当日の様子を紹介!
- 会場
- 大船渡市民体育館
- 参加チーム
- 小学生:世田米VBSS、サンドリーム、釜石ブルーウィング、住田アリスバレーボールクラブ
中学生:市立第一中学校
高校生:大船渡高校、大船渡東高校、大槌高校
合計約50名
- 練習メニュー
- [午前]開会式・ウォーミングアップ・パス(アンダーハンド、オーバーハンド)・レシーブ(オーバーカット、アンダーカット、3人レシーブ)
[午後]エキシビジョンマッチ(紅白戦・9人制の紹介)・午前中のおさらい・スパイク・サーブ・ゲーム形式・閉会式
体育館には「ありがとうRedPhoenix」「がんばれ!佐々木遥香先輩」と書かれた大きな横断幕があり、大船渡の皆さんが歓迎してくれているのが伝わります。開会式では藤枝修副市長の挨拶があり、昨年に引き続いて大船渡市公式キャラクターのおおふなトンもバレーボール教室に参加してくれました。
体とともに受講生の緊張をほぐすためのウォーミングアップは、恒例の氷鬼に加えて今回は言うこと一緒やること逆ゲームをしました。氷鬼は捕まったら凍るところまでは同じですが、タッチする代わりに他の人が凍っている人の足の間をくぐることで動けるようになります。言うこと一緒やること逆ゲームは、指導員の田中(サク)選手が言う「左右前後」と同じ言葉を言いながら逆の方向にジャンプするというゲーム。簡単にできるけれど、意外と混乱してむずかしく、間違える人も続出してウォーミングアップから盛り上がりました。


午前中はレシーブ練習を中心に行い、すべての基礎となるパス練習では担当選手が一人ひとりのフォームをしっかり見ながら「顎上がってるよ」「腕はこのくらいがいい感じ」と細かくアドバイス。
強打レシーブでは選手が見本を見せながら「指立てしたときの指、お腹の力の入れ具合がオーバーレシーブに似てるからやってみよう」と皆で実践しました。3人レシーブでは、ボールを触らない人もしっかり集中して動くことをレクチャーし、3人レシーブがまだむずかしい小学生低学年の受講生たちにはアタッカー役の選手の持つボールを受講生2人がタッチして素早く移動するタッチ&ゴーを行いました。


午後はレッドフェニックスによるエキジビジョンマッチからスタート。厳しいコースへの鋭いスパイクをスーパーレシーブで拾う佐々木選手に思わず拍手。藤本監督の解説で9人制のルールでの試合も披露し、ネットプレーやネットに平行に出すブロックなど、初めて見る9人制ならではのプレーに皆さん興味津々なのが印象的でした。普段、間近ではなかなか見ることができない実業団の真剣なプレーは受講生の皆さんの刺激になったのではないでしょうか。
その後はスパイクとサーブ練習。スパイクは、初心者にはトスと助走のタイミングがむずかしく、セッターとの呼吸が大切。大船渡は小中高と幅広い層の受講生がいるため、それぞれの練度に合わせて担当の選手が指導しました。


最後は、正式ルールでの試合がまだむずかしい小学生チームは全員参加でボールを落とさないようにラリーするゲーム形式で、中高生は通常のゲーム形式で対戦。1日の練習の成果を見せる場面、学んだことを意識しながら皆でバレーを楽しみました。ちょっとシャイな大船渡の受講生ですが、レッドフェニックスの選手が上手く盛り上げて、最後は失点しても前向きに、得点したら皆で喜ぶ姿がとても良かったです。
閉会式には参加してくれた選手をはじめ、大船渡の皆さんから大きな寄せ書きをいただくサプライズも。「楽しかった!」「また来てください!」「私たちも頑張るので、選手の皆さんも試合頑張って!」と嬉しい感想を聞くことができ、今年も大成功のバレーボール教室となりました。

