summary試合概要
第31回「櫻田記念」全日本9人制バレーボール実業団選抜男女優勝大会
- 日程
- 2016年12月10-11日
- 会場
- いしかわ総合スポーツセンター(石川県)
- 参加チーム
-
- レッドフェニックス(兵庫)
- パナソニックES津 アドバンス(三重)
- サンデン(群馬)
- ブルーベルズ(大阪)
- マツダ(広島)
- 日田検診(大分)
- イビデン レグルス(岐阜)
- 鹿児島銀行(鹿児島)
- 松本市役所(長野)
- パイオニア レッドソニックス(埼玉)
- 山梨中央銀行(山梨)
- 鍾路区女子排球団(韓国)
レッドフェニックス | 1 |
21-17 16-21 18-21 |
2 | ブルーベルズ |
---|
レッドフェニックス | 2 |
21-11 21-10 - |
0 | 鹿児島銀行 |
---|
- 試合から学ぼう!『櫻田記念』注目プレーダイジェストムービー
reportレポート
レッドフェニックス、リベンジを果たせず無念の準決勝敗退。
12月10日から11日にかけて、いしかわ総合スポーツセンターにて、『第31回「櫻田記念」全日本9人制バレーボール実業団選抜男女優勝大会』が開催されました。
大会初日の予選ブロックはサンデン(群馬県)、パナソニックES津アドバンス(三重県)との組み合わせ。どちらの試合も第1セットは快勝したものの、第2セットはミスもあり、相手の勢いに押され苦戦を強いられます。しかしそこは意地を見せ、ストレートで勝利し予選を1位で通過します。
2日目の決勝トーナメント初戦は鹿児島銀行(鹿児島県)との対戦。序盤からスパイカー陣が強打と軟打を織り交ぜた攻撃で相手を翻弄し、得点を重ねていきます。前日に行ったミーティングで相手の戦略をしっかりと分析し、攻撃の的を絞りこむことでブロックが冴えわたります。リザーブの選手も途中出場で活躍し、セットカウント2-0で準決勝に駒を進めます。
準決勝の対戦相手は「全日本総合選手権大会」覇者のパナソニックESブルーベルズ(大阪府)。前大会で悔しい思いをしただけに本大会に懸ける思いはより一層強く、覚悟して挑んだ一戦。第1セット、中北選手の鋭いスパイクが決まり先制点を取ります。更に、気迫のこもったスパイクをエースの松元選手が叩きつけ、幸先良いスタートでゲームが始まりました。一進一退の攻防が続き、相手も巧妙な技を仕掛けてきますが、北村選手、田中選手、松井選手のバック陣が粘り強いレシーブを見せ、アタッカー陣に繋ぎ得点を重ねます。12-10とリードしたところでネット際でのラリーが続き、最後はセンターから古屋選手のスパイクが決まり13-10と3点差にします。その後、中村選手のブロックポイントなどもあり、18-13と点差を広げます。最後は松元選手のスパイクが決まり21-17で第1セットを先取します。続く第2セットは、序盤から連続失点し、相手の良いリズムに持っていかれます。少しのミスから序々に歯車が噛み合わず、6-15と大きく点を離されます。後半巻き返しを図るも挽回できず、16-21でセットを落とします。次のセットが勝負となり気持ちが高ぶります。ラリーは続くものの中々得点に繋げることができず、6-11でチェンジコート。後がないレッドフェニックスの竹口監督はすかさずタイムアウトを取ります。そのタイムアウトが功を奏したのかその後、松元選手、古屋選手のスパイクが決まり、北村選手の好レシーブから4連続ポイントを重ね、10-11と詰め寄ります。息をする暇もないぐらいのシーソーゲームの中、松井選手のレシーブが相手コートギリギリに入るファインプレーもあり、16-15とこのセット初めてリードを奪います。しかし、そこからはブルーベルズ執念が勝り、4連続ポイントを取られ16-19とリードを許します。松元選手が渾身のスパイクを放つも、最後は速攻に決められ、18-21で試合終了。準決勝敗退となりリベンジを果たすことができませんでした。
決勝戦はパナソニックESブルーベルズ対パイオニアレッドソニックス(埼玉)。試合巧者のブルーベルズが常にリードし、パイオニアを13点に抑えて第1セットを取ります。続く第2セットはパイオニアが勢いに乗るも、あと一歩及ばず、ストレートで勝利し、ブルーベルズが大会7連覇で幕を閉じました。
竹口監督インタビュー
全日本総合で惨敗してから、櫻田記念で勝つために約3週間、徹底的に練習に励んで挑みました。予選はうまく噛み合いませんでしたが、決勝トーナメントの最終日は、レシーバーの頑張りから、本来の粘りも出てきてうちらしいバレーができましたが、最後に少し足りませんでした。
今年もたくさんの方に応援をして頂き大変感謝しております。ありがとうございました。また来年も日本一を目指して頑張りますので、ご声援を宜しくお願いします。
松元由紀選手インタビュー
今シーズン最後の大会、このメンバーで出来るのもこの櫻田記念が最後ということで、「後悔のないように」と練習に取組んできました。準決勝ではどちらのチームも勝ちたいという想いは強く、9人制らしいラリーや技もたくさんありましたが、最後勝ちきれずに悔しい結果となりました。
私は今年で現役生活を引退しますが、バレーボールの楽しさや難しさ、勝負の厳しさなど、たくさんの事を経験させて頂き、何不自由なくバレーボールが出来るありがたさも学び、色んな方の支えのお陰で10年間続ける事が出来ました。今まで応援してきてくださった皆さん、本当にありがとうございました。これからも、富士通テンレッドフェニックスの応援をよろしくお願いします。