2009年10月15日
富士通テン株式会社
富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:勝丸桂二郎 資本金:53億円)は、2008年度におけるグループ全体の社会活動・経済活動・環境保全活動と、その成果をまとめた2009年版「社会・環境報告書」を本日10月15日より、当社ホームページにて公開します。
当社では、社会の皆様とのコミュニケーションを深めることを目的に、1999年度より毎年、「環境報告書」を発行しています。2005年版からは、社会性情報と経済性情報を加え、より一層内容の充実を図るとともに、名称を「社会・環境報告書」に改めました。
また、従来は冊子でも発行していましたが、森林資源保護の観点から、2009年版はホームページでの公開のみとしました。
2009年版「社会・環境報告書」URL
http://www.fujitsu-ten.co.jp/ecology/report/
「取扱説明書の薄型化で、紙使用量を削減」
ライフサイクルアセスメント(LCA)を全製品群で実施、製品ごとの算出基準を制定
富士通テングループが展開する、社会・環境の取り組みの中から、2008年以降に効果の得られた事例について、取り組みに携わった従業員自身が報告します。
AVNをより幅広い層の方々にご使用いただくため、「安心」「カンタン」「たのしさ」をキーワードに、カーナビの基本機能である経路探索や音声案内、AV機能としてCDや地デジなど必要十分な機能を盛り込み、さらにお手頃な価格の"AVN Lite"を企画・開発しました。
この商品の投入により、裾野の広い新たなAVNカテゴリーを創出するとともに、AVNが多くの自動車に取り付けられることで、ドライバーの利便性向上や車社会全体のCO2削減に寄与します。
ISO14001のグローバル統合認証を2009年8月8日付で取得しました。グローバルな対応が求められる地球温暖化問題や製品環境規制などへの取組みを、統一的な視点でより効率的に推進していきます。
また、地域の特性に応じた取組みが不可欠であると認識し、国・地域ごとの活動を統合する、「地域統合EMS※」もあわせて構築しました。これは、仕組みの共有や法規の情報交換などによって、一層の効率化を実現させるものです。
※EMS: Environmental Management System(環境マネジメントシステム)
市販「ECLIPSE(イクリプス)」カーナビについて、お客様満足度向上の観点から「分かりやすく検索しやすい」製品取扱説明書の改善に取り組み、従来の文字中心からイラスト中心の表記へと見直し、基本的な操作をまとめた簡易取扱説明書を新しく作成しました。あわせて、パソコンや携帯電話からも取扱説明書が閲覧できるサービスを開始し、お客様の利便性向上を目指しました。
従来型の詳細な取扱説明書の同梱を廃止(希望者のみへ送付)した結果、2008年は紙の使用量約33t、冊子を積み上げた高さで東京タワー約3.5本分を削減できました。
製品の環境負荷を低減する取り組みを充実させるため、製品のライフサイクルを通じた環境負荷を算出するLCA(ライフサイクルアセスメント)を全製品分野で実施し、結果に基づいて2009年3月に製品分野ごとのCO2排出量をベースにした算出基準を制定しました。
2009年度中にLCA結果を活用するための情報システムを整備し、新製品開発への適用を開始する予定です。
これまでの環境保全活動につきましてはこちらをご覧ください
プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。