summary試合概要
第83回 近畿9人制バレーボール総合男子・女子選手権大会
- 日程
- 2010年4月3-4日
- 会場
- 和歌山ビッグホエール/和歌山県立体育館/和歌山市立河南総合体育館
- 参加チーム
-
- パナソニックエナジー
- S
- 三笠クラブ
- B・S・C ラ・フェゼ
- Future
- はまぁ〜ず
- SMC
- 近江兄弟社クラブ
- MAX
- 友
- 龍野スポーツマンクラブ
- 日赤和歌山医療センター
- 畝傍クラブ
- 三洋電機洲本
- 和歌山選抜
- Pixy's
- ふぁみりぃ
- ありすクラブ
- 広陵
- GODDESS
- ボランチ
- WING
- 思勇会
- SPARKLERS
- 富士通テン
富士通テン | 2 |
21-17 21-18 - |
0 | パナソニックエナジー |
---|
富士通テン | 2 |
21-9 21-7 - |
0 | ふぁみりぃ |
---|
富士通テン | 2 |
21-3 21-10 - |
0 | WING |
---|
富士通テン | 2 |
21-4 21-9 - |
0 | 思勇会 |
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reportレポート
近畿総合選手権大会で、
富士通テンが4年ぶり3回目の優勝。
4月3日、4日、和歌山ビッグホエール、和歌山県立体育館、河南総合体育館において、第83回近畿9人制バレーボール総合男子・女子選手権大会が開催されました。近畿2府4県から女子全25チーム、男子全31チームが出場し、2日間にわたって熱戦が繰り広げられました。
富士通テンは初日の1回戦で思勇会(滋賀)を2-0で下すと、そのまま勢いに乗り、2日目は2回戦のWING(兵庫)、準決勝のふぁみりい(大阪)を圧倒。センターの山本選手を中心に、レフトの田村選手、そして、途中出場の安福選手のサウスポーから繰り出す強烈なアタックなど、効果的なサイド攻撃で3試合をストレートで勝ち進み、決勝は今年もパナソニックエナジー(大阪)と対戦。昨年の雪辱を果たすべく、シーズン初のライバル対決に注目が集まりました。
第1セットは大会を通して初めて先制を許したものの、すぐに同点に追いつくと、島田選手のブロック、松元選手のスパイクで流れをつかみ、9-4とリードを広げてタイムアウト。しかし、パナソニックエナジーは中盤から徐々にペースをつかみ、18-17と1点差まで迫ります。終盤にさしかかると、バック陣の粘りあるレシーブから攻撃に繋ぎ、最後は山本選手のスパイクが連続して決まり、21-17で第1セットを先取しました。
第2セットに入ってもお互いに一歩も譲らず、一進一退の攻防が続きます。新人セッターの阪本選手が懸命にトスを上げると、スパイカー陣がそれをつなぎ、リズムを作ります。中盤から終盤にかけては1点差のままシーソーゲームが続きますが、そんな接戦にピリオドを打ったのはエースの田村選手。レフトからの強烈なスパイクで何度もピンチを救います。そして、最後も田村選手のスパイクが見事に決まり、パナソニックエナジーの4連覇を阻止。幸先よく近畿大会を制し、MVPには田村選手が選ばれました。
竹口監督インタビュー
今日は100点満点です。まず、個人がしっかりやってチームに反映し、「今できることをやる」というテーマで大会に臨みました。今年はセッターが代わり、まだレギュラーは決まっていませんが、その中で入った選手が頑張ってほしいですね。今日は勝てましたが、今日のバレーを明日できるかといえばわからない。まだそこまでのチーム力がありません。去年は全国大会が4つあり、最後の2つは力を出し切って優勝しましたが、負けた2試合は悔いが残る試合だったので、今年のテーマは勝っても負けても自分たちのバレーをやり切ること。やり切れるだけの精神力をつけたいと思います。
島田共子選手インタビュー
去年は決勝で負けてしまいましたが、今年は勝つことができてよかったです。思い通りのプレーはできませんでしたが、プレーよりも楽しもうと心がけました。全員で決めた決まりごとを守り、相手を攻める気持ちで試合に臨みました。それができたので勝利につながったと思います。先を見ず、いま何をするべきかをしっかり考えてこれからも『ポジティブ!』に楽しんでプレーしていきたいです。
田村実加選手インタビュー
勝ちたいという思いはもちろんありますが、相手に合わせるのではなく、まずは自分のプレーを心がけて今年はやってきました。パナソニックエナジーとは今シーズン初めての対戦になりましたが、お互いに知り尽くしている相手なので、そこに勝つには気持ちでは負けないように強い気持ちで臨みました。先を見ないように一戦一戦を全力で自分たちのバレーができるように戦っていきたいと思います。