2009年2月2日
富士通テン株式会社
右:TD712zMK2
左:TD712zMK2-S
富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:勝丸 桂二郎 資本金:53億円)は、「タイムドメイン理論※」に基づくホームオーディオシステムECLIPSE TDシリーズの、最高峰スピーカーシステム「TD712z」の後継モデルである「TD712zMK2」と、ショートスタンドタイプの「TD712zMK2-S」を2月下旬より発売します。
従来のスピーカーとは異なり、音が伝わる空気の動きを正確に再現することを目指す「タイムドメイン理論」に基づいたホームオーディオシステムです。2001年の発売以来、正確で聴き疲れのしない自然な音がオーディオファンはもとより、国内外のトップアーティストやレコーディングエンジニアから高い評価を得ています。
今回発売する「TD712zMK2」は、2004年に発売した「TD712z」の後継モデルです。「TD712z」はシリーズ最上級モデルとしてより正確な音を実現するべく、再生される音に加わるスピーカー固有の響きを最大限に抑制するため、スピーカーを構成するパーツ・素材・構造などに徹底的にこだわりHi-Fiスピーカーの理想を追求したモデルでした。この前モデルを超えるため「TD712zMK2」では、改めて前モデルを再検討し改良を重ねた結果、より正確な音を実現しながら、周波数特性と能率も 同時に向上させることに成功しました。
商品名 | 型名 | 希望小売価格(税込) | 発売日 |
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φ12cm スピーカー (レギュラースタンド) | TD712zMK2 | 346,500円(1本) | 2009年 2月下旬 |
φ12cm スピーカー (ショートスタンド) | TD712zMK2-S | 325,500円(1本) |
ECLIPSE TDシリーズでは内部定在波や前面バッフルの角で発生する回折効果を抑制するため、エンクロージャーには剛性が高く、同一半径面が存在しない卵形ラウンドフォルムを採用しています。「TD712zMK2」は前モデル「TD712z」より内部容積を約50%アップさせ、再生周波数帯域を広げることでより豊かな音を楽しめます。
振動板には軽量ながら高い剛性や適度な内部損失を持ち、素材固有の音色が少ないグラスファイバーを採用。エッジ(振動板の周囲を支える支持材)部分にはコルゲーションエッジを採用し、ダンパーの構造も見直すなど、前後運動の対称性をアップさせ、より正確なストロークを実現。磁気回路もマグネットやボイスコイルの最適化と同時にギャップを最小化するなどで強化し、前モデルより磁束密度を約10%アップさせることで、正確な音を維持しながら、ハイパワーな音を再生することに成功しています。
「TD712zMK2」のスピーカー部とスタンド部は、3本のスパイクとオリジナルの特殊固定構造で点接触を実現。不要な振動を最小限に抑えタイトな低音域の再生を可能にしています。また、前モデルよりも簡単にリスニングポイントを調整できる角度調整機能も採用。リスニング環境に応じてスピーカー部を上方向0°~12°の範囲で調整することで音像を耳の高さに引き上げ、より立体的な音像再現が可能になります。
型名 | TD712zMK2 | TD712zMK2-S |
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外形寸法 | W347×H1000×D431(mm) | W347×H611×D431(mm) |
質量(1本) | 25.0kg | 18.0kg |
ユニット | φ12cmフルレンジ | |
再生周波数帯域 | 35Hz~26kHz(-10dB) | |
能率 | 84.0dB/W・m | |
許容入力(定格/最大) | 35W/70W | |
インピーダンス | 6Ω | |
付属品 | 保護ネット×1 | |
角度調整 | 0°~12° |
※: 株式会社タイムドメインの由井啓之社長が提唱するオーディオ理論です。
商品詳細情報につきましてはこちらをご覧ください(ECLIPSE TD商品情報サイトへリンクします)
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