DENSO TEN

活動レポート

2010年01月08日

練習、大会からバレー教室まで、2009年の活動を振り返って。

シーズン最後の大会、櫻田記念を優勝という素晴らしいかたちで終えることができた2009年。監督、選手にとってどんな一年だったのでしょうか。普段の練習から大会、バレーボール教室まで昨年1年間の活動を竹口監督、そしてチームの軸となる島田共子キャプテン、石田多絵選手、川島恵選手、坂東加奈選手の5人に振り返ってもらいました。

優勝目指してみんなで猛練習の日々、チーム全員で勝ち取った全国優勝

監督
「昨年1年間、練習時間が十分に取れなくて苦労したこともあると思うけど、選手としてはどうやった?」
島田
「体力づくりに当てるべき時間が少なかったというのは痛かったですね」
川島
「そういえば4月ぐらいにレシーバ陣の調子が悪くてカイが本当に珍しく怒ったよね」
石田
「怒ったんじゃなくて、あれは愛のムチです(笑)」
監督
「そんなこともあったな。7月の全日本実業団選手権では1回戦敗退を経験したしな」
川島
「7月に負けてから次の大会の国体予選までは地獄でしたね」
島田
「通常練習だけじゃ不安だったから朝練もしましたしね」
石田
「朝練は自主練習だったけど、ほとんど全員が参加していましたもんね」
川島
「下の子たちが頑張っていると、自分たちも頑張らなきゃって思うので、お互いすごい刺激になったよね」

坂東
「はい。あの時は確かにしんどかったけど、勝ちたいっていう気持ちがあったからみんなで支えあって頑張れた気がします。だから8月の府立体育館での国体予選で勝てたときは本当に嬉しかった!」
島田
「国体に出たいっていう気持ちと、みんなで頑張った苦労を無にしたくないという一心で臨んだから、その分すごく嬉しかったなあ」
坂東
「あの時は、野田高校をはじめ、本当にいろんな人が応援に来てくれたなかで勝てたから、本当に良かった」
監督
「10月の国体は準優勝だったけど、その後の全日本総合選手権、櫻田記念ではチーム全員で勝ち取った全国優勝だったよな。辛い時期もあったけど、大会を通じてチーム的に成長した1年だったし、いろんな人とも巡り会えた年だったんじゃないかな」
島田
「はい。国体で民宿の方たちが会場まで応援に来てくれたのが嬉しかったです」
川島
「全日本総合では、新潟国体でお世話になった船見さんや一昨年の秋田国体の藤原さんが見に来てくれて、あの時は本当に感激しました」

小学生から高校生、ママさんとのバレーボール教室。触れ合って広がる地域との交流。

監督
「2009年はバレーボール教室やレフェリースクールなど、大会以外にもいろんな活動を積極的に行ったよな」
島田
「バレー教室は小学生のほかにも、高校生やママさんを対象にできたのが新鮮でしたね」
川島
「そういえば、テンの体育館が改修工事してたから、野田高校で練習させてもらったのって昨年の始めだったっけ」
坂東
「そうです。そこから合同練習もして、国体予選にも応援に来てくれました。縁ってすごいですよね」
島田
「国体予選の応援はすごかったよね!会社の人も会場に足を運んでくれてみんなに応援してもらったし、応援してくれる人がいるとやっぱり心強いよ」

石田
「バレーがきっかけでつながりが広がっていくのが面白いね。高校生とのバレー教室はレベルが高くて面白いし、小学生はみるみるうちに成長していくので驚くよね。どの教室もそれぞれ楽しかったなぁ」
監督
「バレーを通じていろんな人と関わり合いができるのは大きいよな」
島田
「そうですね。みんなバレーが好きっていう共通点があるから、他に接点がなくても分かり合えるのはすごいことだと思います」
川島
「今後もこの教室を続けて、1人でも多くの人にバレーの楽しさを知ってもらい、バレー上達のお役に立ちたいですね」
監督
「そうだな。いつも地域やバレー関係の方々から応援してもらっている恩返しとして、バレー教室はずっと続けていきたいな」

4月から始まる今シーズンに向けて、富士通テン女子バレーボールチームの目標。

監督
「最後に、今年1年の豊富をみんなに聞いていこうと思うけど」
川島
「今年こそ国体で優勝したいですね。…まあ、昨年も一昨年もその前も同じこと言ってるんですけど(笑)」
石田
「私も今年の国体だけは、命をかけるくらいの気持ちで(笑)。それぐらいの気持ちがないと勝てないと思うので頑張りたいと思います。本当に心の底から完全燃焼して一年を終えたいなあと」

島田
「私は、4つ全てのタイトルを獲りたい!先を考えず一戦一戦をポジティブに楽しくバレーできたら、結果は絶対ついてくる!と思って頑張りたいと思います。個人的には年齢もチームで一番上になるので、皆が頼れるようにプレーで引っ張っていきたいです」
坂東
「そうですね。今まで3つのタイトルは取ったことがあっても4つはないので、きょうこさんの言う通り全タイトル目指したいですね。さらに、今年はケガをしないこと。昨年は故障から始まって辛かったので、今年は自分の思い通りに動けて満足できるプレーがしたいです」
監督
「そうだな、今年は各大会で必ず優勝できるように頑張ろうな。応援してくれる人たちの期待にちゃんと応えられるように、今年もまた皆で頑張ろう」