DENSO TEN

活動レポート

2024年12月21日-22日

レッドフェニックスは波乱ながらも奮闘し、準優勝。

2024年12月21日から22日にかけて、岐阜県大垣市総合体育館にて「第14回水の都杯9人制女子バレーボール選抜優勝大会」が開催されました。 大垣市バレーボール協会が主催する水の都杯は、全国から選ばれた全12チームが出場し、優勝をかけて戦います。公式大会ではないものの、9人制女子バレーボールのトップチームが揃い、シーズン最後の大会でもあるため、有終の美を飾ろうとどのチームも気合が入ります。 また、大会終了後の表彰式では、ベストレフェリー賞やチームマネージャーに贈られるベストサポート賞など、選手だけでなく大会に関わった人にもスポットが当たるのがローカル大会ならではの魅力です。

photo galleryフォトギャラリー

第14回水の都杯9人制女子バレーボール選抜優勝大会

日程
2024年12月21日-22日
会場
大垣市総合体育館
参加チーム(全12チーム)
●デンソーテン レッドフェニックス
●パナソニック ブルーベルズ
●マツダ クロス・ナイン
●イビデン レグルス
●東京女子体育大学
●鹿児島銀行 レジオンウィングス
●パナソニック津 アドバンス
●東京東信用金庫 ブルーラビッツ
●日本女子体育大学
●日本体育大学
●セイコーエプソン
●FINAL-K.

score sheet得点表

決勝
デンソーテン
レッドフェニックス
0 15-21
14-21
-
2 パナソニック
ブルーベルズ
準決勝
デンソーテン
レッドフェニックス
2 21-17
21-11
-
1 マツダ
クロス・ナイン
第3試合
デンソーテン
レッドフェニックス
2 21-17
21-11
-
0 パナソニック津
アドバンス
第2試合
デンソーテン
レッドフェニックス
2 21-15
21-10
-
0 鹿児島銀行
レジオンウィングス
第1試合
デンソーテン
レッドフェニックス
2 21-6
21-9
-
0 日本女子
体育大学

レッドフェニックスは今大会から主力の藤井・兵頭選手が引退となり、センターが大きく変わります。新体制で挑む試合となるはずでしたが、大会前に風邪が大流行。ウイルス性によるものではありませんでしたが、さらに2人の選手が風邪で不参加となり、チーム状況は万全とはいえない状況での参戦となりました。
大会1日目は開会式と予選・組別リーグ戦。レッドフェニックスはC組となり、日本女子体育大学(東京)と鹿児島銀行 レジオンウィングスとの対戦を行いました。
レッドフェニックスはチーム人数ギリギリの中ながらも、立ち上がりは上々。日本女子大学戦では21-6、21-9の2-0、続く鹿児島銀行戦も21-15、21-10とストレートで勝ち進め、予選リーグを1位通過で終え、2日目の決勝トーナメントに進みます。

2日目の決勝トーナメント初戦の対戦相手はパナソニック津 アドバンス(三重)。中盤までは互角の戦いでしたが、レッドフェニックスがブロックで12-11で抜け出した後は流れを引き寄せます。渡邊選手のパワフルなスパイク、サイドの吉田選手、中谷選手の活躍で18-13と引き離し、そのまま21-17で1セット目を取ります。
続く2セット目では中谷選手のサービスエースもあり、序盤から7-2とリードします。新センターの栗原選手のクイックも決まり、21-11で勝利。ストレートで勝ち上がります。

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS パナソニック津 アドバンス

準決勝は昨年の優勝チームであるマツダX9(広島)との対戦。序盤はパワフルなマツダにリードを許す展開となりますが、渡邊選手の時間差攻撃、別宗選手のサービスエースで逆転に成功。6-4の早い段階で相手陣営が動き、タイムアウトを取るも、勢いに乗ったレッドフェニックスが猛攻し11-5と差を広げます。児玉選手のトスワークが功を奏し、1セット目は21-11と快勝。
このままの流れでいきたい2セット目ですが、序盤はまたしてもマツダがリード。藤本監督も3-7と早い段階でタイムを取り、相手の流れを断ち切ります。栗原選手のブロックポイント、吉田選手のブロックアウトを狙った強打、渡辺選手のサービスエースで8-8と追いつきます。ここからは1点を争う戦い、終盤まで勝敗がわからない展開に。しかし、諦めないレッドフェニックス、吉田、渡邊、栗原の3枚ブロックで18-18と再び同点においつきます。最後は吉田選手が決めて21-19、拮抗した試合展開となりましたが、レッドフェニックスが2-0で勝利しました。

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS マツダX9

決勝戦の相手は、地元イビデンを1-2でくだして勝ち進んだパナソニック ブルーベルズ(大阪)。前回の全日本総合に引き続き、12月2回目となる対戦。前回と比較すると、レッドフェニックスは3人、パナソニックは2人が入れ替わった編成です。水の都杯も残すはこの一戦、特設のセンターコートでの試合に緊張感が走ります。
1本目から長いラリーが続きます。試合巧者のパナソニック相手に新レギュラー陣も奮闘しますが、隙のない相手チームにじわじわと引き離されていきます。11-16と4点差に広げられたところでレッドフェニックスがタイムアウト、兵頭選手から前衛にアドバイスが飛びます。渡邊選手の時間差と栗原選手のクイックで15-17と点差を詰めようとしたところで相手チームがタイムを取り、流れを断ち切られます。そのまま、追いつくことなく、15-21でセットを落とします。
切り替えたい2セット目、先制するもやはりじわじわと点数が広がる展開。少しのミスや焦りが失点につながるのがパナソニック戦の怖いところです。8-16とダブルスコアまで広げられ、追いつきたいレッドフェニックスですが、点差は縮まらず。奮闘するも14-21で敗れました。
大会はパナソニックブルーベルズが優勝、デンソーテンレッドフェニックスが準優勝。2024年のシーズンも幕を閉じました。

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS パナソニック ブルーベルズ

藤本監督コメント
これまで主力となりチームを引っ張ってきてくれた藤井と兵頭両選手の引退もあり、新たに挑む気持ちでの大会となりました。体調不良による欠員は想定外とはいえ、この季節にはよくあることです。レシーバーの佐々木が前を守るなど突発的な配置もあるなか、選手たちはよく頑張ってくれたと思います。決勝戦では敗れましたが、来シーズンに向けての課題や目標が具体的に見えた試合だったと思います。
今シーズンはたくさんの応援の中、全日本総合で優勝できたことがなによりの喜びでした。また、来期は新しいレッドフェニックスとなって、皆さんに楽しんでいただけるような試合、結果が残せるようチーム一同頑張っていきたいと思います。これからもご声援、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。
佐々木主将コメント
主力が欠けることは想定内だったので、今回は結果を求めるというよりは、自分たちが今できることを精一杯やろうということで挑む気持ちで岐阜に来ました。体調不良は本当に仕方がないことなので、そういったハプニングもプラスに変えられるようなチームでありたいと思いました。新編成で慣れない場面も多く、苦戦も覚悟していたのですが、マツダ戦では皆しっかりと動けていたし、決勝戦も負けはしましたがいいところもたくさんあったと思います。来年が楽しみだなと思える手応えを感じました。
今年は、引退する二人のためにも絶対に優勝したいという気持ちが強く、V9チャンプリーグでは果たせませんでしたが、全日本総合では優勝することができました。お疲れ様でしたという気持ちとともに、来年もまたチャンプリーグ優勝をめざして頑張りたいと思います。いつも応援ありがとうございます!