DENSO TEN

活動レポート

2018年4月29-30日

第7回 福島県伊達市・相馬市 復興支援バレーボール教室

昨年に引き続き、デンソーテンとサンデン女子バレーボール部が協力し福島県伊達市と相馬市へ伺いました。自分たちの得意なバレーボールで何か復興支援ができないかとの思いで、毎年継続している活動です。同県での教室は今年で7回目になり、これまでの「復興支援バレーボール教室」には延べ1,000名に参加いただきました。
今回、伊達市では小学生と保護者約110名、相馬市では中学生約190名、総勢300名を対象にバレーボール教室を実施しました。会場には笑顔が溢れ、大いに盛り上がりました。

1日目(4/29)の様子を紹介
~ 伊達市バレーボール教室 ~

会場
富士通アイソテック株式会社 スポーツプラザ大アリーナ
参加チーム(スポーツ少年団省略)
国見ダイヤモンズ/柱沢/伊達バレー/粟野/月舘バレー/福沢/霊山ドリーム/保原バレー/醸芳 有志中学生/保護者
計 約110名

去年は中学生がメインでしたが、今年は大会と重なっていて参加できず・・・楽しみにされていたようですが日程が合わず残念でした。今回は主に地元のスポーツ少年団の子どもたちに参加していただきました。バレーボールを始めたばかりの子どもたちから上手にプレーをこなす高学年まで、レベルは様々。親子で参加された方も多く、バレーボールを通じて親子でコミュニケーションを図ることもできたようです。選手が「いくでー!」「いまのはあかんなぁ」など関西弁でアドバイスをすると、「何を言ってるのだろう?」とクエスチョンマークが頭に浮かんだような顔で選手を見上げている姿が非常に可愛らしく印象的でした。お昼は一緒にご飯を食べながら選手と色んな話に花を咲かせ、午後からはサンデンブルーエコアーズとエキシビションマッチを行ないました。「デンソーテンを応援してくれる人?」と質問すると担当していた子どもたちは「はーい!」と大きな声で返事をしてくれて、選手がスパイクを決めると「ナイスです! いいぞいいぞデンソーテン!頑張れ頑張れデンソーテン!」と自然と応援してくれました。小さな応援団が心強かったです!当日は25度を超える暑さとなりましたが、その暑さを吹き飛ばすぐらい元気と熱気が体育館に溢れていました。
準備してくださった富士通アイソテック・富士通アイソテック労働組合の皆さま、大変お世話になりありがとうございました!

古屋選手(キュウ)のコメント
今年も伊達市の皆さんと一緒にバレーボールが出来て嬉しかったです。私は保原男子を担当しましたが、みんな元気で積極的で楽 しい時間を過ごすことが出来ました!エキシビションマッチの時も一生懸命応援してくれたり、最後のゲームも外から大きな声を出して いたり。もちろんバレーボールは一生懸命取り組んでくれていましたが、あんな風に誰かのために一生懸命になれる伊達市の子どもた ちが素敵だなと感じた教室でした。復興支援として活動させてもらっていますが、バレーボールを通じて今回もたくさんの子どもたちと 出会いパワーをいただきました。これからもバレーボールを楽しんで頑張ってください(^^)私たちも伊達市の皆さんさんに良い報告が できるように頑張ります!ありがとうございました。

2日目(4/30)の様子を紹介
~ 相双地区バレーボール教室 ~

会場
尚英中学校体育館
参加チーム(中学校省略)
中学生男子:鹿島/尚英/向陽/磯部/石神/中村第一
中学生女子:鹿島/尚英/向陽/磯部/石神/原町第一/原町第二/中村第一/中村第二
計 約190名

相双地区の先生方からは「実業団の選手のウォーミングアップから練習に取り組む姿勢を見学してみたいです」とリクエストがあり、教室が始まる前にサンデンブルーエコアーズとのエキシビジョンマッチを行いました。ウォーミングアップ、ボールを追いかける姿、声の出し方などゲームに至るまでの経緯を学び、中学生は真剣なまなざしで観戦していました。「展開が速くてラリーがすごいです」「レシーブの粘りを真似してみたいです」などの感想をいただきました。教室にはなんと200名近くが参加され、2会場に分かれて開催しました。バレーボール初心者の中学1年生だった生徒もたくましく3年生になり、体もプレーも成長している姿を見ると感慨深いものがありました。
教室ではレシーブポジションの位置取りやボールの見方など、かなり細かいところまで踏み込んで指導に当たりました。最後には選手が混ざって試合を行い、中学生は必死にボールを追いかけラリーが続くと、「一緒に入ってやっていただけると、なんだか生徒が上手になったように見えます(笑)」と先生方のテンションもヒートアップしていました。
中学生からは素敵なメッセージが込められているボードをいただきました。いつもありがとうございます!
相双地区の皆さんとの出逢いは私たちにとっても宝物であります。いつか相双地区からデンソーテンに入ってくる選手が来ることを楽しみにしています。

参加者のコメント
・選手の皆さんがとても優しく、丁寧に教えてくださったおかげで、バレーボールがもっと好きになりました。
・何度も練習しているうちに出来るようになって嬉しかったです。
・皆さんの試合を見て「すごいかっこいい」と思いました。
・自分の欠点を注意してくださり、レシーブを受けることに自信がつきました。
・皆さんと一緒にプレーした試合はすごく楽しくて、改めてバレーってこんなに楽しいんだと感じることができました。
・来年も楽しみにしています。デンソーテンを応援しています!
高橋選手(ナミ)のコメント
私自身この復興支援バレーボール教室は2回目の参加となります。昨年受講してくれた中学生が今年も受講していて、1年間での成長が見られとても嬉しかったです。練習中は、みんなとても元気がよく積極的に練習にも取り組んでくれて、私たちももっと頑張らないと!という気持ちになりました。最後に中学生と混ざって試合を行ないましたが、これもまたすごい盛り上がりで。ラリーが続くと試合に出ている人はもちろん、外で見ている私たちも楽しませてもらいました。相双地区の皆さんに会うと元気やパワーがもらえます。また来年もみなさんに会えることを楽しみにお互い頑張りましょう!