2009年1月6日
富士通テン株式会社
代表取締役社長
勝丸 桂二郎
新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
当社は、ここ数年順調に業容を拡大し、2008年度中間決算においても過去最高の売上・利益を計上するなど堅調に推移してきました。
しかし、ここ数カ月の間に起こった経済情勢の激変に伴い、市場が大幅に縮小するという大変な事態に直面しています。成長を続けてきた新興国・資源国も状況が急速に悪化してきました。
世界は大恐慌以来最大の危機を迎えたと言われていますが、当社も過去に経験したことのない厳しい局面に立たされていると認識しています。
今、市場は縮小方向となっています。しかし、環境・安全・安心への要求はますます高まり、また、自動車の利便性を必要とする地域は多く存在することから、再び、市場が伸びる機会はあると考えます。
今は、そのような機会を逃さぬよう、環境変化に素早く対応できる体質への改善、将来の飛躍に向けた取り組みの両方に、スピーディーに対応していく時だと考えています。
経済的で安全・安心、かつ環境に優しい車造りに貢献できるよう、技術開発やシステム開発、ビジネスモデルの構築に取り組んでいきます。それには、エレクトロニクス・IT・通信に関する高度な技術が欠かせません。当社は、これらの強みを有するポジションに位置しています。この強みを活かし、厳しい変化の時、また、回復期に向けての対応をしっかりしてゆきたいと思います。
環境が悪い時こそ改革(仕事の優先順位・仕方・仕組みの見直し)のチャンスと捉え、2009年も将来の成長を見据えた様々な改革に積極的に取り組んでまいります。
より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。
以上
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