DENSO TEN

活動レポート

2024年7月13-15日

悔しくも一敗を喫し、レギュラーラウンド2位通過。

2024年7月13日から15日の3日間、北海道帯広市よつ葉アリーナ十勝にて第10回V9チャンプリーグ帯広大会が開催されました。
レギュラーラウンドも今大会で終了、帯広での試合結果次第で次回開催される東京でのファイナルトーナメントの組み合わせが決まる正念場とあって、激戦が予想されます。優勝を目指すレッドフェニックスも、連日マツダ、パナソニック、イビデンと気の抜けないライバルチームとの対戦に気合が入ります。
また、大会中には4チームが合同となって帯広市をはじめとする十勝の小学生を対象にしたバレーボール教室も2日間開催し、会場は連日盛り上がりをみせました。

第10回V9チャンプリーグ2024 帯広大会(レギュラーラウンド)

日程
2024年7月13-15日
会場
よつ葉アリーナ十勝(北海道)
参加チーム
●デンソーテン レッドフェニックス
●パナソニック ブルーベルズ
●マツダ クロス・ナイン
●イビデン レグルス
●鹿児島銀行 レジオンウィングス
●パナソニック津 アドバンス
●東京東信用金庫 ブルーラビッツ
●東京女子体育大学
V9チャンプリーグとは
V9チャンプリーグは、9人制バレーボールの実業団大会である「櫻田記念」と9人制バレーボールのトップチームが競う「トップリーグ」を融合した大会です。レギュラーラウンドで8チーム総当たり戦を行い、その結果を反映したファイナルトーナメントで優勝を賭けて戦います。今シーズンは広島、大阪、鹿児島、帯広大会をレギュラーラウンドとし、ファイナルトーナメントは東京で開催予定です。
VS マツダ クロス・ナイン
帯広大会初戦の対戦相手はマツダ クロス・ナイン(広島)。昨シーズン最後の大会である水の都杯優勝、今大会でもここまで負けなしの相手とあって、少しの油断もできない強豪です。

まずは吉田選手のブロックアウトで先制し、両サイドに散らした攻撃で良い立ち上がりを見せたレッドフェニックス。吉田選手のサービスエースで8-5としたところでマツダが1度目のタイムを取ります。じわじわと1点差に詰められるも、藤井選手のBクイックで相手の流れを断ち切り、15-12と3点差に戻します。後半戦もレッドフェニックスの流れが止まらず、平田選手のサービスエース、児玉選手の巧みなトス裁きが功を奏し、19-14とリードを広げます。ピンチブロッカーの栗原選手がすかさず決めて20-14。最後は中谷選手のブロックポイントで21-14とし、レッドフェニックスが1セット目を取ります。

続く2セット目はマツダが先制。リードを許すも粘り強いラリーを制して5-5と序盤で追いつきます。渡邊選手のクロス、森選手のスーパーファインレシーブが光り、7-5と逆転したところでマツダが1度目のタイムアウト。再び8-8と同点に戻され、長いラリーの続く攻防が中盤に続きます。抜け出したのはレッドフェニックス、藤井選手のBターン、兵頭選手のブロックポイント、佐々木選手のサービスエースと3点連取で14-11とし、再びマツダがタイムを取ります。終盤はこの3点差を保ったまま、最後はレフトからライトに移動したばかりの吉田選手が決めて21-18、ストレートでレッドフェニックスが勝ちました。

レシーバー/平田選手
序盤から厳しい戦いでしたが1点1点自分たちができることをやった結果が勝利につながった試合だったと思います。
自分としては今年からレシーバーに変わりましたが、チームの苦しい場面ではいろんなポジションでプレーすることになります。今試合ではチームが勝つために自分がやるべきことをやりきれたので、自信につながりました。
今後も1点を大切にしながらレッドフェニックスらしいプレーで戦っていきたいです。皆さんの応援が自分たちの力になっているので、今後の試合も応援をしっかりパワーに変えて頑張りたいと思います。ありがとうございました!

竹口GMの解説付き!試合の模様はこちらから

デンソーテン レッドフェニックス VS マツダ クロス・ナイン

VS パナソニック ブルーベルズ
2試合目の相手は王者パナソニック ブルーベルズ(大阪)。1セット目の序盤から相手チームの早い立ち上がりに苦戦するレッドフェニックスは0-6と大幅リードを許してしまいます。反撃したいレッドフェニックスは、藤井選手のクイック、レフトからの吉田選手の攻撃でじわじわと追い上げます。中盤では10-12と2点差まで詰めるも拮抗する実力差ではなかなか連続得点ができず、再び点差を広げられます。タイムアウトやメンバーチェンジなどで流れを引き寄せようとする藤本監督ですが、序盤に許したリードを埋められないまま14-21でセットを落とします。

切り替えたい2セット目、藤井選手の攻撃でレッドフェニックスが先制。兵頭選手の高さを生かした攻撃で5-3とするとブロックアウト、相手のドリブルで7-4と抜け出します。
吉田選手の攻撃が止まらず連続得点としたところで、パナソニックが13-9で2回目のタイムアウト。その後、2点差まで詰められて今度はレッドフェニックスがすかさずタイムを取り、相手の流れを断ち切ります。新人中谷選手の活躍が光り、後半戦は3点差を保ったまま終盤へ。相手チームのミスもあり、長いラリーを兵頭選手の速攻で決めてセットポイントを迎えます。最後はブロックアウトで21-16とし、フルセットに持ち込みます。

続く3セット目は両者一歩も譲らず、序盤から手に汗握る長いラリーとシーソーゲームが続きます。中盤、抜け出したのはレッドフェニックス。相手のサーブミスで7-6とした後、藤井選手と兵頭選手のセンターのコンビプレーが光り11-8でコートチェンジを迎えました。17-13とリードを保ったまま、勝負は終盤戦へ。ところが、勝ちを意識してしまったのか、攻撃の足が止まってしまったレッドフェニックス。相手チームの六車選手のサーブに翻弄され、まさかの8失点。17-21で、パナソニックブルーベルズに1-2で敗れました。

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デンソーテン レッドフェニックス VS パナソニック ブルーベルズ

VS イビデン レグルス
帯広大会最終戦はイビデン レグルス(岐阜)との対戦。序盤から一進一退の攻防が続きます。相手が先攻するなか、中谷選手のジャンプサーブで相手を崩して6-5と逆転します。中盤もシーソーゲームが続きますが、抜け出したのはイビデン。14-18とリードされ、苦しい展開が続きます。15-19と追い詰められるなか、反撃するも追いつくことはできず18-21でセットを落とします。

続く2セット目も相手が先攻するかたちで試合が進みますが、藤井選手の速攻から反撃を開始。6-6で追いつくと長いラリーを兵頭選手のワンタッチを狙ったアタックで逆転、流れを引き寄せます。西村選手のサービスエースで14-9としたところでイビデンがタイムを取ります。その後もレッドフェニックスの攻勢は止まらず、吉田選手のクロスで20-13とセットポイントを迎えます。最後は藤井選手のAクイックで21-15、レッドフェニックスがセットを取り返します。

流れに乗りたい3セット目、序盤こそ先攻を許すも早い段階で追いつき、レッドフェニックスらしいプレーを取り戻します。兵頭選手のブロックポイントで8-5としたところでイビデンがタイムアウト。長いラリーを制して11-6でコートチェンジ、ライト吉田選手の攻撃が止まらず12-6となったところでイビデンが再びタイムを取ります。後半も終始レッドフェニックスが余裕を保ったまま、最後は吉田選手のスパイクが相手を崩して21-14、2-1で勝利しました。

アタッカー/西村選手
パナソニック戦では悔しい結果となってしまったので、イビデン戦はしっかり勝っていいかたちで東京大会を迎えようと話して臨みました。1セット目は自分たちらしいバレーはできなかったんですけど、2セット目から切り替えることができました。
チームとしてもまだまだ課題があると思うんで、ここから2週間で目標に向けて調整して課題を解決して、東京大会に臨みたいと思います。絶対勝ち取るので、東京大会でも応援よろしくおねがいします!

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デンソーテン レッドフェニックス VS イビデン レグルス

レッドフェニックスはレギュラーラウンド2位。勝負は東京ファイナルへ。
パナソニック戦で惜しくも勝利を逃してしまったレッドフェニックスはV9チャンプリーグレギュラーラウンドを2位通過。東京大会でのファイナルトーナメントではマツダとの対戦から始まり、厳しい戦いとなりますが、「目指す頂点はただ一つ、日本一の栄冠のみ。one team . one goal .one champion」を胸にチームは勝負に挑みます。今後ともレッドフェニックスの活躍にご注目ください!
総評/藤本監督
パナソニック戦は2セット目はほぼパーフェクト、3セット目も中盤まではいい流れできていたので悔やまれますが、これも真剣勝負の結果です。どうしても2戦目の敗戦に注目してしまいますが、マツダ戦ではほぼ想定内の試合展開ができ、イビデン戦も調子が戻らないなかで良い場面はありました。今大会で課題も見えたので、東京ファイナルに備えます。
レッドフェニックスは気持ちだけでなく、実際に優勝できる実力が備わっているチーム。選手たちも勝利のストーリーは描けていると思うので、あとは実践あるのみです。ポジティブな気持ちで東京ファイナルでは、粘り強いレシーブから持ち味であるコンビバレーで点数につなげたい。
V9チャンプリーグもいよいよ次の東京大会で最後です。引き続き、応援をよろしくお願いいたします。
次回開催予定

V9チャンプリーグ ファイナルトーナメント
8月3-4日 東京大会(ひがしんアリーナ)