
デジタル無線タクシー配車システム「Type-A」2008年モデル車載機器
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富士通テン(株)(本社:兵庫県神戸市 代表取締役社長:勝丸桂二郎 資本金:53億円)は、デジタル無線タクシー配車システム「Type-A」(大規模・中規模事業者向け)「Type-S」(小規模事業者向け)の2008年モデルを、8月1日より発売します。
当社は、2003年8月に世界初となるデジタル無線を使ったタクシー配車システムを発売しました。これまで、タクシー会社ならびにタクシー協同組合へ172システムを納入。移動局も20,000台を超え、デジタル無線のタクシー配車システム・移動局納入数で業界トップシェアを獲得しています。
(2008年3月末現在 当社調べ)
新商品「Type-A」は、「インターネット受付機能」をオプション設定し、『完全自動配車』を実現しました。タクシー利用者は、電話オペレータを介在せずにパソコンや携帯電話から配車依頼が可能で、コンタクト窓口が広がり利便性が高まります。
さらに、電話での受付を合成音声で自動応答する「IVR(Interactive Voice Response:音声自動応答)受付/自動通知機能」もオプション設定し、インターネット利用が苦手、オペレータとの会話が苦手といった利用者にも、簡単な操作で気軽に使用していただけるようにしました。
これによりタクシー事業者も、天候の急な変化などで配車需要が増加した場合に、より多くのお客様の受付が容易に行え、タクシー利用者へのサービスアップと業務効率化の両立が図れます。
また、受付・配車実績回数を曜日別、時間帯別、地区別などに任意にデータ集計が行えます。細やかなデータ分析により、地域性・自社の営業形態に合った車両配備、勤務シフトの見直しなど、業務改善をサポートします。
さらに当社ドライブレコーダー「OBVIOUS(アヴィアス)レコーダー」との連携が可能で、速度超過などの危険運転地域を把握・分析し、安全運転教育に活用できます。ドライブレコーダーが強い衝撃を検知した場合は、自動的に配車センターに通知し、カメラで撮影した画像を配車センターに送信できます。
(基地局Type-A、移動局 TVMM-088の組み合わせで可能。)
この他、事前登録した日時になると車両に需要情報となるコンサートなどのイベント情報をメッセージ送信する機能を追加するなど、より効率的に受付・配車業務を行うための機能アップを行いました。
中規模事業者での運用を考慮して、「Type-A」の大規模システム機能と「Type-S」の小規模システム機能をミックスした「Type-A
Middle Edition」も設定し、豊富なラインナップで業務形態に合わせたシステム選びの幅を広げました。
【主な特長】
■インターネット受付機能(「Type-A」)<NEW!!>
お客様が自宅のパソコンや携帯電話から、タクシー事業者のホームページにアクセスして配車・予約依頼を
行える機能です。さらに、自動で配車指示も行え、配車完了メールの送信や設定によりお迎え車両番号・
車両到着までのおおよその時間を、お客様にメールで送信できます。新たなコンタクト窓口の創設により
タクシー利用者の利便性向上を図るとともに、配車業務の効率化が図れます。
(注)オプション機能です。インターネット受付用のサーバなどの機器およびインターネット契約などが必要です。
■IVR(Interactive Voice Response:音声自動応答)受付/自動通知機能(「Type-A」)<NEW!!>
お客様から電話での配車依頼に対して合成音声で自動応答を行う機能です。さらに、自動で配車指示も
可能で、設定によりお迎え車両番号・車両到着までのおおよその時間を、お客様に合成音声で通知
します。コンタクト手段を増やしてタクシー利用者の利便性向上を図るとともに、配車業務の効率化が
図れます。
(注)オプション機能です。顧客毎に音声ガイダンス内容が異なるため仕様は個別対応となります。
IVR用のサーバなどの機器が必要です。IVR機能は地域によっては販売できない場合があります。
■実績データ任意集計機能(「Type-A」のみ)<NEW!!>
過去2年間の受付・配車回数などを月日・曜日・時間帯・地区・天気などの切り口で出力が可能です。
出力されたデータをエクセル上で自由に加工し、一覧表やグラフ化する事で業務分析を行うことができ、
車両配備などの見直しや顧客の掘り起こしなどの営業活動を支援します。
■当社ドライブレコーダー「OBVIOUSレコーダー」と連携(「Type-A」)
ドライブレコーダーが記録した速度超過地点などのデータを、デジタル無線を通じて配車センターに送信し、
配車センターの受付・配車を行うパソコンの地図上に、危険運転の地点を表示します。これにより、時間帯
などによる危険運転地域の把握・分析が可能となり乗務員への安全運転教育などに活用できます。また、
ドライブレコーダーの画像をセンターに送信可能で、万一の緊急事態発生時に配車センターでの迅速な
対応をサポートします。
(注)ドライブレコーダーは高機能タイプのみ連携可能です。
■配車業務を効率化する機能アップ(「Type-A」「Type-S」)<NEW!!>
受付や配車指示に関する機能アップを昨年モデルから「Type-A」は8項目、「Type-S」は6項目実施。
事前登録した日時になると車両に需要情報となるコンサートなどのイベント情報をメッセージ送信する
機能などを追加しています。これらにより、さらに効率的な受付・配車業務をサポートします。
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