AVN7500 オンラインマニュアル

MP3/WMAについて

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MP3(MPEG Audio レイヤ3)は音声圧縮技術に関する標準フォーマットです。MP3を使用すれば、元のファイルを約1/10のサイズに圧縮することができます。

WMA(Windows Media™ Audio)はマイクロソフト社の音声圧縮フォーマットです。MP3同様、ファイルを小さいサイズに圧縮することができます。

本機で使用できるMP3/WMAファイルの規格やそれを記録したメディア、フォーマットには制限があります。MP3/WMAファイルを書き込むときには以下のことに注意してください。

再生可能なMP3ファイルの規格について

  • 対応規格:

  • MPEG Audio レイヤ3(=MPEG1 Audio LayerⅢ、MPEG2 Audio LayerⅢ)

  • 対応サンプリング周波数 (kHz):

  • MPEG1 Audio Layer Ⅲ:32、44.1、48

  • MPEG2 Audio Layer Ⅲ:16、22.05、24

  • 対応ビットレート(kbps):

  • MPEG1 Audio Layer Ⅲ:32、40、48、56、64、80、96、112、128、160、192、224、256、320

  • MPEG2 Audio Layer Ⅲ:8、16、24、32、40、48、56、64、80、96、112、128、144、160

  • VBRに対応しています。

  • フリーフォーマットには対応していません。

  • 対応チャンネルモード:

  • ステレオ、ジョイントステレオ、デュアルチャンネル、モノラル

再生可能なWMAファイルの規格について

  • 対応規格:

  • WMA Ver.7~9

  • 対応サンプリング周波数(kHz):

  • 32、44.1、48

  • 対応ビットレート(kbps):

  • WMA Ver.7、8:5、6、8、10、12、16、20、22、32、40、48、64、80、96、128、160、192

  • WMA Ver.9:5、6、8、10、12、16、20、22、32、40、48、63、64、80、95、96、127、128、160、191、192、256、320

  • 2ch再生のみ対応しています。

  • VBRに対応しています。

  • 可逆圧縮(ロスレス圧縮)には対応していません。

  • DRM(著作権保護)には対応していません。

  • 対応チャンネルモード:ステレオ、モノラル

ID3タグ/WMAタグについて

MP3やWMAファイルには、ID3タグ/WMAタグと呼ばれる付属文字情報を入力することができ、曲のタイトル、アーティスト名などを保存することができます。

  • ID3タグ/WMAタグ

MP3

WMA

対応バージョン

ID3v1

Ver.1.0、1.1

ASF Revision 1.02.02

ID3v2

Ver.2.2、2.3

表示できる文字

英数字(ASCIIコード)

日本語(S-JISコード)

英数字(ASCIIコード)

日本語(Unicode)

  • ID3v1とID3v2の両方に対応しているときは、ID3v2が優先されます。

使用できるメディアについて

MP3/WMAの再生に使用できるメディアは下記の条件にあてはまるUSBメモリです。

  • 対応クラス:

  • マスストレージクラス

  • 対応USB Ver.:

  • USB1.1

  • 最大消費電流:

  • 500mA未満

使用できるメディアのファイルフォーマットについて

  • ISO9660

LEVEL1

LEVEL2

フォルダ名(最大文字数)

半角8文字

半角31文字

ファイル名(最大文字数)

8.3形式

半角31文字

表示できる文字

英数字(ASCIIコード)

  • 拡張フォーマット

ROMEO形式

JOLIET形式

フォルダ名(最大文字数)

半角128文字

半角64文字※1

ファイル名(最大文字数)

半角128文字※2

半角64文字

表示できる文字

英数字(ASCIIコード)

日本語(S-JISコード)

英数字(ASCIIコード)

日本語(Unicode)

  • 区切り文字“.”含む

  • 区切り文字“.”+拡張子含む

  • 対応ファイルシステム:

  • FAT16、FAT32

  • 最大ディレクトリ階層:

  • 8階層(Rootフォルダ含む)

  • USBメモリに保存可能なフォルダ数:

  • 255(ROOTフォルダ含む)個

  • USBメモリに保存可能なファイル数:

  • 999個

ワンポイント

MP3/WMAデータにフォルダ名や音楽ファイル名が記録されているときは、半角25文字、全角12文字まで、アーティスト名が記録されているときは、半角30文字、全角15文字まで表示されます。

[MP3/WMA対応メディアの構造例]

ファイル名について

MP3/WMAと認識し再生するファイルはMP3/WMAの拡張子“mp3”/“wma”が付いたものだけです。MP3/WMAファイルには、“mp3”/“wma”の拡張子を付けて保存してください。

拡張子名“mp3”/“wma”は大文字でも小文字でもかまいません。

ワンポイント

MP3/WMA以外のファイルに“mp3”/“wma”の拡張子を付けると、MP3/WMAファイルと誤認識して再生してしまい、大きな雑音が出てスピーカを破損する場合があります。MP3/WMA以外のファイルに、“mp3”/“wma”の拡張子を付けないでください。

MP3/WMAの再生について

MP3/WMAファイルが収録されているメディアを差し込むと、最初にメディア内のすべてのファイルをチェックします。ファイルのチェックが終わると最初のMP3/WMAファイルを再生します。

チェックが終わるまで“MP3/WMAデータを読み込み中です”が表示されます。(最大10分程度)なお、メディア内のファイルをチェックしている間、音はでません。

ファイルのチェックを早く終わらせるためにMP3/WMAファイル以外のファイルや必要のないフォルダなどを書き込まないことをおすすめします。

MP3/WMAの演奏時間表示について

MP3/WMAファイルの書き込み状況により、演奏時間が一致しないことがあります。

  • VBRのFAST UP/DOWN動作をすると演奏時間が一致しないことがあります。

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