【NEWS RELEASE】
2001(平成13)年522
市販カーAV製品に「環境ラベル」を導入
〜グリーン製品の市場投入を1年早く実現〜

 富士通テン(株)(本社:神戸市 社長:槌本隆光 資本金:53億円)は、環境に配慮した製品を広く消費者に公開し、グリーン購入を促進することを目的に、国内では初めて、市販カーAV製品に「環境ラベル」を導入、グリーン製品として市場に投入いたします。

 グリーン製品の市場投入は、富士通テン第3期環境行動計画において2002年度を目標に掲げて進めてきましたが、開発努力およびラベリング制度の早期確立により、1年早く目標を達成することができました。
 適合商品の第一号は、200171日に発売する、DVDCDMD3デッキを一体に集約した「AVN5501D」で、一台でDVDカーナビの他、音楽CDMDTVFM/AMラジオ等のあらゆるメディアを使用できる商品です。今後、カタログやパッケージ等にグリーン製品のシンボルマーク(通称グリーンマーク)とこの製品の環境特性を組み合わせた「環境ラベル」を表示して、グリーン購入の促進を図ります。
 なお、グリーンマークは、社内公募作品から採用したものです。

 今世紀は環境の世紀とも言われ、200141日からは、商品を購入する際に環境に配慮した物(グリーン製品)を積極的に購入していくよう、「グリーン購入法」が施行されました。
 企業にとってグリーン製品の開発促進は当然のことながら、その製品の環境特性を広く消費者に伝えていくことが求められており、その手段のひとつが「環境ラベル」です。

 当社では、地球環境保全活動を経営の重要課題と位置づけ、積極的な取り組みを行っていますが、特に製品の環境配慮については、1995年に独自の製品環境アセスメント制度を制定し、これまでにフロン等のオゾン層破壊物質、シアン、特定臭素系難燃剤等の有害物質の製品からの排除や、製造工程におけるオゾン層破壊物質全廃等を実現してきました。
 今後は、当社のグリーン製品が広く消費者に受入れられるよう、グリーン製品開発の成果を伝えていくことが重要であると考え、当社の制定したグリーン製品適合基準をクリアした製品に対して、グリーンマークの使用を認定するラベリング制度を確立したものです。
 なお、このラベリング制度は、国際規格ISO14021を基本とし、当社独自の審査・認定手順を盛り込んだ「環境ラベル(タイプ2)」の運用制度です。

 また、2002年度には市販製品1台当たりの環境負荷物質含有量も開示していく予定です。
 

【グリーンマーク使用の適合基準】

製品環境アセスメント()の結果が適合基準を満たし、特に、省資源・省電力・有害物質排除等で顕著な改善を実現していること。

(*)製品環境アセスメントとは、設計段階で製品の製造、使用、廃棄の各段階における省エネ、省資源、有害物排除などへの対応度を、
   20項目にわたって従来品比較改善率と有害物質排除技術の成果レベルで点数評価するものです。
 

【グリーンマークとその使用例】
 
製品質量約○○%削減 *当社△△比
(◇◇kg→□□kg)