DENSO TEN

活動レポート

2012年9月29日

兵庫県代表チーム 聴覚障害者の部(女子)バレーボール教室

今回は兵庫県代表チーム 聴覚障害者の部(女子)の皆さんを富士通テン体育館にお迎えしてバレーボール教室を行いました。10月13日~15日に開催される岐阜清流国体(全国障害者スポーツ大会)優勝に向けて、真剣な眼差しで積極的に取り組んでくれました!

練習メニュー
01. ウォーミングアップ
02. パス、対人
03. レシーブ練習(3人レシーブ)
04. スパイク練習
05. ゲーム形式
※デフバレーとは?
デフ(聴覚障害者)によるバレーボールのこと。6人制バレーのルールと同じである。チームメイトの声、審判の笛の音、ボールをはじく音などが聞こえない状態でプレーをする。
一般社団法人 日本デフバレーボール協会

 8月の『障害者バレーボールミーティング』でご一緒させていただき、「富士通テンの皆さんともっとバレーがしたい!色んな技術を教わりたい!」とお聞きし、今回のバレーボール教室が実現しました。全員の参加にはなりませんでしたが、10代から40代まで幅広い年齢層の8名が集まりました。なんと!メンバーの中には、デフバレー(※)全日本女子代表の方もいらっしゃいました。

 私たちも手話を覚え、ホワイトボードに書いて説明を行ったり、見本を見せてアドバイスを行いました。皆さんは私たちの口元をしっかり見て口の動きで理解し、それを体で表現していました。スポーツにおいて音が聞こえないのは、大きなハンデでありますが、私たちにはない鋭い感覚でバレーをされているんだなぁと強く感じました。

当日の様子を紹介!

始めの挨拶は手話で自己紹介。皆さん、OKサインを出してくれました。

ホワイトボードを使って説明し、ポジションや位置取りを説明中。うまく伝わったでしょうか?

見本を見せると、直ぐにその動作をイメージして真似をしていました。イキイキとした表情が印象的でした!

最後は『I LOVE YOU』の手話を全員で行い記念撮影。

半日お疲れさまでした。私たちにとっても貴重な体験になりました。兵庫県の代表として『岐阜清流国体(全国障害者スポーツ大会)』では精一杯力を出し切って、楽しんで来てください。応援しています!


重石選手(スイ)のコメント
今回のバレー教室は、今までとは少し違い正直初めは不安もありました。でも、皆さんが体育館に入って来られたときから終わるまで一生懸命で、笑顔が絶えずで、私たちの方がパワーを頂きました!改めて自分たちはプレーする中でもっと出来る事はたくさんあるということを学べました!
声が聞こえない中でプレーするっていうことは本当に難しいと思いますが、皆さんのプレーを見ているとそういうのも感じさせないぐらい勢いがありました。練習の途中では手話もたくさん教えてもらい、私たちにとって貴重な体験となりました。岐阜国体では笑顔を絶やさず、全力を出し切って頑張って来てくださいね。応援しています!!
松井選手(ライ)のコメント
今回デフバレーの方とバレーボールをして学ぶことがありました。自分がボールを取るときに大きく手を回して意思表示をしたり、目を見てアイコンタクトをとっていたり。私たちの普段やっているバレーでも活かしていけるなと思いました。手話も教えて頂き交流が深まりコミュニケーションがとれました。バレーをしているときの表情がイキイキしていて、上手くなりたいという気持ちがすごく伝わってきました。皆さんのプレーを見ていて私も笑顔になりました。岐阜清流国体頑張って下さい。応援しています!


参加した皆さんからのコメント