JVA第94回全日本バレーボール選手権大会 9人制女子
- 日程
- 2025年11月22日-24日
- 会場
- アミノバリューホール(鳴門・大塚スポーツパーク)・YGKドーム(北島北公園総合体育館)
- 参加チーム(全38チーム)
-
●デンソーテンレッドフェニックス
●パナソニックブルーベルズ
●イビデンレグルス
●マツダクロス・ナイン
●鹿児島銀行レジオンウイングス
●パナソニック津アドバンス
●日田検診ホワイトドルフィン
●セイコーエプソン
●東広島選抜
●宮城教員クラブ
●東京東信用金庫ブルーラビッツ
●日本女子体育大学
●日本体育大学
●大町クラブ
●TMVC
●BraveAngels
●氷見クラブ
●静岡西部クラブ
●Earnest
●Space.G
●K2
●キャッツ
●KyotoFuture
●ユナイテッドAimable
●大阪シティ信用金庫スカイアイビス
●パナソニック大阪
●関西福祉大学ウェルフェアリーズII
●輝陽
●岡山SALIRE
●津山クラブ
●松山V
●松山青雲ジュピター
●PHOENIX
●高知フレンド
●大分銀行
●SIEG
●徳島市役所
●川島会
score sheet得点表
決勝
デンソーテン レッドフェニックス |
0 |
19-21
15-21
-
|
2 |
パナソニック ブルーベルズ |
準決勝
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-19
21-12
-
|
1 |
マツダ クロス・ナイン |
第2試合
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-10
21-9
-
|
0 |
東京東信用金庫 ブルーラビッツ |
第1試合
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-15
21-13
-
|
0 |
大阪シティ信用金庫 スカイアイビス |
23日の決勝トーナメントはアミノバリューホールで3面、YGKドームで1面、合計4コートで試合が進みます。シード権を獲得しているレッドフェニックスは4試合目の2回戦からの登場でしたが、前の3試合がすべてフルセットと白熱し大幅に遅れての試合開始となりました。対戦相手は組み合わせの妙もあり、1回戦の日田検診との九州対決を2-1で制した鹿児島銀行レジオンウイングス(鹿児島)。初戦からトップチーム同士の試合となりましたが、レッドフェニックスは落ち着いた立ち上がりで序盤からリードを奪います。開催地である徳島県出身の吉田選手や故障から回復するも大事を取った栗原選手に代わってスタメン起用となった西村選手の活躍によってリードを保ち、21-15で1セット目を先取。続く2セット目はペースが乱れてリードを許すも粘り強く攻撃につなげ、7-7と同点に追いつきます。その後は中谷選手のブロックポイントで逆転した後は好調の吉田選手の攻撃が次々と決まって大幅リード。最後は野上選手のブロックポイントで21-13とストレートで勝ち進みました。
3回戦の相手は東京東信用金庫ブルーラビッツ(東京)。昨年まではV9チャンプリーグでもよく対戦したチームですが今年対戦するのは初めて。平田選手のサービスエースもあり、序盤から大幅リードを奪い、1セット目を21-10で取ります。続く第2セットでも渡邊選手のサービスエースがあり、終始リードを保ちます。途中、交代した栗原、別宗、大賀選手らの活躍もあり、2セット目も21-9で完勝。準決勝に駒を進めます。
準決勝には昨年同様、デンソーテン レッドフェニックス(兵庫)、パナソニック ブルーベルズ(大阪)、イビデン レグルス(岐阜)、マツダ クロス・ナイン(広島)が順当に勝ち進みました。
レッドフェニックスの準決勝の相手はマツダ クロス・ナイン。第1セット、吉田選手の攻撃で先制するもすかさず同点にされ、序盤は一進一退の攻防に。抜け出したのはマツダ、ペースが崩れたレッドフェニックスは5-9と差を広げられ、藤本監督が早めにタイムを取ります。追いかけたいレッドフェニックスですが中盤もリードを奪われたまま10-15となり、2回目のタイムアウトを使い切ります。流れが変わったのは11-16、中谷選手の攻撃で1点を返すと相手のミスも重なり14-17と点差が縮まります。このまま反撃したいレッドフェニックス、粘り強くラリーを続けて攻撃につなげ、じわじわと迫ります。吉田選手のクロスで1点差とすると、相手のドリブルの反則で19-19と追いつきます。流れを掴んだレッドフェニックス、ピンチブロッカーに栗原選手を入れ、レフトに移動した西村選手が決めて逆転。最後は中谷選手のフェイントが決まり、21-19で1セット目を勝ち取りました。
続く2セット目も序盤は1点を争う攻防が続きますが、レッドフェニックスがじわじわとリードを奪います。西村選手のAクイック、吉田選手のストレートで8-5としてマツダが1回目のタイムアウト。その後も吉田選手の攻撃が次々と決まり、12-6とリードを広げます。15-6の場面ではキャプテン佐々木選手のライン際ギリギリを狙ったサーブが決まり、さらに栗原選手の高いブロックで点を重ねます。流れを掴んで離さないまま、最後は栗原選手のAクイックで21-12とし、決勝への切符を手に入れました。
決勝戦の相手はパナソニック ブルーベルズ。京阪神からのアクセスがいいということもあり応援も大勢駆けつけ、体育館には両チームへの熱い声援が響くなか試合開始。
第1セットは吉田選手が高い攻撃で先制。公式戦でも練習試合でも、幾度となく戦ってきた両者だけに一歩も譲らず、序盤から手に汗握る一進一退の攻防が続きます。取られては取り返すものの、なかなか連続得点ができないレッドフェニックス。11-11の同点の場面でオーバータイムスの反則を取られ、続く攻撃も惜しくもアウトとなり、わずかにリードを許したことで流れは相手チームに。藤本監督がタイムアウトを取るも流れは変わらず、14-18で再びタイムアウト。パナソニックのマッチポイントとなったところで吉田選手の攻撃から5点連続ポイントと猛追を見せますがあと一歩が届かず、19-21でセットを落とします。
後がない2セット目、先制したのはパナソニック。すかさずブロックポイントで同点とし、息を飲む長いラリーが続きます。互角の戦いが続くなか6-6の同点から3点連続得点を許してしまい、レッドフェニックスが1回目のタイムアウト。その後も流れを変えられず、じわじわと点差を広げられ8-13でタイムを使い切ります。高さと速さのある栗原選手、守備固めに別宗選手が入り、反撃したいレッドフェニックスでしたが、5点差が埋められず15-21で試合終了。0-2でパナソニックが勝利しました。
JVA第94回全日本バレーボール選手権大会 9人制女子は優勝パナソニックブルーベルズ、準優勝デンソーテンレッドフェニックス、3位イビデンレグルス、マツダクロス・ナインという結果で幕を閉じました。