DENSO TEN

活動レポート

2025年7月19日-7月21日

第11回V9チャンプリーグ2025 神戸大会(セミファイナル)

2025年7月19日から21日にかけて、神戸市立中央体育館にて第11回V9チャンプリーグ2025神戸大会が開催されました。
Vチャンプリーグのセミファイナルとなる神戸大会では、これまでの試合結果を踏まえた順位付けを行い、上位と下位に4チームずつ分かれて総当たり戦を行います。レッドフェニックスは6勝1敗で2位通過、神戸大会ではマツダ、イビデン、パナソニックとの対戦となります。
今大会はデンソーテン レッドフェニックスの本拠地である神戸での開催とあって、デンソーテン社員の皆さんをはじめ、選手の家族やOG、バレーボール教室やシッティングバレーで一緒にプレーしたことのある地元の皆さんが応援に駆けつけてくださり、3日間とも客席の一面がチームカラーの赤一色となり、とても活気のある大会となりました。

第11回V9チャンプリーグ2025 神戸大会(セミファイナル)

日程
2025年7月19日-7月21日
会場
第11回V9チャンプリーグ2025 神戸大会(セミファイナル)
参加チーム
●デンソーテン レッドフェニックス
●パナソニック ブルーベルズ
●マツダ クロス・ナイン
●イビデン レグルス
●鹿児島銀行 レジオンウィングス
●パナソニック津 アドバンス
●日田検診 ホワイトドルフィン
●セイコーエプソン 女子バレー部
V9チャンプリーグとは
V9チャンプリーグは、9人制バレーボールの実業団大会である「櫻田記念」と9人制バレーボールのトップチームが競う「トップリーグ」を融合した大会です。トップチーム8団体によるファーストディビジョン、下位6団体によるセカンドディビジョンに分かれ、ファーストディビジョンではレギュラーラウンドで8チーム総当たり戦を行い、その結果を反映したセミファイナル、ファイナルトーナメントで優勝を賭けて戦います。2025年度はレギュラーラウンドを大垣、大阪、広島、都城で行い、セミファイナルを神戸、ファイナルトーナメントを塩尻で開催予定です。
VS マツダ クロス・ナイン
神戸大会1日目のレッドフェニックスの対戦相手はマツダX9(広島)。赤いTシャツを着たレッドフェニックスの大応援団の声が体育館に響きます。
1セット目は栗原選手の速攻でレッドフェニックスが先制すると、吉田・中谷選手の両サイドからの攻撃が立て続けに決まって5-2。栗原選手の速攻でも得点を重ねて、危なげない立ち上がりで序盤から大きくリードを奪います。13-7でマツダが2回目のタイムアウトを取るも、児玉選手の巧みなトス捌きで的を絞らせず、18-11とリードを保ったまま終盤に。連続得点を許すも、藤本監督がすかさずタイムアウトを取って一呼吸置き、流れを呼び戻します。中谷選手のブロックアウト、相手のオーバーネットを誘う吉田選手のリバウンドでマッチポイントとすると、最後は中谷選手の強烈なスパイクで21-15とし、レッドフェニックスが1セット目を取りました。

続く2セット目もレッドフェニックスが1点目を先取、続いて渡邊選手のサービスエースで上々の立ち上がり。吉田選手のサービスエースもあり、1セット目同様の安定したプレーで6-2と序盤からリードを広げます。多彩な攻撃陣が揃っているのも今期のレッドフェニックスの魅力、平田選手のツーアタック、野上選手のブロックポイント、渡邊選手の時間差と各選手が活躍を見せ、13-7と中盤もリードを保ちます。フェイクセットもある平田選手の活躍で20-11、最後は栗原選手の速攻で21-12とし、レッドフェニックスが2-0で勝利しました。

キャプテン/佐々木選手
今日は客席一面の赤いTシャツが目に入ってパワーをくださって、私たちも元気よくプレーできました。今日は神戸大会初戦だったので、「チームみんなで元気よくプレーしよう」ということで、まずは自分が大きい声を出して足を動かして頑張ろうと思いました。皆さんの応援がすごく聞こえてきて、本当に力になりました。ありがとうございます!
セッター/児玉選手
イチさん(佐々木選手)も言ってたように、「チームみんなで元気よくやっていこう」ということで、今日はそこがちゃんとできてたと思います。個人的にはレシーブの1本がちゃんと返ってきてたので、トスが上げやすくてありがたかったです。今日もたくさんの応援本当にありがとうございました!

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS マツダ クロス・ナイン

VS イビデン レグルス
2日目の対戦相手はイビデン レグルス(岐阜)。この日も約300人の赤い応援団がレッドフェニックスを応援します。
試合開始から長いラリーが続き、先制したのはイビデン。今大会から調子を上げてきたBチョン野上選手のスパイクで追いつくと、序盤は一進一退の攻防に。キャプテン佐々木選手のナイスレシーブでラリーを続け、相手のミスを誘い7-6で逆転すると、センターの野上、栗原、渡邊選手にボールを集めて10-7と差を広げます。12-8とじわじわと点差が広がる場面でイビデンがタイムアウトを取ります。その後もレッドフェニックスがリードをキープするも、18-16で2点差まで詰められて藤本監督がタイムアウト。仕切り直して栗原選手のBクイック、渡邊選手の時間差で20-16とします。再び2点差まで縮められるも、最後は栗原選手の速攻で21-18、レッドフェニックスが1セット目を取ります。

2セット目も序盤から長いラリーが続きます。4-4の同点から児玉選手のワンハンドバックトスを中谷選手が決めると、渡邊選手の時間差で7-5とし、レッドフェニックスが流れを掴みます。中谷選手のスパイクで10-8とし、森選手のサーブが続きます。イビデンが2回目のタイムアウトを取るも、森選手の対角線ギリギリを狙ったサービスエース、野上選手の攻撃や吉田選手のプッシュで6得点連取。終盤はリズムに乗ったレッドフェニックスが危なげない試合運びで、最後は吉田選手のクロスで21-12とし、レッドフェニックスが2-0で勝利しました。

アタッカー/渡邊選手
なかなかリズムに乗れず、ミスが出てしまって苦戦した場面もありましたが勝つことができて良かったです。自分が良かったというよりも、チーム全員がブロックポイントやブロックフォロー、レシーブなど、練習の成果が出ていたのは良かったと思います。明日はパナソニック戦、前回パナソニックさんには負けてしまいましたが、積み重ねてきたこと、やってきたことを信じて頑張ります!
アタッカー/野上選手
厳しい場面もありましたが、ストレートで勝ち抜くことができて良かったです。たくさんの方が応援に来てくださって、頑張ることができました。自分自身としては、レシーバーがしっかり上げてくれて、セッターも打ちやすいようにトスを上げてくれたので気持ちよくプレーすることができました。チーム全員に感謝してます!明日もチームみんなで頑張りますので、応援よろしくお願いします!

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS イビデン レグルス

7月19日・20日 キッズエスコートの小学生を対象にミニバレーボール教室を開催
V9チャンプリーグは毎試合の選手入場では地元のバレーボールチームによるキッズエスコートがあり、大会を盛り上げてくれます。神戸大会でもこれまでバレーボール教室に参加してくれた神戸の小学生クラブチームの皆さんが各日エスコートしてくれました。大会1日目、2日目にはエスコートしてくれたお礼として、全試合終了後にレッドフェニックスによるミニバレーボール教室を開催。1日目はマツダX9も参加し、大会のコートDJを務めるスマイリー園田さんも飛び入りで小学生たちと一緒にレシーブ。 両日ともパスと強打レシーブ、スパイク練習と約1時間ほどのバレーボール教室でしたが、近くで試合を観戦した後ということもあり、小学生のみんなも大喜びで教室に参加してくれました。

VS パナソニック ブルーベルズ
セミファイナル神戸大会最後の試合はやはりこの組み合わせ、レッドフェニックス対パナソニック ブルーベルズ(大阪)。最終戦には約500人の大応援団が駆けつけ、これまでにない大声援が体育館に響きます。
試合開始早々から長いラリーが続き、中谷選手のフェイントが相手のオーバーネットを誘ってレッドフェニックスが先制。手に汗握る長いラリーが続き、守護神・森選手のナイスレシーブが光ります。5-5の同点から抜け出したのはパナソニック。力みが出たのかダブルフォルトもあり、8-11と3点リードを許したところで藤本監督が1回目のタイムアウト。その後も流れは変わらず2回目のタイムを取り、中谷選手に代わり長身の西村選手をレフトに入れて吉田選手をライトに、児玉選手に代わり守備固めに別宗選手が入って平田選手がセッターにと藤本監督が大きく動きます。懸命に追いかけるも届かず、16-21で1セット目を落とします。

1セット終盤のメンバーのまま2セット目、西村選手のプッシュで先制。両者一歩も譲らない一進一退の攻防が続きます。6-6から平田選手のフェイクセットを栗原選手の速攻で決めると、相手のミスを誘ってレッドフェニックスが2点リード。児玉、平田、別宗選手とセッターの層が厚いのもチームの強み、平田選手のレシーブから別宗選手が上げて渡邊選手が決めて11-8とし、じわじわと差を広げます。パナソニックがタイムアウトを取るも流れは変わらず、栗原選手の速攻が決まって17-12。しかし、功を焦るとその隙を逃さないのがパナソニック、少しずつ点差を詰められ18-16まで迫られます。レシーブがアウトになる吉田選手の強烈なスパイクでマッチポイントとし、最後は西村選手のプッシュで21-19でレッドフェニックスが取り、勝敗は3セット目に持ち越されます。

勝負が決まる3セット目。決まったと思ってもなかなか決まらない、長いラリーが序盤から続き、客席も固唾を飲んで見守ります。5-5と両者譲らない同点からミスの少ないパナソニックが3連続得点。5-8と早い段階でタイムを取るも流れは変わらず、1セット目後半から得点を重ねていた両サイドが対応されて思うように点が取れません。7-10の場面で中谷選手が戻りますが、パナソニックの勢いを止めることができません。再び中谷選手と西村選手が交代。しかし、11-18と8点差まで広がってしまった差を埋めようと奮闘するも追いつかず14-21でセット終了。1-2でパナソニックが勝利しました。

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS パナソニック ブルーベルズ

藤本監督
デンソーテン社員の皆さま、応援団、選手のご家族、OG、バレー教室やシッティングバレーを通じて出会った皆さんと、本当に多くの方々に応援していただいて、最高の後押しとなった神戸大会でした。最後のパナソニック戦ではご期待に添えず残念な結果となってしまいましたが、この3日間の赤一色に染められた客席東側スタンドからの応援は選手たちの励みになりました。本当にどうもありがとうございました。
自分たちのミスからリズムを崩してしまう不安要素はまだありますが、V9チャンプリーグは塩尻大会のファイナルトーナメントで決まります。チーム全員で甘い部分を詰めて、長野に臨みます。引き続き応援のほど、よろしくお願いいたします。
2か月に渡った激闘の勝敗が決まる!V9チャンプリーグ長野大会へ。
セミファイナルの結果を受けて、現在は1位パナソニック ブルーベルズ、2位デンソーテン レッドフェニックス、3位イビデン レグルス、4位マツダ クロス・ナインが上位となっています。5月末に大垣大会から始まった第11回V9チャンプリーグも8月2日から始まる長野大会のファイナルトーナメントで頂点が決まります。
レッドフェニックスも優勝を目指して最後まで戦い抜きます。ぜひ大会会場、ライブ配信で選手たちを応援してください!
次回開催予定

V9チャンプリーグ ファイナルトーナメント
8月2-3日 長野大会(長野県塩尻市 ユメックスアリーナ)