当日の様子を紹介!
- 冬パラバレーボール選手大会とは
- パラバレーボール(座位)を通じて健常者との交流、相互理解を深めるとともに障がい者の健康と体力の維持増進を図ることを目的として実施しています。
[主催者:冬パラバレーボール選手権大会実行委員会]
- 参加チーム(順不同)
- 男子(12チーム)
台東スマイル・千葉パイレーツ・埼玉レッドビーズ坊主・パラだに浜松・京都おたべーず太郎・大阪アタッカーズ・広島STONES・SOUL(魂)・神戸学院大学附属高等学校男子バレーボール部・KOBE JETS・播磨キング・RED EGG
女子(13チーム)
東京プラネッツ女組・千葉レディースパイレーツ・埼玉レッドビーズ ヴィーナス・京都おたべーず花子・大阪アタッカーズ・メディカル・兵庫LSC・SOUL39・SOUL43・広島ROCKS・パラだに浜松・レッドフェニックス・ブラックフェニックス
優勝候補のチーム「レッドフェニックス」は佐々木キャプテン・平田・吉田・中谷・児玉・森選手、チーム「ブラックフェニックス」は西村・栗原・野上・田中・別宗選手と今期で引退を表明している藤井・兵頭選手が助っ人として参加。
1日目は予選として女子はそれぞれ「フ・ユ・パ・ラ」、男子はそれぞれ「ば・れ・ぼ・る」の各4リーグに分かれて対戦します。今年も関東をはじめ遠方からの参加も多く、男子はなんと高校生のバレーボール部も初参加、予選リーグから会場は活気に包まれました。


シッティングバレーボールはその名前のとおり、床に座ったまま行う6人制バレーボール。お尻が床から浮いた状態でボールに触れると「リフティング」という反則を取られます。初心者にとっては一番取られやすい反則ですが、最近はスムーズな試合進行のためにも「はっきりとしたリフティング」以外は反則を取らないのが主流なのだそう。テンポよく進んでいく試合ですが、レベルの高いチームが揃っているだけに予選からフルセットに及ぶ接戦が繰り広げられました。
1日目の予選リーグの結果は、レッドフェニックスが全勝で1位通過、ブラックフェニックスも全勝ながら得失点差で予選2位、レッドエッグは勝利こそなかったものの、昨年に比べて段違いに上達したプレーで健闘しました。


2日目は決勝トーナメントと順位決定戦。レッドフェニックスは東京プラネッツ女組と対戦し、2セット目は接戦となりましたが25-20とストレートで勝ち抜けます。ブラックフェニックスはSOUL39との対戦。昨年決勝でレッドフェニックスと優勝を争った強豪にブラックフェニックスは苦戦、1セット目を落としてしまいます。後がない2セット目もリードされる展開が続き、必死で追いかけるもあと一歩が及ばず、23-25と0-2でSOUL39が勝利。ブラックフェニックスはここで敗退となりました。
男子の部ではレッドエッグが順位決定戦として神戸学院大学附属高等学校男子バレーボール部と対戦。シッティングバレーは初心者という高校生ですが、普段は6人制バレーボールをしっかりプレーしている彼ら。対してレッドエッグは週に1度シッティングバレーの練習をしているとはいえ、普段はデスクワークの会社員。どちらに軍配が上がるか見ものでしたが、これまでシッティングバレーの練習を重ねてきたレッドエッグが勝利。竹口GMとハイタッチで勝利を喜びます。


レッドフェニックスは順調に勝ち進み、決勝戦は昨年と同じSOUL39との対戦に。1セット目からラリーの続く手に汗握る攻防が続きますが、抜け出したのはレッドフェニックス。13-8とリードすると、勢いそのままに点を重ねて25-17で1セット目を取ります。
流れに乗りたい2セット目、17-8とリードしている場面でレシーブに失敗すると流れがSOUL39に。17-14と一気に3点差まで詰められます。流れを断ち切りたいレッドフェニックスですが、SOUL39が粘り強いプレーでとうとうデュースに。最後はSOUL39が逆転し、24-26で勝負は振り出しに。
3セット目は15点マッチ、勢いにのったSOUL39の力強いプレーにあと一歩が及ばず6-15でレッドフェニックスは敗退。優勝はSOUL39となりました。「レッドフェニックスさんはやっぱり上手かったですが、今年こそは絶対優勝したかったので勝てて嬉しい」とSOUL39西家キャプテンに対して「めっちゃ悔しい!来年はまた絶対勝ちます」と佐々木キャプテン。
今年も白熱の今大会でしたが、男子はSOUL(魂)、女子はSOUL39と男女ともにSOULがダブル優勝という結果となりました。

