summary試合概要
第88回 全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会
- 日程
- 2019年11月28日-12月1日
- 会場
- 丸善インテックアリーナ大阪、エディオンアリーナ大阪(大阪府)
- 参加チーム
-
- パナソニック ブルーベルズ
- デンソーテン レッドフェニックス
- マツダ クロス・ナイン
- イビデン レグルス
- 鹿児島銀行 レジオンウィングス
- サンデン ブルーエコアーズ
- 東京東信用金庫 ブルーラビッツ
- 日田検診 ホワイトドルフィン
- 大分銀行
- 日本体育大学
- 大阪シティ信用金庫 スカイアイビス
- 粟野クラブ
- 伊勢崎ほのぼのクラブ
- 所沢若松クラブ
- 東京女子体育大学
- 日本女子体育大学
- 花王コスメ小田原
- Y.W.A.
- 大町クラブ
- 佐久総合病院
- 高岡クラブ
- 金沢フレンズ
- 静岡西部クラブ
- Space.G
- 煌
- FINAL-K.
- Delight
- パナソニック津 アドバンス
- キャッツ
- Voriesクラブ
- Kyoto Future
- TKC
- Review
- 岡山クラブ
- 岡山SALIRE
- 輝陽
- SIEG
- 松山V
- 松山青雲ジュピター
- 鹿屋凛クラブ
- りゅうぎんCLUB
- パナソニックES大阪
- ふぁみりぃ
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
22-20 15-21 21-13 |
1 | パナソニック ブルーベルズ |
---|
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-17 20-22 21-17 |
1 | マツダ クロス・ナイン |
---|
デンソーテン レッドフェニックス |
2 |
21-9 21-7 - |
0 | 日本女子体育大学 |
---|
reportレポート
レッドフェニックス4年ぶりに王座を奪還!
粘り強く不死鳥らしいプレーで日本一の座に。
2019年11月28日から12月1日にかけて、丸善インテックアリーナ 他にて「第88回 全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会」が開催されました。
今大会は国内でもっとも歴史のある9人制バレーボール大会で、今年は各地の予選を勝ち抜いた実業団、クラブ、大学生など全43チームが頂点を目指して競います。
レッドフェニックスは大会3日目の決勝トーナメントから出場し、2回戦ではパナソニック大阪(大阪)、3回戦ではパナソニック津アドバンス(三重)と対戦し、どちらもストレートで勝利をおさめて最終日を迎えました。
4日目の準々決勝の相手は日本女子体育大学(東京)。第1セットを21-9で取り、続く2セット目も主導権を握ります。藤井選手のスパイクで12-4としたところで、長谷川選手のサービスエースが立て続けに決まり、17-4に。最後まで流れは変わらず、最後は八尾選手のスパイクが決まり21-7で準決勝に駒を進めます。
準決勝はマツダクロス・ナイン(広島)との対戦。今年のV9チャンプリーグ、ファイナルラウンドで敗戦を喫した相手ということもあり、客席の応援にも力が入ります。序盤から一進一退の攻防が続きましたが、中盤からは流れを掴み、5点差までリードを広げます。そのままの勢いで第1セット、21-17で先取します。2セット目は長谷川選手の強打で先制するも、相手のサービスエースやブロックアウトを狙われ、連続で失点。1-5で1度目のタイムアウトを取りますが、その後も1-9まで広げられて竹口監督は2度目のタイムアウトを使い切ります。このタイムが功を奏したのか、ここからレッドフェニックスの追い上げがスタート。粘り強くレシーブ陣が守り、兵頭選手や長谷川選手の強打やサイドの宮永選手のブロックアウトを狙った攻撃など、多彩な攻撃で13-15と2点差まで迫ります。さらに長谷川選手のスパイクで16-16とした後半は一点を巡る攻防でデュースに持ち込みましたが、20-22で競り負けます。後がない第3セットは序盤からリードを奪い、八尾選手の強打で11-9とします。コートチェンジ後も着実に点数を重ねて4点差まで広げます。このリードを守り、最後は21-17で夏の雪辱を晴らしました。
いよいよ決勝、対戦相手は今年もやはりパナソニックブルーベルズ(大阪)。準決勝をフルセットで勝ち進んだ勢いに乗りたいところですが、相手は王者とあって序盤はリードを奪われます。しかし、中盤は相手のミスもあり15-15の同点まで追いつきます。終盤は一進一退の攻防が続き、17-19と2点差になったところで竹口監督がタイムアウト。そのあとは練習で重点的に取り組んできたブロックで相手の攻撃を阻止し、レシーバーが粘り強く拾い、最後は谷澤選手のブロックアウトでスパイクが決まり22-20でレッドフェニックスが第1セットを先取しました。
続く第2セットでは、序盤からレッドフェニックスが追いかける展開になり、じわじわと引き離され中盤では8-14まで差が開きます。タイムアウトを取り、ブロックやパワーのあるスパイクで追いかけるも点差は縮まらず、15-21で第2セットを落としてしまいます。泣いても笑っても勝負が決まる第3セット目は藤井選手のブロックが決まり先制。序盤はどちらも連続ポイントを許さず、6-6の同点に。均衡を崩したのはレッドフェニックス。兵頭選手と藤井選手のスパイクで連続得点を取り流れを掴みます。ブロックアウトを狙った谷澤選手の得点で11-7となり、コートチェンジ。勢いに乗ったレッドフェニックスはその後も点数を重ねて15-9とリードを広げます。ブルーベルズがタイムアウトを取り猛追を見せますが、15-12と3点連取されたところで竹口監督も動きます。レッドフェニックスのタイムアウト後は、藤井選手の速攻やブロックなどで畳み掛け、長谷川選手のサービスエースもあり、5連続得点。最後は八尾選手のスパイクが決まって21-13、2-1でレッドフェニックスが王座を勝ち取りました。レッドフェニックスは今大会4年ぶり、7回目の優勝です。
竹口監督コメント
V9チャンプリーグファイナルでマツダに負けてから、基礎的な部分から見直した練習を徹底してきました。大会前の練習試合ではブルーベルズに勝ち越していたこともあり、選手は自信を持って臨むことができたのだと思います。今のチームは若手が中心で勢いに乗れば強い。準決勝でも決勝でも危ないシーンが何度かありましたが、選手はよく我慢したと思います。ともあれ、久しぶりに全日本総合で優勝することができてほっとしています。また3週間後に櫻田記念もありますので、引き続きご声援のほどよろしくお願いいたします。
藤井選手コメント
夏にマツダに負けて、悔しさをバネに練習を続けてきたのが実を結んでとても嬉しいです。ブルーベルズ戦では強気で攻めていこうとチームで話し合って、実際に攻めの姿勢を崩すことなく、私たちらしいプレーができたと思います。私自身、デンソーテンに入って初めての優勝ですごく嬉しいです。会場に応援に来てくださった方も、いつも応援してくださる方々も、本当にありがとうございました。櫻田記念も頑張ります!