DENSO TEN

活動レポート

2024年8月3-4日

決勝戦で惜しくも黒星、レッドフェニックス準優勝。

2024年8月3日から4日にかけて、東京都墨田区ひがしんアリーナにて第10回V9チャンプリーグ2024 FINAラウンド東京大会が開催されました。
6月の広島大会から始まったV9チャンプリーグもいよいよ決勝トーナメント。今大会で頂点が決まります。レッドフェニックスはこれまでのレギュラーリーグを6勝1敗とし、2位通過。パナソニック ブルーベルズの大会10連覇を阻止し、今大会こそ優勝すべく大会に臨みました。

第10回V9チャンプリーグ2024 FINAラウンド 東京大会

日程
2024年8月3-4日
会場
ひがしんアリーナ(東京都墨田区)
参加チーム
●デンソーテン レッドフェニックス
●パナソニック ブルーベルズ
●マツダ クロス・ナイン
●イビデン レグルス
●鹿児島銀行 レジオンウィングス
●パナソニック津 アドバンス
●東京東信用金庫 ブルーラビッツ
●東京女子体育大学
V9チャンプリーグとは
V9チャンプリーグは、9人制バレーボールの実業団大会である「櫻田記念」と9人制バレーボールのトップチームが競う「トップリーグ」を融合した大会です。レギュラーラウンドで8チーム総当たり戦を行い、その結果を反映したファイナルトーナメントで優勝を賭けて戦います。今シーズンは広島、大阪、鹿児島、帯広大会をレギュラーラウンドとし、ファイナルトーナメントは東京で開催予定です。
VS マツダ クロス・ナイン
東京ファイナルは負ければその時点で順位が決まる決勝トーナメント、開会式から緊張が高まります。レッドフェニックスの初戦の相手は3位通過のマツダ・クロスナイン(広島)。

まずはいつもどおり森選手のサーブからゲームがスタート。渡邊選手のスパイクでレッドフェニックスが先制。序盤は一進一退の攻防が続きます。抜け出したのはレッドフェニックス、渡邊選手のBクイックが決まると3点連取で9-6とし、マツダが1回目のタイムを取ります。流れを掴んだレッドフェニックス、粘り強いレシーブ陣からのチャンスボールと児玉選手の巧みなトスワークで的を絞らせず、着実に点数を重ねていきます。兵頭選手のブロックポイントで14-8としたところで、マツダの2回目のタイム。しかし、レッドフェニックスの好調は止まらず、サイド、センターからの攻撃が次々と決まり、最後は中谷選手の力強いスパイクが決まり21-12で1セット目を取ります。

2セット目もレッドフェニックスの好調が続きます。渡邊選手のパワフルなスパイクで先制すると、藤井選手のAクイック、兵頭選手のクロス、吉田選手のプッシュで4-0と好調な立ち上がり。その後も攻守ともに各選手ナイスプレーが飛び出し、渡邊選手のサービスエースで9-2とすると、流れを断ち切りたいマツダが2回目のタイムアウト。しかし、勢いが止まらないレッドフェニックス、相手に点数を与えないままゲームは終盤戦に。藤井選手のAクイックで19-5とすると、吉田選手から変わったレフトの西村選手がクロスに決めてセットポイント。最後は渡邊選手のスパイクで21-5、2-0でレッドフェニックスが勝利。決勝戦に駒を進めます。

アタッカー/藤井選手
相手も粘りがあって強いチームなので簡単に勝てる相手ではないと、しっかりとチームみんなで声を出しあって自分たちのバレーをして勝つことができました。自分が点を決められるのは、チームみんながしっかりとボールをつないでくれるからこそなので、決めることができて良かったです。
帯広大会での結果をもとに、今大会で優勝するために、ディフェンスを中心に今日まで練習してきました。東京まで多くの方が応援にきてくださって本当にありがとうございます。決勝戦も頑張りますので、引き続き応援よろしくおねがいします!

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS マツダ クロス・ナイン

大船渡・福島からも応援の声!
佐々木選手を大船渡アスリート応援団公認アスリートとして、街を挙げて応援してくださっている大船渡市から引屋敷努副市長が激励に駆けつけてくださいました。また、毎年レッドフェニックスが参加している復興支援バレーボール教室から、福島県相馬市の原町第一中学校の田中万紀子先生も応援に来てくださいました。
そのほか、デンソーテンの社員、父兄、OGの皆さん約60名の方々が会場に集まり、レッドフェニックスを応援していただきました。いつもありがとうございます!

VS パナソニック ブルーベルズ
いよいよ頂上決戦、対するはやはりパナソニック ブルーベルズ(大阪)。互いの応援団の声が会場に響き渡ります。吉本興業バレー芸人のさとゆりさんによる始球式を終えて、緊張の第1セット。パナソニックが先制するも、すかさず中谷選手が取り返します。緊張感の張り詰める立ち上がり、互いに一歩も譲らない手に汗握る一進一退の攻防が続き、なんと15点までほぼ同点のまま試合は後半戦に。わずかに抜け出したのはパナソニック、15-17となったところでレッドフェニックスが1回目のタイムアウト。追いつきたいレッドフェニックスでしたが、2点差がどうしても埋まらないままセットポイントを迎え、18-21でセットを落とします。

続く2セット目、兵頭選手の気迫の3連続得点、渡邊選手のブロックポイントで4-0と大きくリード。差を詰められそうになるも吉田選手の3枚ブロックを抜く力強いスパイク、佐々木選手のサービスエースで9-5とし、パナソニックが1回目のタイムアウト。3連続得点され、13-12となったところで藤本監督がすかさず1回目のタイムを取り、相手の流れを断ち切ります。13-13と追いつかれるも、長いラリーで粘り強くチャンスをつくり、再び16-13とリードを広げます。20-15と迎えたセットポイントでパナソニックが粘り2点差まで詰められたところで藤本監督が動き、2回目のタイムアウト。最後は兵頭選手の鋭いスパイクが決まり21-18で勝負を第3セットへと持ち込みます。

勝負が決まる3セット目、先制したのはパナソニック。すかさず藤井選手が取り返すも、リードを許してしまいます。じわじわとリードを広げられ、4-8で1回目のタイムアウト。追いかけたいレッドフェニックスですが、差を埋めることができないまま6-11でコートチェンジを迎えます。流れが変わらないまま7-13となったところで藤本監督、2回目のタイムアウト。どうにか追いつきたいレッドフェニックス、粘り強くラリーを続けますがなかなか決定打とならず、11-21で敗れました。
第10回V9チャンプリーグはパナソニック ブルーベルズが優勝。レッドフェニックスは惜しくも準優勝となりました。

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS パナソニック ブルーベルズ

総評/藤本監督
帯広大会で感じたディフェンス面の課題はこの2週間で改善し、勝つための準備はできていました。直前を含めてこの2ヶ月半、選手たちは厳しい練習にも耐えて、期待に応える活躍をしてくれたと思います。特に9人制に慣れるところから始まった新人たちも大きく成長して、トップチームの中で対等に戦える選手に育ってくれました。
それでもやはり、得点能力という部分でパナソニックさんには力及ばず負けてしまいました。あの場面でああしていれば、もう少しやりようがあったのではないかと己の采配を考えてしまいますが、それも含めてまだ足りないのだと思います。
絶対に勝つという思いで臨んだ今大会でしたので悔しさもひとしおですが、シーズン後半戦に向けて、また一から鍛え直したいと思います。ここまで応援くださった皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。次こそ勝利のご報告ができるよう頑張ってまいりますので、引き続き、応援をよろしくお願いいたします。