2000年度(第31期)決算
富士通テン(株)(本社:神戸市 社長:槌本隆光 資本金:53億円)は、2000年度(第31期)の決算を下記のとおり確定しましたのでお知らせいたします。
記
【連結 業績および今年度予想】
(単位:百万円)
|
2000年3月31日
|
2001年3月31日
|
増減率 %
|
2002年3月31日
|
増減率 %
|
1.売上高 |
131,003
|
158,774
|
21.1
|
164,700
|
3.7
|
オーディオ・ビジュアル機器 |
92,853
|
116,126
|
25.0
|
123,300
|
6.1
|
自動車用電子機器 |
35,697
|
38,902
|
8.9
|
37,800
|
▲2.8
|
移動通信機器 |
2,453
|
3,745
|
52.6
|
3,600
|
▲3.8
|
|
(33,924)
|
(35,573)
|
(4.8)
|
(35,500)
|
(▲0.2)
|
2.営業利益 |
2,794
|
5,713
|
104.4
|
4,800
|
▲15.9
|
|
(2.1%)
|
(3.6%)
|
(1.5ポイント)
|
(2.9%)
|
(▲0.7ポイント)
|
3.経常利益 |
2,031
|
4,206
|
107.0
|
3,100
|
▲26.2
|
|
(1.6%)
|
(2.6%)
|
(1.0ポイント)
|
(1.9%)
|
(▲0.7ポイント)
|
4.当期利益 |
1,218
|
2,546
|
109.0
|
1,800
|
▲29.3
|
|
(0.9%)
|
(1.6%)
|
(0.7ポイント)
|
(1.1%)
|
(▲0.5ポイント)
|
5.総資産 |
69,954
|
93,299
|
33.3
|
86,600
|
▲7.1
|
6.純資産 |
30,187
|
33,449
|
10.8
|
35,000
|
4.6
|
【連結 貸借対照表】
(単位:百万円)
|
|
|
増 減 |
||
|
|
||||
資産の部 |
%
|
%
|
|||
流動資産 |
43,479
|
62.2
|
64,215
|
68.8
|
20,736
|
現金及び預金 |
3,326
|
3,789
|
463
|
||
売 掛債権 |
21,003
|
25,588
|
4,585
|
||
たな卸資産 |
14,317
|
20,227
|
5,910
|
||
繰延税金資産 |
735
|
1,734
|
999
|
||
その他流動資産 |
4,098
|
12,875
|
8,777
|
||
固定資産 |
26,475
|
37.8
|
29,083
|
31.2
|
2,608
|
有形固定資産 |
21,858
|
22,746
|
888
|
||
無形固定資産 |
1,140
|
1,398
|
258
|
||
投資等 |
3,477
|
4,938
|
1,461
|
||
繰延税金資産 |
1,767
|
2,100
|
333
|
||
その他 |
1,710
|
2,838
|
1,128
|
||
|
69,954
|
100.0
|
93,299
|
100.0
|
23,345
|
負債の部 | |||||
流動負債 |
32,138
|
45.9
|
50,544
|
54.2
|
18,406
|
買掛債務 |
21,651
|
31,129
|
9,478
|
||
短期借入金 |
1,731
|
4,865
|
3,134
|
||
その他流動負債 |
8,756
|
14,549
|
5,793
|
||
固定負債 |
7,178
|
10.3
|
8,766
|
9.3
|
1,588
|
退職給付引当金 |
5,776
|
7,688
|
1,912
|
||
長 期借入金 |
1,113
|
500
|
▲612
|
||
繰延税金負債 |
9
|
11
|
2
|
||
その他固定負債 |
280
|
566
|
286
|
||
|
39,316
|
56.2
|
59,311
|
63.5
|
19,995
|
|
451
|
0.6
|
539
|
0.6
|
88
|
資本の部 | |||||
資本金 |
5,300
|
7.6
|
5,300
|
5.7
|
−
|
その他 |
24,887
|
35.6
|
28,149
|
30.2
|
3,262
|
|
30,187
|
43.2
|
33,449
|
35.9
|
3,262
|
資本合計 |
69,954
|
100.0
|
93,299
|
100.0
|
23,345
|
【連結 損益計算書】
(単位:百万円)
|
2000年3月31日
|
2001年3月31日
|
2002年3月31日
|
|||||
%
|
%
|
増減率 %
|
%
|
増減率 %
|
||||
|
131,003
|
100
|
158,774
|
100
|
21.1
|
164,700
|
100
|
3.7
|
|
105,319
|
80.4
|
126,521
|
79.7
|
20.1
|
131,700
|
79.9
|
4.0
|
|
22,890
|
17.5
|
26,539
|
16.7
|
15.9
|
28,200
|
17.2
|
6.2
|
|
2,794
|
2.1
|
5,713
|
3.6
|
104.4
|
4,800
|
2.9
|
▲15.9
|
|
▲763
|
▲0.5
|
▲1,507
|
▲1.0
|
−
|
▲1,700
|
▲1.0
|
−
|
|
2,031
|
1.6
|
4,206
|
2.6
|
107.0
|
3,100
|
1.9
|
▲26.2
|
|
2,031
|
1.6
|
4,206
|
2.6
|
107.0
|
3,100
|
1.9
|
▲26.2
|
|
813
|
0.7
|
1,659
|
1.0
|
104.1
|
1,300
|
0.8
|
▲21.6
|
|
1,218
|
0.9
|
2,546
|
1.6
|
109.0
|
1,800
|
1.1
|
▲29.3
|
連結子会社数23社(国内10社、海外13社)
持分法適用会社数1社(国内1社)
主要連結子会社
株式会社栃木富士通テン | FUJITSU TEN CORP.OF AMERICA |
富士通テン北海道株式会社 | FUJITSU TEN de MEXICO,S.A. de C.V. |
富士通テン東日本株式会社 | FUJITSU TEN CANADA INC. |
富士通テン中部株式会社 | FUJITSU TEN (EUROPE) GmbH |
富士通テン関西株式会社 | FUJITSU TEN CORPORATION OF THE PHILIPPINES |
富士通テン西日本株式会社 | 天津富士通天電子有限公司 |
FUJITSU TEN (THAILAND) COMPANY LIMITED | |
FUJITSU TEN (SINGAPORE) PTE. LTD. | |
FUJITSU TEN (AUSTRALIA) PTY. LTD. |
【単独 業績および今年度予想】
(単位:百万円)
|
2000年3月31日
|
2001年3月31日
|
増減率 %
|
2002年3月31日
|
増減率 %
|
1.売上高 |
118,089
|
141,894
|
20.1
|
147,223
|
3.7
|
オーディオ・ビジュアル機器 |
82,386
|
102,947
|
24.9
|
109,702
|
6.5
|
自動車用電子機器 |
33,529
|
35,803
|
6.7
|
35,218
|
▲ 1.6
|
移 動通信機器 |
2,173
|
3,143
|
44.6
|
2,303
|
▲26.7
|
|
(22,457)
|
(22,679)
|
(0.9%)
|
(21,045)
|
(▲7.2)
|
2.営業利益 |
1,500
|
2,983
|
98.8
|
2,685
|
▲10.0
|
|
(1.3%)
|
( 2.1 %)
|
(0.8ポイント)
|
(1.8%)
|
(▲0.3ポイント)
|
3.経常利益 |
1,039
|
2,340
|
125.2
|
1,597
|
▲31.7
|
|
(0.9%)
|
( 1.6 %)
|
(0.7ポイント)
|
(1.1%)
|
(▲0.5ポイント)
|
4.当期利益 |
710
|
1,574
|
121.5
|
1,032
|
▲34.4
|
|
(0.6%)
|
( 1.1 %)
|
(0.5ポイント)
|
(0.7%)
|
(▲0.4ポイント)
|
5.1株当たり当期利益 |
154.48円
|
342.29円
|
187.81円
|
224.34円
|
▲117.95円
|
6.株主配当金(1株につき) |
60円
|
80円
|
20円
|
−円
|
−円
|
7.総資産 |
63,194
|
80,817
|
27.8
|
76,795
|
▲4.9
|
8.純資産 |
28,220
|
30,275
|
7.2
|
30,289
|
0.0
|
【単独 貸借対照表】
(単位:百万円)
|
|
|
増 減 |
||
|
|
||||
資産の部 |
%
|
%
|
|||
流動資産 |
39,226
|
62.1
|
55,978
|
69.3
|
16,751
|
現金及び預金 |
561
|
690
|
129
|
||
売 掛債権 |
23,683
|
28,268
|
4,584
|
||
たな卸資産 |
7,483
|
9,229
|
1,745
|
||
繰延税金資産 |
635
|
1,376
|
741
|
||
その他流動資産 |
6,862
|
16,413
|
9,550
|
||
固定資産 |
23,967
|
37.9
|
24,838
|
30.7
|
871
|
有形固定資産 |
15,636
|
14,986
|
▲649
|
||
建物及び構築物 |
6,365
|
6,072
|
▲292
|
||
機 械 装 置 |
1,880
|
1,776
|
▲104
|
||
土 地 |
2,792
|
2,725
|
▲ 67
|
||
そ の 他 |
4,597
|
4,412
|
▲185
|
||
無形固定資産 |
886
|
1,159
|
272
|
||
投資等 |
7,444
|
8,692
|
1,248
|
||
子会社株式 |
3,935
|
3,935
|
−
|
||
投資有価証券 |
502
|
1,818
|
1,315
|
||
繰延税金資産 |
1,616
|
1,843
|
226
|
||
その他 |
1,389
|
1,096
|
▲ 293
|
||
|
63,194
|
100.0
|
80,817
|
100.0
|
17,622
|
負債の部 | |||||
流動負債 |
29,537
|
46.7
|
43,242
|
53.5
|
13,704
|
買掛債務 |
22,255
|
31,621
|
9,365
|
||
短期借入金 |
−
|
−
|
−
|
||
その他流動負債 |
7,282
|
11,621
|
4,339
|
||
固定負債 |
5,436
|
8.6
|
7,298
|
9.0
|
1,862
|
退職給付引当金 |
5,249
|
7,050
|
1,800
|
||
その他固定負債 |
186
|
248
|
61
|
||
|
34,974
|
55.3
|
50,541
|
62.5
|
15,567
|
資本の部 | |||||
資本金 |
5,300
|
8.4
|
5,300
|
6.6
|
−
|
法定準備金 |
6,978
|
11.1
|
6,978
|
8.6
|
−
|
剰余金 |
15,941
|
25.2
|
17,160
|
21.2
|
1,218
|
|
−
|
−
|
837
|
1.1
|
837
|
|
28,220
|
44.7
|
30,275
|
37.5
|
2,055
|
|
63,194
|
100.0
|
80,817
|
100.0
|
17,622
|
【損益計算書(単独)】
(単位:百万円)
|
2000年3月31日
|
2001年3月31日
|
2002年3月31日
|
|||||
%
|
|
増減率 %
|
|
増減率 %
|
||||
|
118,089
|
100.0
|
141,894
|
100.0
|
20.1
|
147,223
|
100.0
|
3.7
|
|
100,315
|
84.9
|
119,926
|
84.5
|
19.5
|
124,457
|
84.5
|
3.7
|
|
16,273
|
13.8
|
18,984
|
13.4
|
16.6
|
20,081
|
13.7
|
5.7
|
|
1,500
|
1.3
|
2,983
|
2.1
|
98.8
|
2,685
|
1.8
|
▲10.0
|
|
403
|
0.3
|
1,306
|
0.9
|
223.8
|
692
|
0.5
|
▲47.0
|
|
865
|
0.7
|
1,950
|
1.4
|
125.3
|
1,780
|
1.2
|
▲ 8.7
|
|
1,039
|
0.9
|
2,340
|
1.6
|
125.2
|
1,597
|
1.1
|
▲31.7
|
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
|
1,039
|
0.9
|
2,340
|
1.6
|
125.2
|
1,597
|
1.1
|
▲31.7
|
|
682
|
0.6
|
2,339
|
1.6
|
243.0
|
1,077
|
0.7
|
▲53.9
|
|
▲353
|
▲0.3
|
▲1,574
|
▲1.1
|
345.1
|
▲512
|
▲0.3
|
▲67.4
|
|
710
|
0.6
|
1,574
|
1.1
|
121.5
|
1,032
|
0.7
|
▲34.4
|
|
195
|
0.2
|
198
|
0.2
|
1.6
|
−
|
−
|
−
|
|
1,898
|
1.6
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
|
138
|
0.1
|
138
|
0.1
|
−
|
−
|
−
|
−
|
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
−
|
|
2,666
|
2.3
|
1,635
|
1.2
|
▲38.6
|
−
|
−
|
−
|
【概況】
当期のわが国経済は、堅調に推移した設備投資など、一部に明るい兆しが出てまいりましたが、依然、回復感に乏しい個人消費や輸出の減少、株式市場の低迷などにより、景気の改善は足踏み状態のまま推移いたしました。
当社および富士通テングループと関連の深い自動車業界につきましては、国内販売が各自動車会社の積極的な新型車の投入等により、総じて堅調に推移しました。また、輸出につきましては、北米・アジア向けを中心に順調に推移しましたが、欧州向けが大きく減少し、全体としては前年並みの水準で推移しました。
このような情勢のもとで、当社および富士通テングループは、お客様にご満足いただける魅力ある新技術・新商品の開発、品質の向上、販売体制の充実等に努めてまいりました。その結果、売上高は過去最高となり、当期の連結売上高は1,587億円(前期比21.1%増)、経常利益42億円(前期比107%増)、当期利益25億4千万円(前期比109%増)を計上することができました。また、単独売上高は1,418億円(前期比20.1%増)、経常利益23億4千万円(前期比125.2%増)、当期利益15億7千万円(前期比121.5%増)を計上することができました。
当期は、富士通テンタイランドの新工場が竣工し、昨年6月より現地自動車メーカ向けカーオーディオの生産を開始した他、富士通テンメキシコと天津富士通テンの工場の増築が完了し、それぞれ昨年11月と12月より稼動いたしました。
また、環境保全活動を継続的かつ積極的に進めていくため、昨年3月期より国内全生産拠点を対象に環境会計を導入し、その結果を8月に「環境報告書」として発行したほか、6月には富士通テンメキシコにおいて環境マネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得いたしました。
さらに、昨年12月に自動車用電子機器の開発・試験施設である中津川テクノセンターにおいて、国際規格ISO/IEC17025に適合する自動車用EMC(電磁環境適合性)試験所としての認可を取得することができました。
なお、国内営業体制の強化・充実のため、本年6月1日をもって東日本地区および西日本地区の販売子会社を合併により統合・再編成し、国内販売子会社は富士通テン東日本株式会社、富士通テン中部株式会社、富士通テン西日本株式会社の3社体制といたします。
【オーディオ・ビジュアル機器】
オーディオ・ナビゲーション機器については、オプション純正品向けおよび市販市場向け
DVD/CD/MDの3デッキAVN(ナビゲーション内蔵AVシステム)一体機の売上増等により、売上は連結1,161億円(前期比25%増)、単独1,029億円(前期比24.9%増)を計上することができました。
ライン向けとしては、7型ディスプレイ後席システムをトヨタ自動車株式会社のセルシオ用に、ボイスナビゲーション付ワイドマルチAVステーションUをOpa用およびカローラ用にそれぞれ納入しましたほか、音の高域特性および広がり感等を向上させたパノラマスピーカを開発し、ダイハツ工業株式会社のYRV用として納入を開始いたしました。また、海外ではトヨタ自動車株式会社の北米レクサスIS300用として、インダッシュ6連奏CDチェンジャ内蔵プレミアムオーディオシステムを納入するとともに、中国では四川豊田汽車有限公司のコースター用としてラジオカセット一体機を納入いたしました。
オプション純正品向けとしては、トヨタ自動車株式会社向けとして、DVDビデオ再生機能や、「MONET」およびインターネットに対応したDVDナビゲーション内蔵AV一体機をはじめ、DVD/CD/MDの3デッキを2DIN(100mm×178mm)サイズに集約したDVDナビゲーション内蔵AV一体機等を納入いたしました。
市販向けでは、国内では昨年7月にカーAV&ナビゲーションシステム「ECLIPSE」のラインナップを充実するため、市販市場初となるDVD/CD/MDの3デッキを搭載した「AVN5510D」等、3機種のDVDナビゲーション内蔵AV一体機を市場に投入いたしました。海外では、「ECLIPSE」シリーズカーオーディオを韓国およびタイで販売を開始いたしました。
また、米国、韓国、マレーシアおよび欧州の自動車関連メーカより、インダッシュ6連奏CDチェンジャーデッキをはじめ、シングルCD-ROMデッキ、MDデッキ等を受注し、納入を開始いたしました。
なお、新たに「ECLIPSE TD」シリーズとして、音の波形を正しく再現することで原音に忠実な音の再生を実現するタイムドメイン(時間領域)理論に基づいた卵型スピーカおよびパワーアンプを開発し、ホーム用オーディオシステムとして本年4月発売いたしました。
【自動車用電子機器】
自動車用電子機器については、トヨタ自動車株式会社のヴィッツ系車種およびRAV4向けのエンジン制御ECUならびにカローラ向けエアバッグECU等の受注増により、売上は連結389億円(前期比8.9%増)、単独358億円(前期比6.7%増)を計上することができました。
当期においては、トヨタ自動車株式会社としては初めての、筒内直接噴射制御と無段変速機制御を組合せて低燃費と高い走行性能を両立させたエンジン制御ECUをOpa用として納入したほか、衝突時に乗員の動きを拘束するシートベルトプリテンショナ制御とエアバッグ制御機能を搭載し、軽量化・標準化を実現したローコストなエアバッグECUをカローラ用に納入いたしました。
また、次世代の安全運転支援システムの一つとして注目されているACC(自動車間制御装置)システムに最適なセンサで、世界標準化が見込まれる76GHz帯ミリ波レーダにつきましては、かねてより開発を推進しておりましたが、中津川工場に専用製造ラインを新設し、量産に向けて準備をすすめております。
【移動通信機器】
移動通信機器につきいては、携帯電話の通信機能をPCMCIA形式のICカードに集約した電話モジュールの売上が伸長し、売上は連結37億円(前期比52.6%増)、単独31億円(前期比44.6%増)を計上することができました。
当期においては、タクシー会社向けシステム商品として好評を得ております、CTI自動配車システムをエムケイ株式会社をはじめとするタクシー会社に納入いたしましたほか、CTI自動配車システムにナビゲーションシステムを付加したナビ連携自動配車システムをウラワ合同タクシー協同組合に納入いたしました。
また、GPSと携帯電話を使用し、全国規模での車両位置、動態をパソコン画面上で管理する広域車両管理システム「OBVIOUS(アヴィアス)」を発売し、第一運送株式会社等に納入いたしました。
【設備投資の状況】
当期における設備投資は、将来に向けた先行技術開発・生産設備等を実施し、投資額は連結52億円(前期比14.8%増)、単独28億円(前期比3.8%減)となりました。
【2001年度の業績見通し】
今後の経営環境につきましては、わが国経済は、アメリカ経済の減速に伴う輸出の減少や設備投資に鈍化の兆しが見られることなど懸念すべき点があり、景気はなお先行き不透明な状況が続くものと予想されます。
このような情勢のもとで、当社および富士通テングループは、「お客様第一」・「品質至上」を基本理念に、お客様にご満足いただける、オリジナリティのある商品の開発およびサービスの提供に努めるとともに、生産・調達・販売体制の最適化を一層推進して、グローバルプレイヤーとしての地位および長期安定的な経営基盤を確立し、グループ一丸となって社業の発展に邁進いたします。
また、地球環境保護や製品安全対策などの社会的課題に引き続き取り組むとともに、富士通グループ各社、トヨタグループ各社およびその他の関連企業との連携・協業を一層深めながら、自動車用電子機器の開発・生産の競争力強化に努めること、ならびにIT、オーディオ・ナビゲーションおよびITSを融合したCar-Infotainment (Infotainment : InformationとEntertainmentを組み合わせた造語)分野に注力することにより、21世紀の車社会に貢献してまいります。
これにより現時点での2001年度の見通しは下記のとおりです。
<連結>売上高 1,647億円(前期比
3.7%増)
経常利益 31億円(前期比
26.2%減)
当期利益 18億円(前期比
29.3%減)
<単独>売上高 1,472億円(前期比
3.7%増)
経常利益 15億円(前期比
31.7%減)
当期利益 10億円(前期比
34.4%減)