DENSO TEN

活動レポート

2024年12月8日

ひょうごスポーツ応援部主催「バレーボール交流会(小学生対象)」+親和女子高等学校 合同練習会

2024年12月8日、スポーツを頑張る兵庫の子どもたちをサポートするひょうごスポーツ応援部からのご依頼により、デンソーテン体育館にて小学生を対象とした「デンソーテン レッドフェニックス バレーボール交流会」を開催しました。また、午前中には親和女子高等学校バレーボール部との合同練習を開催。親和女子高等学校は春高バレーの兵庫県予選の決勝で惜しくも須磨ノ浦高等学校に敗れましたが、兵庫県2位の強豪校。今年9月に強化合宿に来たレッドフェニックスOG中村監督率いる西日本短期大学附属高等学校の合同練習を組んだ縁から今回の合同練習が実現。午後からの「バレーボール交流会」もお手伝いしてくれました。
この日はあいにく 第45回近畿小学生バレーボール選手権大会に加えてインフルエンザや風邪の流行もあり参加人数は15人と参加人数は少なめでしたが、そのぶん一人ひとりに担当選手をつけることができて、しっかりと教えることができました。

当日の様子を紹介!

【午前】親和女子高等学校バレーボール部との合同練習会
アップ・強打レシーブ・3人レシーブ・ポジション練習(ブロック・レシーブ・トス)・試合形式
【午後】デンソーテン レッドフェニックス バレーボール交流会
アップ・パス練習(アンダー・オーバー)・レシーブ練習・3人レシーブ・スパイク練習・サーブ練習・ゲーム形式

午前中は親和女子高等学校バレーボール部との合同練習。学校の強化クラブに選ばれ、寺口監督が指導を始めてから3年目にして県2位の成績を残した急成長著しいバレー部の皆さん。大学生と練習することはあっても、実業団とは初めてということで、最初は緊張気味でしたが真剣に取り組んでくれました。
練習のメインはレシーブとブロック。3人レシーブは普段の練習でも取り入れているものの、「ボールを出す人の動きを察知して素早く準備、次につながるようなボールを上げる」という竹口GMの指導は初めてだったそうで、すごく実践的で勉強になったと喜んでもらえました。
また、ポジション練習では、前衛の選手が主導となってブロック、藤本監督の正確な打ち込みによるサーブレシーブ、セッターは児玉選手とマンツーマンでトス練習しました。9人制と6人制で違う部分もありますが、レッドフェニックスの選手も学生時代には6人制のトップチームで活躍した選手ばかり。学生時代を思い出し、少しでも多くのことを学んでいって欲しいと頑張って指導にあたりました。
最後は試合形式で午前中の合同練習は終わり。半日と短い時間でしたが、お互いに良い影響を与え合えた充実した練習となりました。

午後からはひょうごスポーツ応援部主催の「デンソーテン レッドフェニックス バレーボール交流会」。公募した小学生を対象にしたバレーボール教室です。小さい子が多く、まだバレーボールを始めて日が浅い子たちがメイン。まずはボールに触れて楽しんでもらうことが大切だということで、今回はソフトバレーボール用のゴムボールも用意しました。これならボールを初めて触る子でも手も痛くならずに楽しくプレーできます。
なかには中学生と見紛うくらい上手な受講生もいて、少人数ながらも初心者から上級者までを同時に教える必要があるのが、バレー教室のむずかしいところ。どちらにも楽しんでもらうにはどうしたらいいか悩みましたが、親和女子高等学校の皆さんもお手伝いしてくれたことで一人ひとりに担当を付けることができ、個々の習熟度に合わせてじっくり教えることができました。
最後のゲーム形式では、コートを2つに分けて中級・上級者グループと初心者グループでそれぞれバレーボールを楽しみました。得点が決まるとそれぞれポーズを決めて喜ぶ子どもたちに指導側も自然と笑顔がこぼれます。
物怖じしない元気な子たちが多く、何をやるにも率先して参加してくれたのが印象的でした。親和女子高等学校バレーボール部の皆さんも子どもたちとの触れ合いを楽しんでくれたようで、終始笑顔と元気な声が絶えない教室となりました。

楽しかった1日を振り返って

親和女子高等学校バレーボール部 寺口朋孝監督
今日は一日、生徒はもちろんのこと、竹口GMや藤本監督とお話することができて私もすごく勉強になりました。生徒たちは若干緊張気味でしたが、実業団の選手と一緒にコートに立って、練習することでしかわからない技術、動き方、考え方があると思います。短い時間でしたが、それを感じることができた合同練習だったと思います。また、午後からの交流会では子どもたちと一緒にとても楽しそうな生徒たちが印象的でした。教えるむずかしさと楽しさを同時に学んでくれたと思います。
親和女子高等学校バレーボール部 キャプテン
私たちはまだプレーすることに一生懸命ですが、実業団の選手の皆さんはすべてに余裕があるというか、選手全員が人前でしっかりと話せて、的確に指導してくださるのが本当にすごいと感じました。私はセッターなので、午前中は児玉選手に見てもらったのですが、細かいところまで質問することができてとても勉強になりました。
私たちも春高バレー予選で2位になってから、周囲の目線が変わってきてプレッシャーも感じるようになってきました。レッドフェニックスの選手の皆さんのように振る舞えるよう目標を持って、今後も部活をがんばりたいと思います。
ひょうごスポーツ応援部 代表 近藤ひふみさん
小学生と中学生、それぞれ対象に定期的にバレーボール教室を開催しています。今回は初めてレッドフェニックスの皆さんに全面的におまかせすることができて、指導者側としても大変勉強になりました。選手それぞれが全員実践しながらここまで教えることができるチームは、他にはなかなかいないと思います。子どもたちもずっと楽しそうで夢中でボールを追いかけていて、保護者の皆さんもとても喜んでいました。神戸もサッカーやバスケットボールが盛り上がってきているので、バレーボールも負けたくない。今後も子どもたちのために一緒にバレーボール文化を育んでいければと思っています。
レッドフェニックス 中谷選手(ゴウ)
親和女子高等学校の皆さんは高校生、そして今年春高予選2位ということで飲み込みも早く、高度な練習ができて、一緒にプレーできて楽しかったです。小学生のみんなも、バレーボールを始めてすぐの子たちも多く、途中で飽きちゃうのでは…と思いましたが最後まで集中して練習してくれたので安心しました。バレー教室の最初と最後では見違えるくらい上手くなっていて、教えたことが最後の試合でできなかったときに「教えてもらったのに!」と悔しそうにしていたのが「覚えてくれてるんだ!」と嬉しくなりました。最後に「また来たい!参加したい!楽しかった!」と教えてくれて私たちも嬉しかったです。ぜひまた一緒にバレーボールをプレーしましょう!