当日の様子を紹介!
- 冬パラバレーボール選手大会とは
- パラバレーボール(座位)を通じて健常者との交流、相互理解を深めるとともに障がい者の健康と体力の維持増進を図ることを目的として実施しています。
[主催者:冬パラバレーボール選手権大会実行委員会]
- 参加チーム(順不同)
- ・男子(14チーム)
台東スマイル・千葉パイレーツ・埼玉 アミー坊・鳴神舞・パラだに浜松・サーカス・京都おたべーず太郎・大阪アタッカーズ・KOBE JETS・富士通・RED EGG・播磨キング・SOUL(魂)・広島STONES
・女子(11チーム)
東京プラネッツ女組・千葉レディースパイレーツ・球酒玉会 埼玉レッドビーズ ヴィーナス・京都おたべーず花子・大阪アタッカーズ・レッドフェニックス・ブラックフェニックス・メディカル・兵庫LSC・SOUL(魂)・広島ROCKS
コロナ禍も明けたこともあり、今年はオリンピック・パラリンピックイヤーでもあることから過去最多数のパラバレーボール(座位)チームが集まった兵庫県立障害者スポーツ交流館。活気溢れる体育館のなか、レッドフェニックスチームは連覇を目指し、ブラックフェニックスは打倒レッドフェニックス、レッドエッグは公式戦初出場ということもあり「まずは1ゲーム10点取ること」を目標に予選リーグに臨みました。
パラバレーボール(座位)は健常者も障がい者も一緒になってプレーできるスポーツですが、第一線で活躍できる年齢の幅が広いのも大きな魅力。どのチームもレベルが高く、レッドフェニックス、ブラックフェニックスとも初戦はフルセットに及ぶ接戦に。


パラバレーボール(座位)はサーブのときからブロックができるため、サーブは高さを考えつつもアウトにならないように打たなければならないのでテクニックが求められます。9人制はボールが落ちにくく手に汗握るラリーが魅力ですが、サーブをドシャットで決めるブロック、ブロックを交わしてギリギリに入ったサービスポイントなど、初手から目が離せないパラバレーボール(座位)も違った見どころがあり、力が入ります。
1日目の予選リーグをレッドフェニックスチームは全勝で、ブラックフェニックスチームは1敗、レッドエッグは勝利こそしなかったものの目標は完全クリアで終えることができました。


2日目は決勝リーグと順位決定戦。トーナメント1戦目から今年もレッドフェニックスVSブラックフェニックスのデンソーテン対決になりました。レッドとブラック、どうやってチーム分けしたのかというと背番号が偶数と奇数によるものだそうで、昨年からさほどメンバーが変わっていないこともあり、やはり昨年優勝したレッドフェニックスに軍配が上がります。「やっぱり強かったですね…いつかリベンジしたいです」とはブラックのキャプテンを務めた栗原選手。
勝ち進んだレッドフェニックスは、1日目の予選リーグでブラックフェニックスを下した千葉レディースパイレーツとの対戦。1セット目は25-13でレッドフェニックスが勝利したものの、2セット目は相手チームに翻弄され、終盤猛攻するも23-25で勝負はフルセットに。最終セットは15-9でレッドフェニックスが決勝戦に駒を進めました。


予選リーグ1戦目で対戦したSOUL(魂)も勝ち進んでおり、決勝戦で再戦することに。予選リーグでの対戦でも25-23、14-25、15-12と接戦を制したレッドフェニックスでしたが、決勝戦でも多くの観客が見守るなか激しい戦いに。1セット目はレッドフェニックスが25-22で勝利し、2セット目は21-25でSOUL(魂)が勝利、1点が決まるたびに大きな歓声が起きます。お互いに譲れない3セット目、抜け出したのはレッドフェニックスでした。15-8で勝負が決まると、レギュラーシーズンでの勝利と同様に大喜びの選手たち。
男子優勝は大会4連覇の台東スマイル(東京)、女子優勝は2連覇のレッドフェニックスという結果で大会を終えました。

