DENSO TEN

ゲームレポート

summary試合概要

第80回 全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会

日程
2012年1月19-22日
会場
京都府立体育館・ハンナリーズアリーナ(京都市体育館)
参加チーム
  • 山口女子バレーボールクラブ(山口)
  • ニ千翔(茨城)
  • 近江兄弟社クラブ(滋賀)
  • 高岡クラブ(富山)
  • ダ★パンダ(神奈川)
  • 大迫クラブ 女子(岩手)
  • FANTASY(栃木)
  • 東京女子体育大学(東京)
  • パナソニックエナジー(大阪)
  • 葵クラブ(愛知)
  • カリヨンクラブ(島根)
  • 田中外科(宮崎)
  • はっち(鳥取)
  • 東邦ガスクラブ(愛知)
  • JEUNESSE(島根)
  • MASSE(京都)
  • ボランチ(京都)
  • キャッツ(滋賀)
  • 日野自動車(東京)
  • 佐伯長陽会I・O(大分)
  • サンデン(群馬)
  • カネボウ化粧品(神奈川)
  • 所沢若松クラブ(埼玉)
  • 静岡西部クラブ(静岡)
  • CROW(徳島)
  • FIRST CLUB(新潟)
  • Future(京都)
  • K2(岐阜)
  • ふぁみりい(大阪)
  • ピーチーズ(福岡)
  • セイコーエプソン(長野)
  • 三洋電機洲本(兵庫)
  • 栄クラブ(静岡)
  • 金沢フレンズ(石川)
  • 香川クラブ(香川)
  • パイオニア(埼玉)
  • CK CLUB(奈良)
  • イビデン(岐阜)
  • 大町クラブ(長野)
  • 岡山クラブ(岡山)
  • 鹿児島銀行(鹿児島)
  • 山梨中央銀行(山梨)
  • エニグマ(奈良)
  • 倉敷第一病院(岡山)
  • マツダ(広島)
  • パナソニック電工SPARK(三重)
  • かわばた不動産(沖縄)
  • 松山青雲ジュピター(愛媛)
  • ウエンディーズ(宮崎)
  • 富士通テン(兵庫)
  • 川口ESPERANZA(埼玉)
  • 群馬銀行(群馬)
決勝戦
富士通テン 1 21-9
20-22
14-21
2 パイオニア
準決勝
富士通テン 2 21-16
21-15
-
0 群馬銀行
準決勝
富士通テン 2 21-3
21-5
-
0 松山青雲ジュピター

reportレポート

富士通テン、3連覇ならず。
パイオニアが参加52チームの頂点に。

 1月19日から22日の4日間、京都府立体育館、ハンナリーズアリーナで、第80回全日本9人制バレーボール総合女子選手権大会が開催されました。大会3連覇がかかる富士通テンは、1回戦のピーチーズ(福岡)、2回戦の近江兄弟社クラブ(滋賀)、準々決勝の松山青雲ジュピター(愛媛)、準決勝の群馬銀行(群馬)と、いずれもストレートで破り、決勝にコマを進めます。そして、決勝の相手は優勝候補のパナソニックエナジー(大阪)を下し、勢いに乗るパイオニア(埼玉)。

 第1セットは狩野選手のスパイクで先制し、まずまずの滑り出し。その後もレフトの田村選手、センターの山本選手のクイック、ライトの安福選手のバランスのとれた攻撃でゲームを支配します。終始、富士通テンのペースで試合は進み、最後は今季限りで引退を表明し、ラストゲームとなる田村選手のスパイクで第1セットを先取します。

 第2セットは立ち上がりからミスが続き、苦しいスタート。攻撃のリズムを掴んだかと思えば、ブロックで流れを止められ、4点差まで広がりますが、要所で山本選手のクイックで追い上げます。長いラリーでお互いが譲らず、最後まで勝利への執念を見せる田村選手のスパイクで18-18に追いついたところで、パイオニアがタイムアウト。そして、連続スパイクが決まりマッチポイントを迎えますが、最後の1点が取れず最後はサーブレシーブミスで第2セットを奪われます。

 続く第3セットもリズムに乗れず、追いかける展開が続きます。山本選手と安福選手の連続得点で6-6に追いつくも勝ち越せず、9-11となりコートチェンジ。ここで防戦一方の流れを変えるべくレフトに清水選手を投入。その清水選手が期待に応え、連続スパイクで14-18と追い上げますが、あと一歩およばず14-21で敗退し、シーズン最後の大会を飾ることができず、準優勝に終わりました。

「パイオニアは攻撃力がありました。サーブで崩し、サーブカットをセッターに返して、全員で攻撃するテンのバレーができなかった。1セット目はできたのですが、2セット目以降は反対になってしまいました」と、試合を振り返る竹口監督。

 2011年のシーズンも終わりましたが、今日の敗戦を糧にして、4月から始まるシーズンに向けて新チームへの期待が高まります。

竹口監督インタビュー

決勝の1セット目は完ぺきすぎました。2、3セットはスタートが悪く、少し気持ちが緩んだのかもしれません。勝ちたいという気持ちばかりあせって、我慢するべきところでリバウンドがとれず、本来のバレーができませんでした。今季は主力が抜けてメンバーが変わって弱くなったと言われたくないという中で、全国大会ではすべて決勝に残り、選手はよくやってくれたと思います。来季は日本一をめざし、タイトル奪取に向けて努力していきたいと思います。

山本祐梨子選手インタビュー

1セット目を簡単に取れて、2セット目は追い上げたのですが、そのセットを落としたのが最後まで響いてしまいました。今季はキャプテンとしてプレッシャーもありましたが、11月に水の都杯で優勝してチームの状態は上がっていただけに悔しい気持ちでいっぱいです。いつも応援していただいているので、来季は期待に応えられるようにがんばっていきたいと思います。

決勝トーナメント戦 結果
[優勝] パイオニア(埼玉県)
[準優勝] 富士通テン(兵庫県)

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