DENSO TEN

活動レポート

2026年2月14-15日

第27回冬パラバレーボール選手権in玉津

2026年2月14日から15日にかけて、兵庫県立障害者スポーツ交流館で「第27回冬パラバレーボール選手権in玉津」が開催されました。今年は女子11チーム、男子14チームと合計25団体の座位バレーボールチームが全国から参加。健常者のみのチームも参加できるということもあり、一般参加者も多い全国最大級の大会です。
社会貢献活動に力を入れているデンソーテン株式会社では、座位バレーボールにも注力しており、今年も女子はレッドフェニックスが2チームに分かれた「レッドフェニックス」「ブラックフェニックス」、男子はデンソーテン社員有志によるシッティングバレーボール部「RED EGG」の3チームが参加。昨年優勝を逃しリベンジに燃えるレッドフェニックス、打倒レッドフェニックスを掲げるブラックフェニックス、毎週の練習の成果を発揮したいRED EGGと3チームそれぞれの目標を抱いて大会に臨みました。

当日の様子を紹介!

冬パラバレーボール選手大会とは
パラバレーボール(座位)を通じて健常者との交流、相互理解を深めるとともに障がい者の健康と体力の維持増進を図ることを目的として実施しています。
[主催者:冬パラバレーボール選手権大会実行委員会]
参加チーム(大会順位順)
男子(14チーム)
SOUL(魂)・大阪アタッカーズ・埼玉レッドビーズ坊主・KOBE JETS・アミーゴ・広島STONES・パラだに浜松・京都おたべーず太郎・播磨キング・富士通・RED EGG・名古屋だがや・神戸学院大学附属高等学校バレーボール部
女子(11チーム)
レッドフェニックス・ブラックフェニックス・SOUL(魂)・京都おたべーず花子・東京プラネッツ女組・パラだに浜松・大阪アタッカーズ・埼玉レッドビーズヴィーナス・メディカルLSC・広島ROCKS・アミーゴキャッツ

今年の「レッドフェニックス」は藤本監督率いる吉田キャプテン・森・平田・佐々木選手にOGの藤井・兵頭・西村選手が加わるベテラン勢で優勝を狙います。「ブラックフェニックス」は今年2月にコーチに就任した安倍監督率いる栗原キャプテン・田中・野上・児玉・中谷・別宗・大賀・大野選手が初優勝を目指します。
1日目は予選リーグ戦では3チームに分かれて2試合行い、勝敗の結果で翌日の決勝トーナメントが決まります。座位バレーボールはその名前のとおり、床に座ったまま行う6人制のバレーボールで、立位の6人制のルールと概ね同じです。お尻が床から浮いた状態でボールに触れると「リフティング」という反則を取られることと、サーブをブロックしても良いところが大きな違いです。手を上げるだけでブロックできるのでタイミングが合わせやすく、座ったままネット際で素早くボールへの反応を求められるのが座位バレーボールのむずかしいところ。また、ローテーションやリベロ制も採用されているので、ポジションが固定している9人制とは違い、普段レシーバーを専門職とする選手のスパイクが観られるのも新鮮です。

リベンジに燃えるレッドフェニックスは大阪アタッカーズと広島ROCKSと当たり、どちらも2-0とストレートで勝ち明日に備えます。OGの3人は昨年、一昨年に引退したばかりとはいえ、テクニックは健在。久しぶりにOG3人と一緒にプレーできるとあって、笑顔が絶えないのが印象的でした。ブラックフェニックスも負けじと1戦目を京都おたべーず花子と対戦。昨年3位と強豪だけあってリードしつつも点差を詰められ、安倍監督がタイムアウトを取る場面も。白熱の試合結果はブラックフェニックスに軍配が上がり、25-17、25-18で勝利します。続くアミーゴキャッツとの試合でもストレートで勝ち、こちらも全勝で決勝トーナメントに進出。
全員バレーボール初心者でシッティングバレーボール部を結成して3年のRED EGGは目をみはるほど上達しているものの、優勝候補の台東スマイルのサーブやブロックに翻弄され2-0で敗れます。続く京都おたべーず太郎とは僅差を争う好試合に。レッドフェニックスの選手たちの大応援の中奮闘しましたが、17-25、22-25で敗れ、決勝トーナメント進出はかないませんでした。

2日目は決勝トーナメントと順位決定戦。レッドフェニックスが目指すのは2チーム揃っての頂上決戦です。まずはブラックフェニックスが東京プラネッツ女組と対戦。座位バレーボールは移動がむずかしいのでサービスエースも多いのですが、同じくらいサーブブロックが決まると盛り上がります。得点を決めるたびにポーズを決めて喜び合う選手たち。リードから追い上げられるものの最後はしっかり決めて25-17、25-15と勝利します。
レッドフェニックスは埼玉レッドビーズヴィーナスと対戦。優勝を狙っているだけあって、レッドフェニックスのレギュラー陣の中でもベテラン勢を集めた選手たちが安定したプレーを見せ、こちらも25-16、25-12と2-0で勝ち進みます。
準決勝ではブラックは昨年優勝のSOUL(魂)、レッドはパラだに浜松と対戦。準決勝ともなるとどちらも強く、簡単には勝たせてくれません。レッドフェニックスは序盤から一進一退の攻防が続き、相手チームに流れを掴まれ10-14とリードされる場面も。しかし、リベロ佐々木選手や森選手の粘り強いレシーブから攻撃に繋げ、20-19で逆転。25-21で1セット目を取ると、2セット目は終始リードを奪い25-15で勝利します。
ブラックフェニックスは抜群のチームワークで試合を盛り上げ、栗原選手や野上選手の高さを活かしたプレーで25-11、25-14と快勝。目標としていたレッドフェニックスとブラックフェニックスの頂上決戦となりました!

どちらが勝ってもおかしくない決勝、序盤はブラックフェニックスがリード。勢いのあるブラックでしたが、試合巧者だけあり11-7と点差が開いたところで藤本監督がタイムアウト。じわじわと点差を詰めていき、17-17の同点に。流れを掴んだレッドがそのまま得点を重ね、最後はOG西村選手が決めて25-19で1セット目を取ります。続く2セット目は序盤からレッドがリード。そのまま流れを掴んで離さず、25-11でレッドフェニックスが2-0で優勝となりました。「絶対勝つ!と思ってたんですけどね」と悔しがるブラックフェニックスの安倍コーチと「どっちが勝ってもおかしくなかったけど、レッドの方が一枚上手でしたね」と藤本監督。
男子は優勝候補の実力が拮抗しており、デュースやフルセットとなる試合も多く、白熱した大会となりました。男子は昨年に引き続きSOUL(魂)が優勝、女子はレッドフェニックスが優勝という結果になりました。

楽しかった1日を振り返って

レッドフェニックス 副キャプテン 吉田選手のコメント
毎年出場させてもらってますが、今年も座位の皆さんと試合することができて楽しかったです!座位バレーと9人制という違いはありますが、冬パラは一年で一番最初の大会ということもあって毎回気合が入ります。今年は勝ちにこだわりたいと両チームともに燃えていたので、2チーム揃って決勝にいけたのが本当に嬉しかったです。普段は同じチームですが、ブラックは高さもあって強敵でしたが、先輩の面目が立ってほっとしています(笑)。フク(西村選手)は引退したばかりなので久々という感じではないですが、OG3人とプレーできたのもめちゃくちゃ楽しかったです。冬パラでのこの優勝をバネに、シーズン本番も勝ち気で戦っていきたいと思います。
RED EGG 副キャプテン 竹中 俊祐さんのコメント
冬パラに参加するのは今年で3回目です。近畿リーグも含め、大会で他のチームのみなさんと対戦できるのが本当に楽しいです。今回勝つことはできませんでしたが、毎週地域の皆さんやレッドフェニックスの選手と一緒に練習した成果が試合で発揮できている実感はありました。みんなすごく上手くなっているので、次は「勝ち」も意識して近畿リーグでは2勝したいと思います。座位バレーボールを始めて4年目、個人的には運動習慣も身につき、会社や地域の皆さんにRED EGGというチームを認識してもらってコミュニティの一員になれているのが嬉しいと感じます。レッドフェニックス2チームの頂上決戦はさすがでした。引き続き、自分たちの練習も頑張りつつ、レッドフェニックスのことも応援していきます!