【NEWS RELEASE】

2002(平成14)年10月10日

ピュアサウンドを追求する
最高級カーオーディオ「ECLIPSE Sound Monitor(イクリプス サウンド モニター)」から
演奏者が目の前に現れたようなリアルサウンドを再現するスピーカシステム2機種発売
 富士通テン(株)(本社:神戸市 社長:槌本 隆光 資本金:53億円)は、タイムドメイン(時間領域)理論(*1)に基づき、車室内で演奏者が目の前に現れたような定位感、臨場感のあるリアルな音が再生できるプレミアムカースピーカシステム「SGX-TD5」「SGX-TD512」の2機種を、最高級カーオーディオ「ECLIPSE Sound Monitor(イクリプス サウンド モニター)」にラインナップし、11月1日に発売いたします。

 「SGX-TD5」はスピーカのユニット口径が5pで、中域〜高域の音の再生を行います。独自の球型フォルム“ラウンドシェープド・エンクロージャー“と、ユニットとエンクロージャーの直接接触を避けた”フローティングコンストラクション“、さらに電気信号を効率的に伝える”グランドアンカー(錘)“の採用により、再生すべき音以外の余分な音の発生を抑制し、限りなく原音に忠実な音の再生を実現しています。ダッシュボードに埋め込んでも、直接上に置いても使用することが可能です。
「SGX-TD512」は、「SGX-TD5」とスピーカユニット口径12pのミッドバススピーカ「SGX-TD12」をセットにしたタイプです。「SGX-TD12」にも“フローティングコンストラクション”“グランドアンカー”構造を用い、中域〜低域の再生を補うことでより充実した音を楽しむことができます。

【新商品一覧】

商 品 名 型 名 希望小売価格
(税別)
発売日
5pミッドハイスピーカシステム(ペア) SGX-TD5 70,000円 11月1日
5pミッドハイ・12pミッドバス スピーカシステム
(5pミッドハイスピーカ:ペア、ミッドバススピーカ:ペア)
SGX-TD512
<写真添付>
100,000円 11月1日
注)これらの商品は日本国内向けです。本体価格以外に取付け費用等が必要です。
 タイムドメイン理論とは、従来のオーディオ理論で主流となっている周波数領域(Frequency Domain)に加え、時間領域(Time Domain)の再現性に着目した理論です。「音」(空気の振動)の発生から消滅までの時間的な過程(音の波形)を正しく再現することにより、限りなく原音に忠実な再生ができると考えた理論です。 そのために、再生すべき「音」以外の振動をできる限り抑制する工夫を行っています。
 当社は昨年、ホームオーディオ市場でこの理論に基づいたスピーカとパワーアンプを「ECLIPSE TD」ブランドで発売しておりますが、車の中でもホーム用と同様の感動を提供したいとの思いから、この理論を用いた車載用スピーカの開発を進めてまいりました。限られた取付け位置やスペース、各スピーカと座席との不均等な距離等、ホームとは異なる条件をクリアして、今回、高級カーオーディオ「ECLIPSE Sound Monitor」としてラインナップいたしました。

(*1)タイムドメイン理論
    株式会社タイムドメイン(本社:奈良県生駒市)の由井啓之社長が提唱するオーディオ理論です。


【ECLIPSE Sound Monitorとは】

 「ECLIPSE Sound Monitor」は、複雑な車室内空間を最高のリスニングルームにするため、「車1台1台に合わせ音をオーダーメイドする」をコンセプトにした、当社市販カーオーディオ製品の最高級シリーズです。
 CD等の音楽ソースに記録されているミュージシャンの思いを、できる限り壊すことなく忠実に再生することを目指し、部品ひとつひとつを交換しては組み直して試聴評価することを繰り返してベストデバイスを決定する等、一切の妥協を許さずに作りあげています。また、理想的な音響空間をつくるためのチューニングが必要になるため、専門店とよばれるお店で、プロの取り付け技術を前提に取り扱っています。


【商品の主な特長】


5pミッドハイ スピーカシステム「SGX-TD5」                    70,000円(税別)
5pミッドハイ・12pミッドバス スピーカシステム「SGX-TD512」<写真添付>100,000円(税別)


「SGX-TD5」 「SGX-TD12」


■ フローティングコンストラクション
  スピーカユニットとスピーカBOXが直接接触することを避けたフローティング構造を採用し、再生すべき「音」以外の不要な振動の発生をできる限り抑えています。

■ グランドアンカー
  グランドアンカー(錘)という足場を設けることで、フローティング構造によって課題となる、電気から音への変換効率を高めています。
  
■ ラウンドシェープド・エンクロージャー
  エンクロージャー(スピーカBOX)を独自の球形フォルムとし、箱型エンクロージャーで発生しやすい定在波や回析効果を極力控え、再生する「音」以外の
  不要な音の発生を抑えています。

■ タイムアライメント機能との併用
  既ラインナップのデジタルコントロールアンプ/チューナ「DTA-500X」のタイムアライメント機能を併用することで、各スピーカから座席(受聴位置)までの
  異なる距離により生じる、音の到達時間のずれを補正し、より一層の定位感と臨場感が得られます。

■ 織布MF(マイクロ・ファイバー)コーン(SGX-TD5)
  新開発PEN(ポリ・エチレン・ナフタレート)基材の織布に液晶ポリマーおよび不飽和ポリエステル充填材を加えたハイブリッド構造を採用し、音の立上り、
  立下り特性や音質の滑らかさを改善しています。

■ 砲弾形状センターキャップ (SGX-TD5)
  センターキャップを砲弾型にすることで先端の強度を向上させ、分割振動を抑制する等、スピーカ自身が発生する可能性のある不要な振動を
  低減しています。

■ コンビネーションドーム (SGX-TD5)
   センターキャップ(ドーム)にボイスコイルボビンを直接接着し、コーン部をセンターキャップに接着するコンビネーションドームを採用しています。これによ
  り高域再生時はドーム型スピーカとして動作しその特長である指向性の高さを発揮します。一方低域再生時は、コーン部とドームが一体となって振動
  するため、厚みのある音を再生します。


【主な仕様】

スピーカ 「SGX-TD512」
「SGX-TD5」 「SGX-TD12」
ユニット口径 5cm 12cm
インピーダンス
音圧レベル 83dB/W(m) 86dB/W(m)
瞬間最大入力 80W 160W
定格入力 20W 40W
再生周波数 200Hz〜30kHz 50Hz〜13kHz
外形寸法 74(W)×90(H)×71(D)mm 144(W)×66(D)mm
質量 500g(スピーカ1個) 900g(スピーカ1個)
推奨クロスオーバー周波数 250Hz〜350Hz(-6dB/oct) 250Hz〜350Hz(-6dB/oct)



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