2009年6月2日
富士通テン株式会社
(左)GPS内蔵デジタル車載無線機/(右)小型デジタル基地局無線装置
富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:勝丸 桂二郎 資本金:53億円)は、タクシー配車システムを構成するGPS内蔵デジタル車載無線機と小型デジタル基地局無線装置を2009年8月上旬より発売します。
今回のGPS内蔵デジタル車載無線機は、当社の集約技術により従来別ユニットであった信号処理装置とデジタル無線機を一体化することで移動局装置を省スペース化し、小型デジタル基地局無線装置については、シンプルな構成で省スペース化、省電力化を図りました。価格もGPS内蔵デジタル車載無線機が約20%、小型デジタル基地局無線装置は約30%(従来同等機能比)低減しました。
当社は2003年8月に世界初のデジタル無線を使ったタクシー配車システムを発売、これまでに全国のタクシー事業者様ヘ218 システム、約24,000台を納入し、移動局納入台数で業界トップシェア約40%を獲得しています(2009年3月末現在、当社調べ)。タクシー無線のデジタル化は、データ伝送の高速化によりスピーディーな配車を可能とし、当社のシステムはタクシー配車業務の効率化を支援する製品として高い評価を頂いております。一方、タクシー業界では2016年のタクシー無線完全デジタル化を見据え、より低コストのデジタル無線機器へのニーズが高まっています。特に小規模事業者様のタクシー無線デジタル化の促進を図るため、シンプルで低価格な機器を発売します。
商品名 | 型名 | 希望小売価格(税込) | 発売日 |
---|---|---|---|
GPS内蔵デジタル車載無線機 | FTM40-547(5W) FTM40-247(2W) |
オープン価格 | 2009年 8月上旬 |
小型デジタル基地局無線装置 | FTF40-546 |
従来別ユニットであった信号処理装置部分をデジタル無線機本体に内蔵。シンプルな構成にすることで、より省スペース化を図り、タクシー車内への設置を容易にするとともに、従来比約20%の低価格化を図りました。
(左)従来品/(右)新商品
本モデルでは無線装置に配車受付端末およびスタンドマイクを直接接続するシンプルな構成とし、無線配車センターの省スペース化(当社比:約45%減)と省電力化 (当社比:約35%減) を図り、低コスト化(当社比:約30%減)を実現しました。
配車センター構成
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