DENSO TEN

活動レポート

2025年3月29日-30日

第3回 デンソーテン杯

2025年3月29日から30日にかけて、デンソーテン体育館にて「第3回デンソーテン杯」を開催しました。第1回、2回は神戸市の中学生を対象に開催しましたが、今回参加してくれたのは神戸市内の小学生クラブチームの皆さん。
いつもバレーボール教室の後半にはその日の成果を確かめるべく試合形式でバレーボールをおこなっていますが、今回はバレー教室だけでなく試合の監督までレッドフェニックスの選手が担当します。
当日は1日各8チームずつ、2日間で合計140名の小学生が神戸市内から参加。過去に何度もデンソーテンのバレー教室に参加経験のある人も多く、両日とも朝から元気いっぱいで積極的に練習に取り組み、午後からも試合と応援に加えて、審判もしっかり務めてくれました。

当日の様子を紹介!

参加チーム(1日目)
井吹ブラック、西神戸JVC、垂水スターズ、垂水スターズB、成徳JVC、神和台、樫野オレンジ、高羽VBT29 全67名
(2日目)
出合ミッキーズ、出合ミッキーズB、伊川、若草ジュニア、長尾JVC、高羽VBT30、五位の池、湊JVC 全73名
デンソーテン杯
午前:バレーボール教室/ウォーミングアップ、パス(アンダー、オーバー)、強打レシーブ(アンダー、オーバー)、3人レシーブ、スパイク、サーブ、ダウン
午後:試合、優勝チームvsレッドフェニックス、選抜チームvsレッドフェニックス

2日間とも午前中はバレーボール教室。初めて参加するチームもありましたが、ウォーミングアップの段階から「私もやりたい!」「僕も!」とアクティブな神戸っ子たち。パスや強打レシーブのお手本もやってみたい人が多いながらも譲り合うこともできて、盛り上がりながらもスムーズに進行。
強打レシーブの姿勢を取ると大きく視線が移動してしまっていることが原因で上手くできない人には膝をついて目線を変えずにボールを返す練習、力が入りすぎて上手くできていない場合は「肩が上がって詰まってると上手くコントロールができないから、肩の力を抜いて」とアドバイスするなど、これまでのバレーボール教室の経験でそれぞれの習熟度に合わせて的確に指導する選手たち。
3人レシーブとスパイク練習の後には「練習を続けるとこういうプレーができるようになります」と選手たちによる見本も。厳しい打ち込みを拾うレシーブに、的確なトス、鋭いスパイクに「絶対取れない…」「上手いなあ」と真剣に見つめながらも感想を言い合う子どもたちの姿が印象的でした。お昼休みも選手たちとお昼ごはんを食べて交流を深め、後半の試合に備えます。

午後からはAB2つのコートに分かれてコートごとに総当たり戦を行い、それぞれの勝者で優勝決定戦を行います。低学年が多いチームや人数の少ないチームが勝つのは大変ですが、レッドフェニックスが少しだけ手伝ったり、父兄の皆さんと一緒に大きな声援を送るなどして楽しくプレーしている様子がうかがえました。
上手く動けない子にはキャプテンが「自分のボールやと思ったら、どんどん自分で取りに行こう!」と声をかけたり、負けていてもチームメイト同士で「まだやで!落ち着いていこう!」と盛り上げるなど、素敵な場面がたくさんありました。
1日目の決勝戦は井吹ブラックと高羽VBT29、2日目は出合ミッキーズと湊JVCが対戦。自分たちの試合が終わった他チームも観戦しながら応援し、白熱の試合が繰り広げられました。1日目は井吹ブラック、2日目は出合ミッキーズが優勝!井吹ブラックの監督は中谷(ゴウ)選手と新人の大賀(ジィ)選手、出合ミッキーズの監督も中谷選手と、中谷選手が率いる2チームが見事優勝!「もちろん元から皆が上手かったのもありますが、真剣に練習に取り組んでくれて嬉しかったです!」と中谷選手。

優勝のご褒美として、優勝チームとレッドフェニックスが対決し、レッドフェニックスは半分の3人で戦います。「これなら勝てるかも!」と思えるようなレッドフェニックスのプレーに優勝チームもスーパーレシーブが飛び出します。観戦している他の皆さんも大きな声でエールを送って盛り上げてくれました。
最後はAコート選抜チーム、Bコート選抜チームとレッドフェニックスが対戦。監督役の選手が1日のプレーを見ていて「いいな」と思った子を各チームから選んだ選抜チームです。今まで交流のなかった同世代の上手い人のプレーを近くで見たり、声を掛け合うことで、いつもとは違う経験ができたと思います。惜しくも優勝を逃したチームの人も「選手と対戦できる!」と喜んでくれました。
閉会式では恒例の「楽しかった人!」という質問にも全員が手を上げてくれて、第3回デンソーテン杯は終了。2日間とも笑顔の絶えない、盛り上がりをみせた大会となりました。次回のデンソーテン杯では、小学生の皆さんにもシッティングバレーの楽しさに触れてもらおうと思います!

楽しかった1日を振り返って

参加した小学生の感想
・午前中のバレーボール教室では、強打レシーブのときに股関節を意識するというのを聞いて、今まで意識したことがなかったけど、上手くできるようになったので嬉しかったです。他のチームの人たちと1日一緒に練習できて良かったです。
・レッドフェニックスの選手は優しくて、めっちゃ声を掛けてくれるので見ててくれるっていうのがわかって嬉しかった。上手いなあとは思ってたけど、対戦したらめっちゃ強かった。あんなふうにプレーできるようになりたいです。
・いろんな人が来てて楽しかったし、教室も試合も疲れたけど楽しかった。今日1日で改めて「もっと上手くなりたいな」と思いました。次もあるなら、絶対また参加したいです。
神戸市小学生バレーボール連盟理事長 荒川恭次さんのコメント
子どもたちが楽しそうにプレーしてるので何よりだと思いつつ、指導者としてはレッドフェニックスの皆さんに預けているので、1日何も言えないので若干やきもきした気持ちにもなったのではないでしょうか(笑)。6年生が卒業して、入学・卒業シーズンなので学校の体育館が使えない時期、子どもたちも体を動かしたいし、新体制に移行したばかりなので、すごく良いタイミングに開催してもらえて良かったです。選手の皆さんも監督までやられる経験はあまりないと思うので、双方に良い大会となったと思います。
西神戸JVC 前川浩史さんのコメント(デンソーテン 生産技術部第一生産技術室)
自分自身もずっと9人制バレーボールをやっていたので、竹口GMがいらした富士通やレッドフェニックスの強さは知っていたので、以前は気軽に話しかけられるような相手じゃないと思っていました。でも、下の子がバレーを始めた縁でお話しさせていただくことが増えて、同じ部署にいるイチ、ディ、ジェイの3人ともバレーを通じて親近感が増し、仕事の話も気兼ねなくできるようになりました。昨年の大阪で開催された全日本総合の試合の迫力がすごくてすっかりファンにもなりました。今日も子どもたちが楽しそうにプレーしていて本当に良かったです。ありがとうございました!
レッドフェニックスキャプテン 佐々木(イチ)選手のコメント
2日間お疲れ様でした!めちゃくちゃ楽しかったですね。今までバレー教室をたくさんやってきて、自分たちも教えることのむずかしさを感じつつも、ちょっとずつ上手くなってきている実感はあります。私たちが積み重ねていった経験で、また参加してくれるみんなが上手くなっていってくれると嬉しいです。
監督は選手みんな初めての経験だったのですが、たった1日とはいえ、朝から練習して「なかなか上手くできないなあ」と何度も練習していたサーブやスパイクが試合で上手くできたときにはちょっと泣きそうになるくらい嬉しくて…本当に楽しかったです。監督の大変さも感じつつ、私たちも選手としてこれからのシーズン頑張っていこうと思います!