富士通テン社内にあるスタジオf(フォルテ)でレコーディングされたCDを紹介しています。
2011年以降のレコーディングについては、富士通テンが運営する音楽情報サイト「KOBEjazz.jp」をご覧ください。
http://kobejazz.jp/recording_report/
リリース日/
2010年10月
市川ちあき
Vocal/市川ちあき、Piano/石川 武司、Bass/荒玉 哲郎、Drums/高野 正明
卓越した英語力と伸びのあるパワフル&ナチュラルな歌声に定評のあるジャズシンガー、市川ちあきさんが、デビュー10年目という節目を迎えてセカンドアルバムをリリースしました。ラジオアナウンサー、英語通訳者という経歴を持つ市川さんは、発音や歌の正確さ、表現力、フィーリングを高く評価され、2007年には神戸ジャズヴォーカルクィーンコンテストで準グランプリを受賞した実力の持ち主です。
■全曲ピアノの石川さんの編曲により、新鮮に生まれ変わったスタンダードな楽曲に、市川さんの安定した歌唱力と表現力が映え、全編にわたり市川さんらしさが味わえるものとなりました。聴きどころはもちろん全曲ですが、1曲目のイントロでは さながらオーケストラの冒頭のチューニングを思わせるアレンジで
「何が始まるんだろう・・・」という期待感に包まれ、一気に楽曲の中の世界に引き込まれていく感覚です。また、全体の音としてはスタジオの響きが感じられ、音の立体感や透明感が市川さんの伸びのあるボーカルをいっそう引き立てています。
リリース日/
2010年8月
GINGERBREAD BOYS
Bass/権上 康志、Trumpet/横尾 昌二郎、AltSax/浅井 良将、Piano/大友 孝彰、Drums/齋藤 洋平
GINGERBREAD BOYSは、関西の若手を代表する5人のミュージシャンで結成されたジャズバンド。「全員が音楽監督で、リーダーシップを発揮し、それぞれのオリジナル曲、バンドアレンジのスタンダードを通じてバンドサウンドを追及すること」をコンセプトに、関西のライブハウスやフェスティバルなどを中心に精力的に活動されています。
■バンド名と同タイトルの1stアルバム「GINGERBREAD BOYS」は全8曲中7曲がメンバー自身によるオリジナル曲集。基本に忠実なバップの流れを汲み、どこか耳障りの良い懐かしい感じを醸し出しながらも新鮮なフレーズが次々と耳に飛び込み、最終トラックまでその雰囲気を一気に聴きたくなる現代ハードバップアルバムです。
リリース日/
2010年6月
魚谷のぶまさTRIO
Bass,Vocal/魚谷 のぶまさ、Piano,Vocal/高岡 正人、Guitar,Vocal/能勢 英史、Guest Vocal/古田てるみ
関西イチのビジュアル系?と自負する魚谷のぶまさトリオの第三弾が、いよいよ発売になりました。前作発売から3年ぶりの力作です。ジャケットを見て「このCDほんまにJAZZ?」と思われる方は多いと思います。でもこのCDはれっきとしたJAZZアルバムです。(このコメディータッチのジャケットも3作目です)ジャケット写真は、時代劇撮影で有名な、あの太秦映画村でメイクをし、撮影セットを借りて撮影した力作です。収録曲の仕上がりも最高。トリオ結成から10年になる気心知れたメンバーで繰り出す音は、一音聴けば魚谷ワールドへ引き込まれます。
■1曲目から12曲目は魚谷トリオが奏でるインストサウンドが実に心地よい。一般の「このサウンドがJAZZ」というハードなサウンドとは異なり、昼間のランチタイムでもゆっくり楽しめるCDです。
JAZZトリオはピアノ、ベース、ドラムが一般的ですが、このトリオはドラムに代わる能勢のギターサウンドが特徴です。5曲目、7曲目の能勢のギターの音色は必聴です。
ラスト13曲目はゲストボーカル古田てるみをフィーチャーしたボーカルトラックです。古田てるみのゴスペルで鍛えたディープな歌声に魚谷トリオがバッキングコーラスで参加しています。
リリース日/
2010年1月
竹下咲
Vo/SakiTakeshita、Key/TomokoAsaka、Gt/Kitamu、Bs/GEN、Dr/YuujiWatanabe
竹下咲さんが久しぶりに発表するシングルCDです。竹下さんは、2003年『神戸オリジナルミュージックスコンテスト』でグランプリを獲得したバンド「Tender
feet」のリード・ボーカルとして活躍していました。2004年、バンド名と同タイトルの10曲入りアルバムを発売し、関西を中心にライブ活動をおこない、人気も出ましたが、バンドリーダー脱退後にバンド活動が一旦休止。竹下さんも音楽から離れていました。2009年、名古屋・大阪・奈良・神戸在住のメンバーでライブ活動を再開することになり、2010年1月に神戸最大のライブハウス『チキンジョージ』でCD発売記念ライブが行われ、大盛況でした。
■1.うたわせないで 2.六月ともに竹下咲 作詞・作曲のオリジナルです。1曲目は、幻想的な演奏と、竹下咲の声力が、聴き手を楽曲に吸い込む独特の説得力があります。二曲目は、バックの軽快なリズムに歌が上手くフィットした心地よい曲です。