DENSO TEN

活動レポート

2011年12月12日

大会直前企画!全日本総合女子選手権に向けて意気込みを語る

2012年1月19~22日開催の「第80回 全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会」がまもなく開催されます!一年の集大成である今大会に向けての意気込みを、竹口監督と、山本祐梨子(タク)、田村実加(ミカ)、田中ひなえ(ヒナ)、狩野綾子(ルイ)各選手に語っていただきました。

  • 竹口和三 監督 (写真中央)
  • 山本祐梨子 選手(タク)
    #1 アタッカー(前列右)
  • 田村実加 選手(ミカ)
    #7 アタッカー(前列左)
  • 田中ひなえ 選手(ヒナ)
    #6 レシーバー(後列左)
  • 狩野綾子 選手(ルイ)
    #14 アタッカー(後列右)

Q.まずは、今シーズンを振り返っての感想をお願いします。

タク
「今年は4人の主力メンバーが抜けたチームで、少し不安な気持ちでスタートしました。6月のミリオンカップでは上位リーグにいけなかったのが初めてで・・・ショックが大きかったですね。そこからなんとか立て直して、7月の全日本実業団では準優勝できました。11月の水の都杯では、今年初の優勝で、自分たちのバレーができたと実感しましたね。12月の櫻田記念では、優勝したかったけど負けてしまい、本当に悔しかったです。この悔しさをバネに全日本総合ではなんとしてでも優勝したいですね」
監督
「ミリオンカップで下位リーグになったのは、想定内の範囲やったな。主要なポジションにいた4人が抜けたから、チームづくりには多少苦労したなぁ。夏の時点ではまだこのチームは安定しないだろうと思ってたから、7月の準優勝は合格点。冬の大会までには安定した力がつくようにと考えてたから、水の都杯では結果を残せてよかったよ」
ミカ
「主力の4人が抜けたから『優勝できない』と言われるのだけは嫌でしたからね。このチームで絶対に勝ちたい!という想いが強かったです」
ヒナ
「私は今年からレギュラーに入って、さらに副キャプテンもまかされたので、とにかく不安でした」
監督
「前半は大丈夫か?と思ったけど、もう不動の地位を築いたな!いや、まだ『ふ・ど』くらいかな(笑)」
ルイ
「私は今年チームに入りましたが、ケガもありすぐにチームに合流できませんでした。本格的に復帰したのは夏からで、みんなに付いていくのに必死でした。けど、レギュラーでコートに入った以上はやらなきゃいけないと思う気持ちが大きかったですね。スパイクの決定力より自分にできることは“つなぐ”ことだと思い、それを安定させるように心がけました。私にとって初めての全国大会の櫻田記念では、自分たちのバレーができず、ラリーが少なくて自滅でしたね。まだまだだな、と痛感した大会でした」
監督
「櫻田記念は負けた理由がはっきりしてたな。ルイの言うとおり、完全に『自滅』の一言。勝ち急いでしまったように思うし、最初リードしていたものの、『もっと点がほしい』という焦りが出たな。そこはチームとしての経験の差。我慢比べができるようにしたいな」

Q.試合の前にやっている「げんかつぎ」などはありますか?

タク
「現地入りすると、ミカと朝散歩をして、必ず神社を見つけてお祈りするようにしています」
ルイ
「そんなことやってたんですね!」
ヒナ
「私は、朝必ず納豆を食べます!そういえば、櫻田記念で宿泊したホテルの朝食には納豆がついてなかった…」
ルイ
「じゃあ負けたのはそのせい!?(笑)」
監督
「次は持ち込まなアカンわ!(笑)」
ミカ
「私は低血圧なので、アップのときに必ず逆立ちします」
ヒナ
「それってげんかつぎ?ただの習慣ちゃうんですか?」
ミカ
「そうかも(笑)」

Q.それでは、全日本総合大会に向けての想いをお願いします。

タク
「とにかく日本一!!まだ主要な大会で優勝していないので、応援してくださる皆さんに良い報告をしたいです!そして、キャプテンとしてはこのチームで勝ちたい想いが強いです」
ミカ
「私も同じです。大会までは勝つことだけを考えて、1日1日の練習を全力でこなしたい。櫻田記念ではできなかった、富士通テンらしいバレーをできたら最高だと思います」
監督
「ミカは次の大会で引退だもんな。エースとして有終の美を飾ってくれることを期待してるぞ!」
ヒナ
「櫻田記念は、愛知県豊田市での開催で、中部地区の従業員の方がたくさん来てくれて感激しました。応援団の声援は試合中も聞こえているし、がんばらなきゃと思います。一緒に戦ってくれている応援団の人たちにも笑顔で帰ってもらいたいですね。また、バレー教室などで交流した方や、うちのバレーサイトを通してメッセージをくださる方に対しても、期待に応えたい想いもあります」
ルイ
「1月の全日本総合は2011年度の集大成の大会であり、2012年初の大会でもあります。来年1年を良い流れにもっていくためにも、ぜひとも勝ちたいですね」

Q.全日本総合では、どんなプレーをしたい?またどんなプレーをチーム員に求めますか?

タク
「キャプテンとして自分から声をだすのはもちろん、皆とコートの中で声を掛け合っていきたいですね。そして苦しい場面でもポイントを取れるようにしたいです!」
ミカ
「あせらず、じっくり、ラリー&ラリーを心がけたいです」
ヒナ
「櫻田記念のときはレシーブで拾い負けしたので、次は粘って粘ってボールを拾い続けたいです」
ルイ
「私はスパイクを決めたいです!」
ミカ
「頼むよ!しっかり決めてな!!(笑)」
監督
「タクはブロック、ミカはエースらしく堂々と。エースは王様なんだからな!ヒナとルイはサーブレシーブをきっちり返してほしい」

Q.それでは最後に、それぞれ一言意気込みを!

タク
「このチームで絶対勝ちます!」
ミカ
「エースとして、頑張ります!」
ヒナ
「悔いの残らないよう、全力を出します!」
ルイ
「チャレンジャーとして挑みます!」
監督
「2006年より全国大会では毎年優勝してきたけど、今年はまだ。次の全日本総合が唯一残されたチャンス。監督としてこのチームを優勝へ導きたいと思う」

このインタビューのあとすぐに、竹口監督が4人に練習に行くよう指示されていました。パッと練習モードに切り替わる選手たちの真剣な表情がとても印象的でした。
「全日本総合では、なんとしてでも勝ちたい!!」という、日本一への並々ならぬ想いや熱意が伝わってきました。主力メンバーが抜けたこの1年間、強豪実業団チームとしてのプレッシャーがあった中で、「継続・自立・挑戦」を合言葉に厳しい練習を重ね、何度も何度も日本一に挑んできました。直近の櫻田記念での悔しさをバネに、必ずや日本一を奪還してほしいです!