News Release

2005(平成17)年2月9日

デジタル無線タクシー配車システムの新シリーズ
少人数での配車業務に最適な「Type-S」発売
〜高機能システムを低コストで実現〜

@操作器
Aデジタル無線機
BAVM-ECU
Cマイク
デジタル無線タクシー配車システム「Type-S」車載器

 富士通テン(株)(本社:神戸市 社長:槌本ヘ光 資本金:53億円)は、デジタル無線タクシー配車システムの新たなシリーズとして、少人数で配車センターを運営するタクシー会社向けに、コストパフォーマンスと操作性に優れたシステム「Type-S」を、2005年2月に発売致します。最新のデジタル無線配車システムを、リーズナブルなコストで導入できるシステムとして、中小規模のタクシー会社を中心に受注活動を推進いたします。

 当社は2003年8月、世界初となるデジタル無線を使ったタクシー配車システムを発売し、既にタクシー会社及びタクシー共同組合へ30システムを納入しています。「呼べばすぐ来る(迅速配車)」「繁忙時でも余裕のある親切な電話対応」など、サービスの向上と業務の効率化を図ることのできるシステムとして、お客様にご好評頂いています。

 今回発売する「Type-S」は、「合成音声での案内」や「デジタル無線」など、当社が従来培ってきたタクシー配車システムの先進技術を取り入れながら、少人数での配車センター業務に適したシステム構築を可能にし、また、機能をシンプルにすることでシステム導入コストの低減を実現しました。中小規模タクシー会社のニーズにあった配車システムとして、高機能配車システムを低コスト(当社従来同等システム比 約30%コストダウン)で実現いただけます。

 操作端末は新デザインを採用し、「配車時の合成音声案内」や、「配車指示音声の録音・再生機能」など、上級モデル並みの機能を搭載しながら、必要なボタンだけに絞り込んだ小型でシンプルな形状となっています。これにより、コストを抑えることができるとともに、コンパクトサイズのため取り付け場所を選びません。

 また、今回のシステムでは「顧客情報(氏名・住所・道順など)」と「顧客及び車両の位置情報(地図)」を同一画面上に表示する「画面の一元化」を実現しました。これにより、従来の画面切り替え操作の煩雑さを改善し、パソコン1台からの配車センター構築を可能にしました。さらに、画面が1つになったことで、パソコン上のボタン操作回数が減るなど操作性が向上し、パソコン初心者の方でもより簡単に配車業務を行えるようになりました。

「画面の一元化」イメージ


電話受付〜配車の手順(例)
  1. 顧客からの電話を受付けると同時に「顧客情報(氏名と住所)」が表示
  2. 顧客名@をクリックすると「顧客詳細情報」、「顧客位置」を中心した地図と 「車両位置」が表示され、同時に候補車両を自動検索
  3. 配車ボタンAをクリックするだけで配車指示が完了
    ※ 指示内容はデータで自動送信され、会話の必要がありません

ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。 その後予告なしに変更されることがあります。 あらかじめご了承ください。