当日の様子を紹介!
午前中は各パラバレーボールの体験ということで、参加者全員で赤・白・青チームに分かれて「ふうせんバレーボール」「ローリングバレーボール」「卓球バレー」をローテーションでプレーしました。初めての人でもルールがわかれば、すぐにプレーできるのがパラバレーの大きな魅力。初参加で緊張気味だった中学生や小学生も始めて数分でバレーを通じてすっかり打ち解けることができました。
ふうせんバレーボール
鈴が入った大きな風船を使ったバレーボール。音が鳴るので視覚障がいの人もプレーでき、風船がゆるやかに動くので車椅子や年配の方でも安心してプレーすることができます。ルールはチーム6人全員が必ず1回ずつ風船にタッチして、10回以内に相手コートに返すこと。1人2回触れますが連続して触ることはできません。誰が風船に触ったか、声を掛け合いながらプレーするのがポイントなのですが、風船は少しの風でも動きが変わり、強く打っても思うようには飛ばないのがむずかしくて面白いところです。


ローリングバレーボール
バレーボール用のネットを床から約30cmまでの高さにして、ボールをネットの下に転がして競うのがローリングバレーボールです。前衛は床にお尻または両膝をつけた姿勢でプレーするので、重度の障がいがある人も参加することができます。後衛は立ってプレーしますが、下半身にボールが当たると反則です。長く浮いたボールを打っても反則になるのですが、やっぱり決めたい!と思うと力が入りすぎてしまうのがむずかしいところ。相手の隙間を狙ったり、相手に当てたりとコースを考えながらボールを打つのが面白い競技です。


卓球バレー
卓球台の上で鈴の入ったピンポン球を木の板でパスを回しながらバレーボールのように打ち合う競技です。基本的にはバレーボールのルールと同じで、パスは3回まで、ネットの下を通過させて相手コートに打ち返します。お尻が浮くと反則で、座って競技できるので子どもから高齢者、車椅子の人や視覚障害の人もみんなで楽しむことができます。軽いピンポン球はゆっくり始めてもラリーが続くと次第にスピードが上がっていき、白熱して思わずイスからお尻が浮いてしまうことも。卓球台の広さで1チーム6人でプレーできるのも魅力です。


ミニバレーボール教室
午後からはレッドフェニックスによるミニバレーボール教室。私たちが普段プレーしている立位のバレーボールの試合をするのはむずかしくても、バレーボールに触れて楽しんでもらいたいとオーバーパスやアンダーパス、強打レシーブを体験してもらいました。選手の強打レシーブを受けてみたいとチャレンジしてくれる人も多く、竹口GMの強打を受けた人には大きな拍手が上がる場面も。障害者スポーツ交流館職員の方もコスプレしながらも練習にしっかり参加してくれて、大いに盛り上げてくれました。


シッティングバレーボール
シッティングバレーボールとは床にお尻の一部を着けてプレーする競技です。夏季パラリンピック競技種目にも採用されています。下肢障がいや上肢切断の選手のために生まれたスポーツですが、国内大会では健常者でも参加することができます。レッドフェニックスがあるデンソーテン社内でも今年からシッティングバレーボールのチームが発足しました。この日は、兵庫LSC、メディカルというシッティングバレーチームの皆さんに動き方やコツを伝授してもらい、参加者全員で試合形式で体験しました。
最後は竹口GMの解説つきでレッドフェニックス対レッドフェニックスによるエキシビジョンマッチも。途中から四天王寺中学校や参加者の皆さんも混ざっての白熱した試合展開になり、熱気のあるフィナーレとなりました。

