にお尻を地面につけた状態で移動する、サーブする、レシーブするとなると、いかに普段自分たちが無意識に下半身も使ってバレーボールをプレーしていたのかを実感することとなります。股関節を意識した移動方法、立位に比べて移動できる範囲が狭い分チームプレーが重要になってくるため声掛けの大切さ、正確にボールをつなぐための指先の動きなどを実際に体を動かすことで学ぶことができ、シッティングバレーのむずかしさや面白さ、奥深さを感じてもらえたのではないでしょうか。


1日目午後からはシッティングバレー大会。4校総当たり戦で試合を行い、順位を決めて優勝を争います。レッドフェニックスの選手たちも審判をしながら、声を出して担当校を応援。最初は控えめだった子どもたちも、ゲームを進めるごとに声掛けの大切さに気づいて大きな声が出るように。最初は続かなかったラリーも続くようになり、最終戦ではみんなシッティングバレーが初めてとは思えない上達ぶりで、白熱した試合になりました。
そして、映えある第1回デンソーテン杯のシッティングバレー部門を制したのは塩屋中学校の皆さん!エキシビジョンマッチとして、ひょうごシッティングバレーボール連盟とレッドフェニックスの混合チームとの対戦を行いました。シッティングバレー経験者としても、大人としても負けられない混合チームですが、塩屋中学校の健闘が光り、ゲームは24-24のデュースに。最終的には28-26で混合チームが辛勝、大いに盛り上がりました。


2日目は6人制バレーの日。午前中はレッドフェニックスが講師となってバレーボール教室を行いました。これまで述べ1万人以上の小中学生にバレーボール教室を行ってきたレッドフェニックスの選手たちの腕の見せどころです。1校約15人の生徒にレッドフェニックスの選手が2~3人担当講師となって、プレーのコツをレクチャーしていきます。
初日のシッティングバレー体験を通じてすっかり打ち解けたこともあり、今日は朝から元気いっぱいの中学生たち。ゲーム感覚で楽しめるウォーミングアップを行った後は、パス、強打レシーブ、3人での連携、スパイク練習を行いました。竹口GMの強打にも果敢にチャレンジしていく生徒たちに大きな拍手が起きる場面も。ときには真剣に、ときには面白いレッドフェニックスの選手たちの指導で、午前中はあっという間に過ぎていきました。


2日目午後は6人制バレー大会。1日目と同じく4校総当たり戦で試合を行い、優勝チームを決めます。やはり普段プレーしている6人制バレーの対校試合ということで、中学生たちもより一層真剣ムードに。昨日同様、レッドフェニックスの選手たちも審判につきながら、担当したチームを応援します。初日で声を出すことの大切さを学び、1点入るごとに大きな声を上げて喜んで、失点しても声を掛け合うことで動きも良くなり、みんなのびのびとプレーできていたように思います。
最後は「選手たちと対戦してみたい!」という中学生のリクエストに応えて、レッドフェニックスが2チームに分かれて全校と1ゲーム対戦しました。普段行っているのは9人制バレーですが、高校、大学生まではみんな6人制で全国レベルを戦ってきた選手たちのプレーを試合で感じてもらえたのは、中学生にとっても大きな経験になったのではないでしょうか。
6人制バレーの部で優勝したのは夢野中学校。閉会式には株式会社デンソーテン米本社長らによる表彰式も行われました。シッティングバレーの部、6人制バレーの部と2日間にかけて行った「第1回デンソーテン杯」でしたが、シッティングバレーにも興味を持ったという声をたくさん聞くことができ、普段の部活動ももっと頑張りたいと言ってもらえたので、主催者としても開催できて本当に良かったと思います。次回はよりパワーアップして開催したいと思っているので、お楽しみに!



