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私たちデンソーテンは、1920年に神戸で創業した川西機械製作所を源流とし、革新的な技術の導入と社会課題の解決に挑み続けてまいりました。真空管に付けられた「TEN」というブランドには、最高・至上を意味する「天」に、「商売は誠実に」「商品は至高無上のものをつくろう」という想いが込められています。デンソーテンとなった現在も、企業理念である『誠は天の道なり』としてその精神は受け継がれています。

近年、自動車業界は電動化や知能化の急速な進展により、かつてない変革期を迎えています。私たちは、2020年に掲げた「VISION2030」のもと、車両の価値向上に資する既存事業の深化に加え、クルマと人と社会をつなぐ大規模ECU(電子制御機器)でモビリティの社会課題を解決することに挑戦しています。

車という枠を超え、あらゆる移動に関する課題を解決する『モビリティソリューションパートナー』として、未来の社会に欠かせない存在となることを目指しています。

こうした挑戦を支えているのは、社員一人ひとりの成長と志です。私たちは、個々の内発的な動機を尊重し、互いに高め合うチーム文化の醸成に力を注いでいます。人材こそが企業の原動力であり、変化の激しい時代においても、柔軟かつ力強く前進していくための礎と考えています。

また、私たちは外部パートナーとの連携を積極的に進め、共創の姿勢を大切にしています。多様な知見や技術を融合させることで、より高い価値を持つソリューションを創出し、社会に新たな可能性を提供してまいります。

環境変化が加速するいま、私たちは「現地現物」の精神を大切にしながら、強い組織づくりに取り組んでいます。事業活動を通じて「環境」や「安心」の領域で社会に貢献し、誰もが『デンソーテンここにあり』と誇れる存在を目指して、たゆまぬ努力を重ねてまいります。今後も皆さまと共に価値を創造し、より良い未来の実現に向けて邁進してまいります。

※当社は川西機械製作所の真空管・通信機事業を受け継いでいます。

株式会社デンソーテン　代表取締役社長