summary試合概要
第24回「櫻田記念」全日本9人制バレーボール実業団選抜男女優勝大会
- 日程
- 2009年12月5-6日
- 会場
- 北海道立総合体育センター
- 参加チーム
-
- パナソニックエナジー
- 山梨中央銀行
- 倉内整形外科病院
- パイオニア
- セイコーエプソン
- 三洋電機洲本
- 群馬銀行
- マツダ
- イビデン
- 富士通テン
- 鹿児島銀行
- サンデン
富士通テン | 2 |
21-17 21-19 - |
0 | パナソニックエナジー |
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富士通テン | 2 |
13-21 24-14 21-11 |
1 | セイコーエプソン |
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富士通テン | 2 |
22-24 21-14 26-24 |
1 | 群馬銀行 |
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富士通テン | 2 |
21-10 21-10 - |
0 | 鹿児島銀行 |
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富士通テン | 2 |
21-8 21-15 - |
0 | サンデン |
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reportレポート
全日本総合に続いて掴んだ勝利、
熱戦を制して日本一の座に輝く!
12月5日から二日間、北海道立総合体育センターにて第24回「櫻田記念」全日本9人制バレーボール実業団選抜男女優勝大会が開催されました。
大会初日は予選リーグが行われ、富士通テンは初戦の相手であるサンデン(群馬県)を2-0で勝ち取ります。2試合目の鹿児島銀行(鹿児島県)との戦いも島田選手のサービスエースを機に相手を引き離し、最後は安福選手が決めて第1セットを先取。2セット目も重石選手のサービスエースから始まり、そのままリードを崩さず2-0で制し、予選リーグ1位通過で決勝トーナメント出場を決めました。
2日目の決勝トーナメント初戦は群馬銀行(群馬県)との対戦。6-6と追いつかれた後、一進一退の攻防が続き、デュースに持ち込むも22-24で第1セットを落としてしまいます。続く2セット目は、松元選手のブロックや金児選手の速攻が決まり、21-14で勝負は第3セットへ。序盤、リードするものの相手の追随を許し、再びデュースへ。しかし、レシーブ陣の粘り強さで競り勝ち、最後は相手のスパイクが外れて26-24で勝利を掴みました。
続いてはセイコーエプソン(長野県)との準決勝戦。7月に行われた全日本実業団で敗れた相手だけに気合いが入るも、サーブで崩され、第1セットを13-21で落とします。2セット目は序盤こそリードを許したものの相手のサービスミスから連取、山本選手のサービスエースで同点に追いつき、金児選手のダイレクトスパイクで逆転します。そのままの勢いで相手を抑えて2セット目を21-14、続く第3セットも21-11で取り、決勝戦への切符を勝ち取りました。
決勝戦の相手はパナソニックエナジー(大阪)。レシーブ陣の気迫溢れるプレーと両サイドとセンターを上手く使い分けた攻撃で8-4とリードします。その後もラリーの応酬が続き、両サイドからのスパイクが決まり21-17で第1セットを先取。第2セットでは互いにまったくリードを許さない白熱した展開のまま終盤へ。最後までボールへの集中力を切らさず3点を連取し、21-19で勝利。11月の全日本総合選手権に続いて、見事に日本一の座に輝きました。
竹口監督インタビュー
前回の大会は「常にポジティブでいること」を目標にしていましたが、今大会はさらにポジティブに、さらに前に、という思いで臨みました。チームの軸となる選手の不調から群馬銀行戦では苦戦を強いられましたが、そこで粘ることができたのは、全日本総合選手権での優勝経験と今まで徹底してきた声出し、足を動かすというような練習の成果が出たということだと思います。精神面の乱れから序盤はサービスミスが目立ちましたが、セイコーエプソン戦での勝利を機に、決勝戦では自分たちのバレーをすることができました。
今回の勝利はチームの成長の結果でもあり、選手たちもよく頑張ってくれました。今年最後の大会でいい結果を残せたことは来年にも繋がっていくと思います。
島田共子選手インタビュー
群馬銀行戦では自分たちのプレーができず、正直なところ負けを覚悟した瞬間もありましたが、全日本総合選手権での優勝した喜びをもう一度味わいたくて、最後まであきらめることなく頑張り切ることができました。万全とは言い切れない状態ではありましたが、決勝戦は崩れることなく自分たちらしいプレーができて良かったです。今年一年の締めくくりを優勝の二文字で飾ることができたのはすごく嬉しいです。
松元由紀選手インタビュー
今回はスタートからではなかったので、いつ出番があっても動けるように準備していました。メンバーチェンジでコートに立ったときは、何も考えず「思い切りいこう!」ということだけが頭にありました。苦しい場面での交代だったので、流れを変えることができて本当に良かったです。全日本総合選手権での優勝は控えで外から見てたのですが、今回はコートの中でその瞬間を迎えることができました。一瞬実感が湧かなかったのですが、時間が経って嬉しさがこみ上げてきました。本当に良かったです!