第92回全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会
- 日程
- 2023年11月16日-19日
- 会場
- 広島県立総合体育館(広島グリーンアリーナ)
- 参加チーム(全36チーム)
- ●デンソーテン レッドフェニックス
●パナソニック ブルーベルズ
●マツダ クロス・ナイン
●イビデン レグルス
●東京女子体育大学
●鹿児島銀行 レジオンウィングス
●パナソニック津 アドバンス
●大阪シティ信用金庫 スカイアイビス
●東京東信用金庫 ブルーラビッツ
●所沢若松クラブ
●高崎第一病院クラブ
●日本女子体育大学
●日本体育大学
●セイコーエプソン
●松本市役所
●佐久総合病院
●Brave Angels
●氷見クラブ
●静岡西部クラブ
●Sfida
●K2
●キャッツ
●ボランチ
●Kyoto Future
●パナソニック大阪
●案山子倶楽部
●岡山 SALIRE
●輝陽
●岡山クラブ
●サーティーズ
●松山青雲ジュピター
●日田検診ホワイトドルフィン
●東広島選抜
●VC広島
●球友会
●広島国際大学クラブ
score sheet得点表
決勝
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
18-21
21-19
21-11
|
1 |
パナソニック ブルーベルズ |
準決勝
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
18-21
21-11
21-15
|
1 |
マツダ クロス・ナイン |
第2試合
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-10
21-10
-
|
0 |
パナソニック津 アドバンス |
第1試合
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-2
21-5
-
|
0 |
球友会 |
決勝トーナメント第2シードに配置されたレッドフェニックスは、第1試合の対戦相手である球友会(広島)に隙を見せない立ち上がりで点を与えず、21-2、21-5とストレートで勝ち進みます。
第2試合はパナソニック津アドバンス(三重)との対戦。序盤いきなり相手チームに6点先取され、藤本監督も思わずタイムアウト。その後、落ち着いたレッドフェニックスはなんと9連続得点、その後もいつも通りのプレーで危なげなく21-10と1セットを奪うと、続く2セット目も21-10で1日目を終えます。
2日目は勝ち進んだチーム4チームによる準決勝ということで、会場をメインアリーナからサブアリーナに移しての戦い。会場が狭くなったこともあり、ホームゲームであるマツダの応援が響きます。レッドフェニックスの準決勝の相手は、そんな大きな応援が追い風となっているマツダX9。
1セット目、序盤の流れはレッドフェニックス。しかし、マツダも負けじとじわじわと追いつかれ13-13で同点に追いつかれると、リバウンドに失敗して逆転を許してしまいます。そこからはシーソーゲームが続くも、マツダの勢いが止まらず18-21で1セット目を落としてしまいます。
続く2セット目もレッドフェニックスのリードにすぐに追いつくマツダ。先に抜け出したのはレッドフェニックス、兵頭選手の速攻で6-5とすると、平田選手のブロックで点差を広げます。12-8となったところで得点を表示するデジタル掲示板の不調で一時試合が止まるハプニングもありましたが、レッドフェニックスの流れは止まらず、攻撃もできるセッター平田選手の活躍が光り、21-11で2セット目を勝ち取ります。
互いに負けられない3セット目、序盤から手に汗握る1点を争う攻防が続き、10-11と拮抗する中でコートチェンジ。15-15からネット際の攻防を制したのはレッドフェニックス。粘り強くラリーを続けてしっかりとコンビバレーで攻めきります。最後は藤井選手が決めて21-15、2-1で決勝戦に勝ち進みます。


いよいよ最終決戦、相手はもちろんパナソニックブルーベルズ(大阪)。先制はレッドフェニックス二段トスからの渡邉選手の攻撃。すぐさま返され、冷静な相手チームの攻撃で4-7と点差を広げられます。詰めようと縋るレッドフェニックスですが、最後まで3点差を詰めることができず最後はオーバータイムスになってしまい、18-21で第1セットを落とします。
気合を入れ直して2セット目、序盤から互角の戦いが続きます。8-10とされたところで兵頭選手の高い速攻、相手チームのスパイクが外れて10-10と追いつき、兵頭選手のフェイントで11-10と抜き返します。再び一進一退の攻防が続きますが、森選手が粘り強くレシーブを続け、チャンスを作ります。抜け出したのはレッドフェニックス、藤井選手のブロックで16-14とし、相手チームがタイムアウトを取りますが、勢い止まらず19-15と点差を広げます。追いつかれそうになるも、ライト吉田選手の強力なスパイクが決まり20-18、最後はパナソニック側のオーバータイムスで21-19で勝負はフルセットへ。
応援席から熱い檄が飛ぶなか始まった3セット目、藤井選手の攻撃で先制。1点とわずかながらもリードを保ちつつ、粘り強いレッドフェニックスらしいプレーで優位に試合を進めていきます。渡邉選手、本田選手の攻撃が次々と決まり、11-8でコートチェンジ。完全に流れが傾いた終盤、センター藤井選手、兵頭選手のベテラン勢が次々と点を決めていきます。最後はレフト本田選手のオーバーネットを誘った攻撃でマッチポイントとし、最後は21-11、2-1でレッドフェニックスが優勝を勝ち取りました。