DENSO TEN

活動レポート

2018年3月11日

京都府高体連バレーボール専門部 強化講習会

京都府高体連バレーボール専門部が主催となる強化講習会に講師役としてご招待いただきました。この講習会は京都府の高校バレー全体のレベルアップを図ることを目的に隔年で開催されています。実は2013年度にもお声がけいただき、私たちは2回目の参加になります。同府各高校から2〜3名の選手が参加し、約60名の皆さんと共に練習に励みました。

■場所:京都府立洛水高校

当日の様子を紹介!

練習メニュー
[午前]・ウォーミングアップ ・パス(アンダー/オーバー) ・オーバーレシーブ ・3人レシーブ ・サーブカット ・ブロック
[午後]・9人制バレーの説明、模範実技 ・ウォーミングアップ ・午前中のおさらい ・各ポジションに分かれて個別レッスン ・ゲーム形式(6人制/9人制体験)

午前中は主にレシーブを中心に練習を行いました。高校生ともなると自分のやり方に癖がついて改善することがなかなか難しいのですが、受講生の皆さんはとっても素直で、「ひとつでも多く学んで帰りたい」という思いで取り組んでくれたので、飲み込みが早く、アドバイスしたことをすぐに実践してくれました。みるみるうちに上達していくのが目に見えてわかりました。高校生同士も初対面が多く、最初は緊張していた様子でしたが、時間が経つにつれてだんだんと会話ができるようになり、ボールも繋がってきました。

午後からはより実践的な練習を中心に行いました。まずは、選手が9人制の模範実技を披露し、受講生は真剣な眼差しで選手のプレーに見入っていました。9人制はママさんバレーのイメージがあったのか、驚きを隠せない様子でした。ルールが違い、ネットの高さは違うけれど、“バレーボール”という括りは同じなので、プレーの質自体は同じなのです。 最後のゲーム形式では9人制を体験してもらおうと、選手と一緒に混じって試合を行いました。「実際の試合ぐらい緊張しました」「ルールが難しかったけど、楽しかったです!」などのコメントをいただきました。閉校式では古屋選手より、「今日で東日本大震災から7年が経ちます。私たちは縁があり、福島県には復興支援という形で毎年バレーボール教室へ行かせてもらっています。その中には色んな体験をした生徒さんがたくさん居ます。今バレーボールできる環境は当たり前ではないこと、教えてくださる先生や親に感謝の気持ちを持って練習に取り組んでほしいと思います」とメッセージを送りました。

受講生のコメント
・改めてバレーボールって面白いなと思いました。
・9人制バレーボールを見て、5枚もアタッカーが居るとすごいコンビができるんだなぁと感動しました。
・選手のプレーを見て惹きつけられるものがたくさんありました。
・苦手なことも諦めずに、最後まで練習をしていくことで自分のものになっていくことが解りました。
・最後の試合は全員が盛り上がっていたので、楽しかったです!
・他校の人と一緒に練習することで、それぞれの良い部分を見てたくさん得られるものがありました。デンソーテンの選手の皆さんは優しくて、私も皆さんのような“人”になりたいです。
谷澤選手(コウ)のコメント
受講生はとても熱心に取り組んでいて、一生懸命チャレンジする姿がすごく印象深かったです。できないことをすぐ諦めるのではなく、どうしたらできるのか?を考え、積極的に質問もしてくれました。竹口監督が「上手な選手の真似をするのが上達への近道」と伝えられた中で、見本となる私たちがどう受講生に伝えるか。を試行錯誤しながら指導にあたりました。
私たちもそうですが、こうして“バレーボール”ができることも当たり前ではありません。毎日支えてくださる方々に感謝し、バレーボールを通じて少しでも周りの方を笑顔にできるようにこれからも頑張っていきます。バレーボールの楽しさはもちろん、人との繋がりやコミュニケーションの大切さを改めて感じました。受講生の皆さん、学んだことを活かしてこれからもバレーボールを楽しんでください!応援しています。