AVN119M オンラインマニュアル

用語説明

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より楽しく有効に利用していただくために、次に出てくる用語の説明をご一読ください。

  • GPS (Global Positioning System)

GPSは、高度約21000kmの軌道上を周回する通常4個以上、場合により3個のGPS衛星から地上に放射される電波を受信して、現在の位置(緯度、経度、高度)を知ることができるシステムです。

この衛星は、主として軍事利用のために米国国防総省によって打ち上げられ管理されていますが、民間の使用も解放されています。本機では、GPSの情報や各種センサー、道路地図データなどを利用してナビゲーションを行っています。

  • 自立航法

車速センサー、振動ジャイロセンサーからのデータによって自車走行軌跡を求め、現在地を表示する技術です。トンネルや高架下道路などでも自車の現在地を表示できます。

  • 広域地図、詳細地図

広域地図とは範囲の大きな地図で、詳細地図とは範囲の小さな地図のことです。地図の縮尺は1/2048万、1/1024万、1/512万、1/256万、1/128万、1/64万、1/32万、1/16万、1/8万、1/4万、1/2万、1/1万、1/5000です。

  • 測位

3個以上のGPS衛星からの電波を受信して、自車の現在地を測定することです。本機では、地図画面の右上にGPSマークを表示しています。また、GPS衛星の受信状態により、GPSマークの表示色が切り替わります。(メニュー画面、設定や登録の画面では、「GPS」は表示しません。)

  • 2次元測位と3次元測位

GPSは3点測量の原理にしたがって位置を計算しています。

1個の衛星から電波を受信するとその衛星との距離がわかり、3個の衛星から受信すると現在地が測位できます。

しかし、実際にはGPS衛星およびナビユニットに誤差があるので、3個のGPS衛星からの電波しか受信できないときには、緯度と経度の2次元で測位しています。この場合は精度が低くなります。

また、4個以上のGPS衛星からの電波を受信したときは、緯度、経度、高度の3次元で測位しています。3次元測位は2次元測位より精度が上がり、自車位置の表示の誤差も少なくなります。

  • 振動ジャイロセンサー

走行中に右や左にどれだけ曲がったかを電気的に検出する振動ジャイロセンサーと路面の傾斜を検出する傾斜計(Gセンサー)で現在地を割り出しています。

本機の自立航法では、このセンサーが非常に重要な役割を果たしています。

  • スーパーオーディオCD(SACD)

原音のアナログ波形に極めて近い形で音をデジタル記録するDSD(Direct Stream Digital)方式を採用した高音質オーディオディスクの規格です。

スーパーオーディオCDには以下の種類があります。

  • シングルレイヤーディスク

  • HD層が1層のみのディスク

  • デュアルレイヤーディスク

  • HD層が2層のみのディスク

  • ハイブリッドレイヤーディスク

  • HD層とCD層が合わさった2層のディスク

  • HD層:スーパーオーディオCDの高密度信号層CD層:既存のCDプレーヤーで読み取り可能な層

  • CD-EXTRA

音楽用の音楽データトラックとパソコン用のPCデータトラックを1枚のメディアの中にマルチセッションで書き込んだものです。この場合、第1セッションには音楽データトラックを記録し、第2セッション以降にPCデータトラックを記録するため、音楽CDプレーヤーは第2セッション以降のPCデータトラックを再生することがなくなります。

  • Mixed Mode CD

音楽用の音楽データトラックとパソコン用のPCデータトラックを1枚のメディアの中にシングルセッションで書き込んだものです。この場合、第1トラックにはPCデータトラックを記録し、第2トラック以降に音楽データトラックを記録するため、音楽CDプレーヤーは第1トラックのPCデータを再生してしまい、大きなノイズが出力されてしまいます。これは音楽CDプレーヤーがマルチセッションに対応しているため、マルチセッションのCDを再生すると第1セッションしか認識せず、これが再生されてしまうためです。

  • ワンセグ放送

ワンセグ放送とは、1セグメントを使用した携帯端末向けの放送のことです。1セグメントのみ使用するため解像度は低いですが、視聴可能な範囲が広いのが特長です。

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