当日の様子を紹介!
- 主催
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株式会社デンソーテン
- 後援
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神戸市小学生バレーボール連盟
- 講師
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ひょうごシッティングバレーボール連盟
- 協力
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兵庫県警
- 協賛
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ミズノ株式会社
- 参加
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神戸市内 小学生68名
- 練習メニュー
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開会式・座位バレーボール体験(ウォーミングアップ・移動・円陣パス・スパイク・サーブ・ゲーム形式)・バレーボール教室(ウォーミングアップ・パス・強打レシーブ・3人レシーブ・スパイク・サーブ・ゲーム形式)・閉会式
午前中は座位バレーボール体験会。床にお尻をつけた状態でプレーするバレーボールのことで、今年から正式名称が「シッティングバレーボール」から「座位バレーボール」に変更されました。夏季パラリンピックの競技にも採用されていて、身体に障害がある人も健常者も一緒になって楽しめるスポーツです。デンソーテンでもここ数年力を入れていて、レッドフェニックスは大会優勝経験もあるほど。
講師はひょうごシッティングバレーボール連盟の皆さん。まずはレッドフェニックスの選手と一緒に座位バレーボールがどんな競技なのかデモンストレーションを行って、小学生たちに知ってもらいます。
ボールを打つときだけでなく、移動も床にお尻をつけたまま行うため、準備運動では普段あまり意識していない股関節や手首などを重点的にほぐします。また、座ったままボールを取ろうとして後ろにひっくり返って頭を打たないように、後ろへの転び方の練習も学びました。


リレー形式で移動の練習をしたり、座ったままの円陣パス練習など、普段とは違う動きにみんな四苦八苦。動きが制限されるぶん丁寧なボールタッチを自然と意識できるので、いつものバレーボールにも役立ちます。
スパイク練習やサーブ練習を続けるなかで、ぐんぐんと上手くなっていく受講生たち。成長の早さに選手たちもびっくり。実践形式の試合では、サーブブロックでもできる座位バレーボールならではのルールでブロックポイントを決めると大喜びする姿も。
最後には上級者チームの優勝チームはレッドフェニックス・ひょうごシッティングバレーボール連盟と、初心者チームは観戦していた保護者の皆さんとのスペシャルマッチを楽しみました。
「いつもとは違うバレーでむずかしかったけど、みんなでできて楽しかった」「今まで知らなかったバレーボールができて良かった」と午前の部を大満足で終えました。


午後からはレッドフェニックスによるバレーボール教室。今回のアップはしっぽ取りゲームのアレンジ。ターゲットを1人決めて、ボールを囲んで手をつなぎます。鬼にターゲットをタッチされないようにみんなで協力しながら回るというゲーム。狭いスペースでできて、意外と白熱するのでアップに最適です。
基礎となるアンダーパスとオーバーパスの練習では、午前中の座位バレーボールで学んだ丁寧なボールタッチが役に立ったのか、皆上手にできていました。続く強打レシーブ、3人レシーブの練習では藤本監督のボール出しに臆することなく「やりたい!」と次々とチャレンジしていく子どもたち。個別練習では修練度に合わせて、低学年には選手が持つボールにタッチしたら素早く距離を取ってレシーブの体勢になる「タッチ&ゴー」で3人レシーブの感覚を養いました。
また、スパイク練習では中級・上級チームはセッターがボールを上げてスパイクを打つというように、より実践に近いかたちで練習を行いました。
最後は試合形式で今日1日の練習の成果を発揮。今回はいつも一緒にバレーボールをしているクラブチームとは違うメンバーでのチーム編成だったので新鮮だったのではないでしょうか。他校の友達ともすっかり仲良くなって、1点入れるたびにそれぞれのエールが飛び交う賑やかなゲームを楽しみました。




朝から夕方まで行ったバレーボール教室もいよいよ終盤。閉会式の前には別宗選手(ジェイ)と中谷選手(ゴウ)、児玉選手(ココ)が交通安全ポスターのモデルにもなった兵庫県警から自転車に乗るときのミニ交通安全講習も開催。
正しく被れたヘルメットはバレーをしてもずれない!とヘルメットを被った3人と兵庫県警の方が強打レシーブを披露。また、来年から導入される自転車による交通違反の青切符の反則金を佐々木選手(イチ)、大野選手(ハル)、大賀選手(ジィ)の3人の背番号で楽しく周知しました。
閉会式を終えた後はダウンをしながらの交流会。選手全員のサインがほしい!とコンプリートを目指す小学生に囲まれてサインをする選手たち。座位バレーボール、いつものバレーボール教室、交通安全講習会と盛りだくさんな一日となりましたが、最初から最後まで元気いっぱいに一生懸命バレーボールを楽しんでくれました。

