REPORT
活動レポート
20265.10
福島県相馬市 復興支援バレーボール教室
2026年5月10日、福島県相双地区にて「デンソーテンバレーボール教室」を開催しました。2012年の東日本大震災の翌年から復興支援として始まったバレーボール教室も今年で13回目を数えます。「最初は復興支援として、この日は子どもたちに自由にバレーを楽しんでほしいと始めたものでしたが、現在は相双地区との絆を深めるための教室に変わってきたかもしれない」と竹口GM。というのも、今では毎年JOCジュニアオリンピックカップ全国都道府県対抗中学バレーボール大会の福島代表選手が大会前にレッドフェニックスの本拠地である神戸まで練習に来たり、レッドフェニックスの大会にも相馬の先生方が応援に駆けつけてくれるほど。
今年も選手たちが会場となる中学校に到着すると、この日のために準備してくれた寄せ書きと大きな拍手が出迎えてくれました。元気いっぱいの相馬の皆さんに今年も会えて、選手たちも終始笑顔が浮かびます。今年は女子61名、男子39名と総勢100名の中学生が参加し、大いに盛り上がりました。
会場
参加チーム
男子:中村第一中学校、尚英中学校、石神中学校、VC南相馬
合計100名
練習メニュー
当日の様子を紹介!
相双地区でのバレーボール教室は鹿島中学校で女子を、石神中学校で男子をと2か所の体育館で行います。今年は竹口GM、マネージャーの渡邊(マコ)さん、副キャプテンの大賀(ジィ)、森(ラン)、平田(キリ)、田中(サク)、中谷(ゴウ)、別宗(ジェイ)、新人の原(ツクシ)、古川(ナツ)選手が女子会場、藤本監督と安倍コーチ、キャプテンの吉田(ディ)、佐々木(イチ)、栗原(マナ)、野上(リナ)、児玉(ココ)、大野(ハル)、新人の青木(アオ)選手が男子会場を担当。男子に負けないように背の高さでチーム分けを行いました。
9人制の大会を福島の皆さんに実際に観に来てもらうことは難しく、会場が分かれているのでエキシビジョンマッチも行えないため、「それでも生徒たちに試合を観てもらいたい!」という先生方が開会式に動画を使ってチームを紹介してくださいました。
女子会場ではお互いに楽しく自己紹介をし、いよいよバレーボール教室がスタート。ボールを使ったリレー形式でウォーミングアップを行い、各チームの絆をより深めます。


午前中はパスとレシーブ練習が中心。3人レシーブでは3人の距離感と声出し、ボール出しの人の意図を読む反応の早さなどを竹口GMがレクチャー。バレーボールを始めたばかりの1年生は平田選手が担当し、ボールに触れたら素早く距離を取るタッチ&ゴーでレシーブの感覚を掴む練習を行いました。
今年は「サーブカットが上手くなりたい」という声が多く、重点的にメニューに組み込むことに。サーブカットの練習はいち早くボールの軌道を予測して移動し、ボールを取りやすい姿勢をつくり、ヒットさせるという一連の動作をタイミングよく行う感覚を養うのが目的です。実戦ではいろんなサーブがありますが、まずは軌道予測がしやすい逆回転のボールで慣れるのが大事とレッドフェニックスの選手たちも丁寧にボール出しを行います。
また、セッターは壁をネットに見立てて平行にトスを上げる練習も行いました。ネット前でやるよりも壁際でトスを上げることでより平行を意識することができます。
女子会場では担当選手と一緒に昼食をとることも毎年恒例。練習中よりもみんなと気軽に話すことができるので、貴重な時間です。


男子会場では午後からのウォーミングアップもしっかり筋トレ。プランクや上体起こしをした後、ボールを真ん中に置いて円になっての鬼ごっこ。鬼にタッチされないように時計回りや逆回転で逃げるので、どちらの方向に逃げるのか、遊び感覚ながら自然とチームワークも上がります。
アップを終えた後は午前中の復習。強打レシーブでは「お腹に力を入れて払うように」とオーバーでの取り方をアドバイス。サーブ練習では見本の後、各自自由に自分の打ちやすいサーブを何回も打つのですが、男子中学生ともなるとアンダーハンドサーブは卒業し、フローターサーブに移行するため初心者では上手く飛ばないことも。藤本監督や佐々木選手が腕の振り方やボールの上げ方などをアドバイスしながら練習に励みました。


サーブの後は試合形式で練習の成果を発揮しつつ、もう1つのコートではゲームで思うようにプレーできなかった反省点や課題になっているプレーについて安倍コーチがしっかりと指導。レセプションの際のボールのイン・アウトがわかりやすいレシーバーの位置取りや、ブロッカーの体の力の入れ具合や手の出し方、ブロックフォローではボールを怖がらないようになどなど、実践的な指導に生徒たちも真剣に応えます。ポジション別の個別練習ではできていても、ゲームになると咄嗟に動けなかったり思うようにプレーできないという悩みも、試合形式と実践的な練習を繰り返すことで少しは解消できた様子で、最後にはみんなのびのびとプレーしていました。パワーバランスを見て、試合形式ではレッドフェニックスの選手が入り、ディグにスパイクにと大活躍。最後まで大いに盛り上がりました。
閉会式を終えて選手たちがバスに乗った後も見えなくなるまで大きく手を降って見送ってくれて、最初から最後まで気持ちのこもったバレーボール教室に選手たちも元気をいただきました。


楽しかった1日を振り返って
VC南相馬 堀川智秋さんのコメント
以前は私も部活動の顧問をしていましたが、昨年からはクラブチームを立ち上げて現在は15名で活動しています。1つの学校で部員を維持するのがむずかしくなっている現状ですが、子どもの頃からバレーボールの楽しさを感じてほしいと思っています。毎年5月にバレーボール教室があるので、始めたばかりの1年生にもこんなに上手い人達が基礎から教えてくださるのですごく助かってます。基礎的な部分ばかりでもなく、実践的な細やかな部分まで答えてくれるのは現役で活躍する選手たちだからこそ。今日もみんな楽しそうに練習していて、見ている側まで楽しい気持ちになります。毎年ありがとうございます。
レッドフェニックス キャプテン 吉田選手(ディ)のコメント
私がレッドフェニックスに入る前からずっと続いている相双地区でのバレーボール教室。初めて来たときから先生方の熱量は変わらずパワフルで、生徒の皆さんも真剣に取り組んでくれて、私たちにとっても毎年楽しみな恒例行事となっています。今回、私は男子会場担当でしたが、朝に比べて最後の試合ではプレーが良くなっていたり、効果が感じられて嬉しかったです。上手くなるには地道な練習の積み重ねが大事なので、今日やったことだけじゃなくて日頃の練習を大事に頑張ってください。私たちも今日みんなからたくさん貰ったパワーで日本一を目指して頑張ります!一緒に頑張りましょう!












参加者のコメント
・サーブカットの練習がとてもためになりました!これからの練習でも、今日学んだことを意識して練習頑張っていこうと思います。
・今日は神戸から相馬まで来てくださってありがとうございました。指立て20回を練習メニューに入れたいと思います。
・細かいところまで指導してくださって良かったです。自分たちも大会頑張るので、レッドフェニックスの皆さんも試合頑張ってください!