DENSO TEN

活動レポート

2011年8月21日

「障害者バレーボールミーティング2011」にゲスト参加!

私たち富士通テン女子バレー部が、8/21(日)に兵庫県立障害者スポーツ交流館(神戸市西区)で行われた「障害者バレーボールミーティング2011」にゲスト参加しました!その様子をお伝えします。

■実施日:8月21日(日)10:00~16:00
■場所:兵庫県立障害者スポーツ交流館(神戸市西区曙町1070)
■主催:兵庫県立障害者スポーツ交流館/障害者バレーボールミーティング実行委員会

参加チーム/団体
・シッティングバレーボールチーム「兵庫LSC」「播磨キング」「KOBE JETS」
兵庫県障害者ふうせんバレーボール連盟
・兵庫県ローリングバレーボール連盟
・姫路特別支援学校男女バレーボール部
高砂高等学校女子バレーボール部
明石少年バレーボールクラブ「ペガサス明石」
・富士通テン女子バレーボール部
など 計150名

 「障害者バレーボールミーティング2011」とは、障害者と健常者が一緒になってバレーを体験することを通して、交流と相互理解、障害者スポーツの認知向上などを目的としたイベントで、2010年より開催され、今回で2回目になります。

 当サイトをご覧になり、私たちのバレーボール教室などの社会貢献活動を知った主催者の方より「障害者スポーツへのご支援をいただけないか」とのオファーを受け、ゲストとして初参加しました。

 当日は私たちのほかに、障害者バレーチームや姫路特別支援学校バレー部の皆さん、兵庫県立高砂高校女子バレー部や明石の小学生クラブチームなど、小学生から高齢者の方まで、150名が参加しました。


[当日のプログラム]

10:00 障害者バレーボールの紹介(シッティングバレーボール/ふうせんバレーボール/ローリングバレーボール/フロアーバレーボール、精神障害者バレーボール)
12:00 昼食
13:00 富士通テン女子バレーボール部のデモンストレーション(ミニバレーボール教室/高砂高校との模範試合)
14:00 各種バレーボールの交流体験(シッティングバレーボール/ふうせんバレーボール/ローリングバレーボール)
15:30 閉会式

当日の様子を紹介!

午前はシッティングバレーボールなど、障害者バレーを各種紹介して頂きました。シッティングバレーには、なんとパラリンピックの日本代表選手が所属するチームも参加していて、レベルの高いプレーを目の当たりにしました!

午後は富士通テン女子バレー部によるミニバレー教室&高砂高校女子バレー部との模範試合を行ったあと、参加者全員がローテーションで障害者バレーの交流体験を行いました。

ミニバレー教室では、何名かの参加者に監督と選手が直接指導。

高砂高校女子バレー部との模範試合では、実業団チームの迫力プレーに、参加者の方々の目は釘付けに!

障害者バレーの交流体験では、ほかの参加者の皆さんと混合チームで協力し合いながら、点が入るたびにみんなで大喜びしました。プレー中は誰もがとてもいい顔をしていて、バレーが好き!という想いでみんながひとつになり、わきあいあいと楽しむことができました。

バレーを通して障害者や健常者、また年齢の垣根もなくなり、みんながひとつになった、本当に素敵な“Meeting”でした。お招き頂き、本当にありがとうございました!

山本選手(タク)のコメント
障害者バレーは初めての体験でしたが、どの種目も実際やってみると想像より難しかったです。パラリンピックに出場される方のプレーを間近で見ることができてすごく感動したし、皆さんと真剣勝負してみたい!と思いました。同じバレーでもルールを少し工夫するだけで、障害者と健常者が一緒にプレーできるスポーツがたくさんある。新しい発見ばかりでとても勉強になりました。
松元選手(ユキ)のコメント
障害者バレーについてあまり知らなかったので、どんなんやろ?と思っていましたが、やってみると結構難しく、テクニックが必要なものもありました。皆さん想像以上にパワフルで、とても楽しそうにプレーしている姿が印象的でした。バレーにもいろんな種類があり、誰もが楽しめるものもあって、改めて奥が深いなあと感じました。とても楽しかったです!ありがとうございました!(^^)

実際に体験した障害者バレーを簡単にご紹介!

シッティングバレーボール

シッティングバレーボールは、コートに座った状態で行うバレー。ルールは6人制とほぼ同じでボールも通常のものを使いますが、コートが狭く、スピードが速いので、ものすごい迫力!お尻が床から離れると反則になってしまうので、初めて体験した選手たちは「見た目よりもかなり難しい!」と悪戦苦闘していました。

ふうせんバレーボール

ふうせんバレーボールは、その名の通りボールをふうせんに代えて行うバレー。障害も年齢も問わず、誰もが参加できるスポーツです。コート内の参加者は全員一回はふうせんにタッチしなければならないというルールがあるので、参加者同士声を掛け合いながら、わきあいあいとした雰囲気で楽しみました。

ローリングバレーボール

ローリングバレーボールは兵庫県が発祥の地で、ボールがネット上の空間を飛び交うのではなく、床を転がります。通常よりネットは低く設定されていて、ネットの下をボールが行き来します。アタックのタイミングによってはネットにひっかかってしまうので、最初はなかなか相手コートに戻せなかった参加者たちも、徐々にコツをつかんで、激しく打ち合う場面も見られました。

「障害者バレーボールミーティング2011」関係者の声

西家道代さん
[ 兵庫県のシッティングバレーチーム「soul」所属/ロンドンパラリンピック シッティングバレー女子日本代表チームキャプテン ]
シッティングバレーははじめてまだ2年(!)ですが、私もそれまでは知りませんでした。すごく難しい、けど面白いスポーツです。やはり認知拡大が重要ですので、このようなイベントはとても良いと思います。私ももっと多くの人に知ってもらえるためにも、パラリンピックではメダルをとれるようがんばります! 富士通テンの選手たちはとにかく笑顔で元気があって、好感を持ちました!今回だけでなく、今後も交流できればと思います。
増田和茂さん
[ 「障害者バレーボールミーティング2011」主催者/兵庫県立総合リハビリテーションセンター 体育指導課 ]
障害者バレーは基本が「アダプテッドスポーツ」という考え方で、用具やルールを工夫すれば誰でも参加ができます。ユニバーサルな社会づくりには地域を巻き込んだスポーツイベントの開催が効果的です。障害者バレーをもっと認知拡大できるよう、今後も続けていきたいと考えています。 富士通テンの皆さんのプレーを目の当たりにし、バレーに対する情熱を肌で感じました。元気いっぱいでチームワーク抜群だったのがとても印象的でした!