2013年5月21日
富士通テン株式会社
(左)OBVIOUSレコーダー「G400シリーズ」デジタコ搭載一体機「DRD-4020」(SDカード別売) (右)運転日報表示例
富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:重松 崇 資本金:53億円)は、業務用ドライブレコーダー「
新商品は、充実のドライブレコーダー機能に、法定3要素(速度、時間、距離)を記録するデジタコ機能を、業界最小クラスのコンパクトサイズに一体化し、限られた車内スペースへの取り付け性を高めました。一体型によるコストメリット(製品代、取付費用等)もあり、小型~大型車両まで幅広いお客様に導入いただける商品です。
運転日報を自動で生成する機能や、高速道路と一般道を自動で切り替えて、走行道に応じて速度超過の警告音声を出すETC連携機能(*2)を搭載し、ドライバーの負担軽減を図りました。
ドライブレコーダー機能は、2012年11月に発売した最新モデルと同一スペックで、カメラは最大5台まで接続、映像は最長約200時間まで記録できます。記録した映像データを確認するアプリケーションソフトにおいては、車両前方の距離を映像上に表示する業界初(*3)の「仮想距離表示機能」を搭載している他、スピードの出しすぎなどの危険運転や、事故多発地点などの危険エリア走行に対し、音声ガイダンスで注意喚起する機能、記録した映像を地図画面上で検索できる「マップバルーン機能」も搭載し、安全運転指導・教育面に役立つ機能が充実しています。
富士通テンは、安心・安全・環境保全を実現しながら業務効率を高められる製品を今後も開発し、商用車の運行管理に貢献してまいります。
商品名 | 型名 | 希望小売価格(税込) | 発売日 |
---|---|---|---|
OBVIOUSレコーダー「G400シリーズ」 デジタコ搭載一体機 | DRD-4020 | オープン価格 | 6月上旬 |
6ボタン操作機 | SPU-110 | ||
ETC連携ケーブル | ACY-264 |
タコグラフは、交通事故削減のための安全対策のひとつとして、大型トラック等への装着が義務化されています。また、国土交通省では、トラックの安全対策強化に向け、デジタコの装着対象範囲の拡大について議論が進んでおります。
一方、安全運転や燃費向上、エコ運転をサポートする商品として、映像や音声の記録ができるドライブレコーダーも近年普及しており、これら両方を装着されるトラックも増えてきています。
そこで当社は、2つの商品を取り付けるコスト、取り付けスペースの問題を解消するため、業務用として実績のあるドライブレコーダーの機能をそのままに、デジタコ機能も装備した、デジタコ一体型のドライブレコーダー「DRD-4020」を商品化いたしました。
運転日報表示例
(注)対象速度は任意で設定が必要です。
一般有料道などは高速道への切り替わりになります。
料金ゲートが無い場合や正確に判断できなかった場合は、手動切り替えが必要になります。
「仮想距離表示機能」
「マップバルーン機能」
<ガイダンス例> 事前:「スピードに注意してください」「そろそろ休憩してはいかがですか」 等
違反:「スピードオーバーです」「長時間運転です」「急加速です」「急減速です」 等
タコグラフは、自動車の運行状況(速度、時間、距離の法定三要素)を連続的に記録する運行記録用装置です。運行データをメモリーカードなどに記録するデジタル式(デジタルタコグラフ)と、記録紙に針で軌跡をつけて記録するアナログ式があります。メモリーカード等に記録されたデータを解析することで、ドライバーが法定速度、休憩時間などを遵守しているかを確認でき、安全管理に用いることができます。
現在日本では、大型トラック等一部の車両への装着が義務付けられています。
車両に設置したカメラで車両周辺や車内の状況を撮影し、映像を記録するものです。事故発生時などに記録した情報を解析することで、事故原因の早期把握をサポートします。記録情報の解析による自己の運転状況の把握や、「記録されている」ことによる安全運転意識の向上などにより、交通事故軽減が期待できます。
さらに、急加減速が減少することで燃費向上も期待でき、近年タクシーやトラックなどの商用車に加え、一般車への普及も進んでいます。
型式指定番号 | ||
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電源 | 12/24V | |
外形寸法 | 車載機本体 | 150(W)×25(H)×110(D)mm |
カメラ | 23(W)×20(H)×24(D)mm (取付金具含まず) | |
質量 | 車載機本体 | 370g (SDカード含まず) |
カメラ | 87g (取付金具含まず) | |
画像記録(イベント/常時) | ○ | |
記録媒体 | SD/SDHC (最大8GB) | |
カメラ接続数 | 最大5台 | |
カメラ | 1/4インチカラーCMOS (解像度31万画素) 画角:水平135°/垂直105° |
|
音声録音 | ○ | |
カードスロット | 2 | |
映像記録フレーム数 | 最大30FPS (イベント記録・カメラ1台接続・前後計20秒記録) 最大10FPS (常時記録・カメラ1台接続) ※カメラ5台接続時は、最大10FPS(1台目)、5FPS(2~5台目) |
|
映像記録時間 | 約60時間(10FPS)~200時間(1FPS) ※カメラ1台・8GBカード×2 約38時間(10+5FPS)~約115時間(1+1FPS) ※カメラ2~5台・8GBカード×2 |
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GPSレシーバ | ○ | |
車速パルス取得 | ○ | |
エンジン回転パルス取得 | ○ | |
汎用入力 | 4 | |
汎用出力 | 1 | |
EMS(*4)対応 | ○ |
OBVIOUSビューアー | ○ |
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画像解析ソフト | ○ |
エコ安全運転支援ソフト | ○ |
運転日報作成ソフト | ○ |
デジタコ利用者ソフト | ○ |
*1 当社の業務用ドライブレコーダーは、映像と音声などで車両周辺状況や運転状況を記録して事実を明らかにする製品として、「OBVIOUS:明らかな」という単語を用い「OBVIOUSレコーダー」と名付けています。
*2 指定のETC車載機が必要です
*3 2012年9月現在
*4 EMS:Eco-drive Management System(エコドライブ管理システム)
トラックなどの運行において、エコドライブを計画的かつ継続的に推進するとともに、その運行状況の指導などを一体的に行う取り組み。
CO2対策の一つとして、平成17年度より国の補助事業としてEMS普及事業が進んでおり、エコドライブ支援装置の普及が図られています。
商品詳細情報につきましてはこちらをご覧ください(OBVIOUSレコーダー商品情報サイトへリンクします)
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