【NEWS RELEASE】

2003(平成15)年4月3日


富士通テングループ「第4期 環境取り組みプラン」策定
〜グローバル目標を設定し、グループ全体での取り組みを強化〜
〜2005年6月末までに全新製品から鉛はんだを廃止〜

 富士通テン(株)(本社:神戸市 社長:槌本ヘ光 資本金:53億円)は、海外拠点を含むグローバル目標を織り込んだ「第4期環境取り組みプラン(2003年度〜2005年度活動)」を策定し、取り組みを開始いたしました。
 生産拠点のみならず調達、販売・サービスの全ての拠点を含む環境マネジメントシステムの構築を図り、「鉛はんだの使用を2005年7月以降に生産する全新製品から廃止」、「廃棄物の再資源化率90%を2005年度末までに達成」、「二酸化炭素排出量(生産高当たり)を2002年度実績から更に15%削減」等を目標に、地球環境保全にグループ一丸となって取り組んでまいります。
 従来は「第3期地球環境行動計画(2000年度〜2002年度活動)」として、国内拠点のみを対象とした目標を設定して活動してまいりましたが、これら目標が達成できたとともに、経営のグローバル化による環境負荷の分散や近年の国内外環境法規制の強化等に伴い、グループを連結した環境マネジメントが必要と判断し、今回の第4期環境取り組みプランを策定いたしました。

【第4期環境取り組みプラン】

●環境パフォーマンス重点テーマ       (グローバル目標には国内拠点も含む)

項   目 重点取り組みテーマ 行 動 目 標
グリーン製品開発 製品含有禁止物質の対象拡大 グローバル 鉛はんだの使用を2005年7月以降に生産する全新製品において廃止
6価クロムを含有した部品の使用を2004年末までに全廃
鉛・カドミウムを含有した部品の使用を2005年6月末までに全廃(*)
水銀を含有しないバックライトを使用した製品を2005年度末までに市場投入
サイト環境保全 地球温暖化対策の推進 グローバル 二酸化炭素排出量(生産高当り)を2005年度末までに2002年度比で15%削減
国内 二酸化炭素排出量(生産高当り)を2005年度末までに1990年度比で15%削減
省資源・資源循環対策の推進 グローバル 廃棄物排出量(生産高当り)を2005年度末までに2002年度比で10%削減
廃棄物再資源化率90%を2005年度末までに達成
国内 廃棄物排出量(生産高当り)を2005年度末までに2002年度比で10%削減
廃棄物再資源化率100%を維持
化学物質の使用削減と環境リスク低減対策の推進 グローバル PRTR(*1)対象物質使用量(生産高当り)を2005年度末までに2002年度比で30%削減
   ※欧州ELV指令(*2)の禁止時期未定のものを除く使用全廃時期

【用語解説】
※1:PRTR(Pollutant Release and Transfer Register)
化学物質を使用している企業が、工場等の操業によって環境中に排出したり廃棄物として処理している化学物質の量を把握して、国や地方自治体などの行政機関に報告し、行政報告されたデータをまとめて一般に公表する制度。
※2:欧州ELV(End of Life Vehicle)指令
使用済自動車の環境配慮に関するEUの規制。車両への指定有害物(鉛、6価クロム、カドミウム、水銀)の使用禁止や車両のリサイクル率の確保について規定されている


ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。 その後予告なしに変更されることがあります。 あらかじめご了承ください。