2008年1月1日
代表取締役社長 勝丸 桂二郎
 
2008年 年頭所感
 
  新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

  当社では、2007年を「飛躍への第一歩の年」と位置付け、成長を視野に入れ、足場を確実に固めることを目標に置き、様々な課題に取り組んでまいりました。その結果、連結売上高が"2012年ビジョン"(2002年10月25日策定)で策定した計画を上回る勢いで伸び、3,500億円の達成も目前に迫ってまいりました。
  しかし、活動のあらゆる場面を通して、足場を固めることの大切さをあらためて認識した1年でもありました。

  
    2008年も、引き続き、エクセレントカンパニーを目指し、お客様の期待の先を行くことにチャレンジブルに取り組んでまいります。


    2007年の自動車業界を振り返ってみますと、世界的に、原油価格の高騰による低燃費車ニーズの高まりが大きな動きとしてありました。国内では、地上デジタル放送普及に伴う関連商品市場の活性化や簡易型カーナビゲーションシステムの台頭、競合他社による業界再編等、今後の事業の在り方を見据えた大きな変化もありました。世界的に見れば、価格競争が一段と激しさを増す中、安全や環境における規制がますます強化される方向にあります。

   そのような中、当社では、2008年度を「将来への扉を開ける年」と位置付け、今一度、「技術革新」・「品質」・「人材」を
重要課題ととらえ活動してまいります。

    <技術革新:優しいテクノロジーの開発を>
     ・人に優しいテクノロジー
        楽に使える、誰でも使える、使い方を間違っても危なくない、楽しく使える等々、人に優しいテクノロジーを開発して
        まいります。

     ・経済的で環境に優しいテクノロジー
        エコノミーでコンパクト、かつ環境負荷が少ないという性能を実現させるため、既存の方法とは異なるアプローチで
        "ものづくり"に取り組んでまいります。

    <品質:一人一人、一つ一つの仕事の質向上でダントツ品質へ>
        最高の品質でお客様の評価No.1を目指し、「品質至上」の企業理念を徹底して追求してまいります。

    <人材:ベクトル合わせとチームワークで職場力向上へ>
        機能・本部、上司・部下、先輩・後輩、同僚間のコミュニケーションを深めてまいります。

   自動車市場は、日本市場が成熟化する一方で新興国市場が急速に拡大するなど、グローバル市場の変化が顕著になってきております。また、「安全・安心の確保」「環境保護」に対するニーズも格段に高まってきております。当社では、このような動きに迅速に対応するとともに、生産・販売の更なる効率化を目指し、最適な体制の構築を進めてまいります。

   2008年も、創業以来の企業理念である「『誠』を大切にして働き、お客様・社会に貢献する」という姿勢のもと、様々な改革・改善活動に総力を上げて取り組む所存です。

   より一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

以 上