【特集:ドライブレコーダーの進化に迫る】

デンソーテンの「G500Lite」は、主に企業・団体の社有車向けに開発された通信型ドライブレコーダーだ。取得した走行データを用いて、安全運転管理に特化したシステム提供を行っている。その中で注力する技術の一つが、映像・画像の解析だ。膨大なデータから交通事故やヒヤリハットの映像をAIが収集し、管理者やドライバーへの注意喚起などに活用できる。

また、企業が交通事故の防止に取り組む際、注意したいのが「居眠り運転」への対策だ。長時間労働や職場のストレスなどが居眠りリスクを高めてしまう要因とされるが、これらはどの企業にとっても他人事ではないだろう。

なぜ居眠り運転は起きてしまうのか?そして、その対策は?
睡眠専門医の坪田聡氏(雨晴クリニック副院長)に話を伺った。

睡眠不足の運転は酒酔い並み!?

――企業が事故防止に取り組む上で、重大事故につながるリスクが高い居眠り運転への対策は極めて重要です。そこで本日は、睡眠専門医である坪田先生に「運転と睡眠」の関係について伺いたいと思います。早速ですが、なぜ居眠り運転は起きるのでしょうか?

坪田氏:居眠り運転が起きる原因は、やはり睡眠不足がベースにあります。睡眠不足に陥っている人は、長時間の運転やシフト制の勤務で睡眠時間が不規則になって体内時計が狂い、睡眠の質が落ちている傾向にあります。

ほかに時間帯も関係していて、人間は通常午前2時から午前4時と、午後2時から4時にかけて眠気のピークに達します。その時間帯に居眠り運転が発生しやすいんです。