富士通テングループ「第7期環境取り組みプラン」を策定
～新たなCO2排出量算定基準や、エネルギーマネジメントシステムに対応～
2013年5月13日
富士通テン株式会社
カーナビゲーションブランド「
これは、地球環境憲章の理念に即し、将来のありたい姿（環境中長期VISION※2013年3月28日発表済み）の実現に向け直近3ヵ年でどこまで実施するかを決めた行動計画です。（下部表）
主な新規項目
グリーン調達・グリーン物流
CO2排出量算定の新基準「Scope3」（*1）に対応 ～サプライチェーン全体での排出量を把握～
当社自拠点だけでなく、サプライチェーンを通じて間接的に排出するCO2排出量を把握・開示する枠組みである「Scope3」の対応を進めます。※製造、輸送、従業員の通勤、製品使用／廃却時等のCO2排出量まで把握
グリーンプロダクツ
自動車メーカー向け環境貢献技術の提案数を、2012年度比150％へ ～車両電動化に対応～
「富士通テングループ地球環境憲章」「環境中長期ビジョン」にも、環境貢献製品の開発を掲げており、これを具体化した目標値として新設します。
マネジメントシステム
省エネ推進の仕組みを充実 ～エネルギーマネジメントシステム「ISO50001」（*2）の要素取り入れ～
省エネ対策の見直し・強化をしていくにあたり、エネルギーマネジメントシステム規格として新設されたISO50001の要素をISO14001に取り入れます。
富士通テングループでは、「環境取り組みプラン」を策定し、スーパーグリーン製品（*3）や環境貢献製品の開発とともに、事業活動全体での環境負荷削減に従業員一丸となって取り組み、人と車と環境のよりよい関係づくりを推進して参ります。
【第7期環境取り組みプラン】 ※★が上記の主な新規項目
| 分野 | 取り組み目標 |
| グリーンサイト（生産） | CO2排出量（絶対量）を2015年度末までに2011年度比で10.8％削減する。（国内） CO2排出量（生産高当り）を2015年度末までに2011年度比で30.1％削減する。（海外） |
|---|---|
| 廃棄物排出量（絶対量）を2015年度末までに2011年度比で19.4％削減する。（国内） 廃棄物排出量（生産高当り）を2015年度末までに2011年度比で10.6％削減する。（海外） |
|
| 化学物質（PRTR対象物、VOC）（*4）使用量を2015年度末までに2009年度～2011年度実績平均レベルに維持する。 | |
| グリーン調達・グリーン物流 | ★Scope3に基づく評価手法を構築し、2015年度末までに評価を実施する。（国内） |
| 輸送における売上高あたりのCO2 排出量を2015 年度末までに2011年度比4％以上削減する。 | |
| グリーン プロダクツ |
スーパーグリーン製品を2015年度末までに3製品開発する。 |
| ★車両電動化の動きの中、自動車会社にむけた環境貢献技術の提案を2012年度比150％に上げる。 | |
| マネジメント システム |
2012年度に構築したISO14001/OHSAS18001（*5）のグローバル複合システムの適用範囲を拡大する。 |
| ★2015年度末までにISO50001に基づくエネルギーマネジメントシステムの要素を既に構築しているISO14001/OHSAS18001の複合マネジメントシステムに取り入れ、省エネ推進の仕組みを充実する。※ISO50001は認証対象外 | |
| 持続可能性・パフォーマンス改善を視野に入れた環境経営度評価基準を設定し、グループ企業の評価指標を向上する。 | |
| 社会貢献 | 社員が社会とともに取り組む社会貢献活動を推進する。 |
| 生物多様性などの社会・環境課題の解決に取り組む活動に対し、資金、技術、人材などを支援する。 |
*1 Scope3 ： CO2など温室効果ガス（GHG）の排出量について、自拠点だけでなく仕入先や製品使用・廃却時・通勤・輸送など間接的な影響範囲まで把握する枠組み。
*2 ISO50001 ： Energy Management Systems（エネルギーマネジメントシステム）
エネルギー効率およびエネルギーパフォーマンスの改善を意図するマネジメントシステム規格。既にISO14001があるが各国のエネルギー事情や地球温暖化などを背景にエネルギーマネジメントに特化した規格として2011年に新設された。
*3 スーパーグリーン製品 ： 「省エネ」「3R設計・技術」「含有化学物質」・「環境貢献材料・技術」などの環境要素が、業界でトップグループレベルにあると当社が認定した製品。
*4 PRTR ： Pollutant Release and Transfer Register（環境汚染物質排出・移動登録制度）
化学物質を使用している企業が、工場等の操業によって環境中に排出したり廃棄物として処理している化学物質の量を把握して、国や地方自治体などの行政機関に報告し、行政報告されたデータをまとめて一般に公表する制度。
VOC ： 揮発性有機化合物（Volatile Organic Compounds）の略称で、塗料、印刷インキ、接着剤、洗浄剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表的な物質。
*5 OHSAS18001 ： Occupational Health and Safety Assessment Series（労働安全衛生アセスメントシリーズ）
国際コンソーシアムによって策定された、労働安全衛生に関するマネジメントシステム規格。ISO14001のように審査登録制度が適用される。
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地球環境への貢献：http://www.fujitsu-ten.co.jp/company/jigyou/environment/
環境保全活動： http://www.fujitsu-ten.co.jp/ecology/
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